6月11日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、本学からバスで5分余りの距離にあるBEMAC本社みらい工場(今治市野間)を訪ねました。学生の国別内訳は、日本9・中国1・ミャンマー21となります。
前回の授業では、今治市が日本最大の海事都市を標榜していることにふれ、その海事産業が大きく海運・造船・舶用機工業の3分野に分かれることを学びました。標榜するきっかけは、平成17(2005)年1月の市町村合併にさかのぼり、海事産業が盛んだった複数の自治体が一つになることで、海事集積都市の誕生につながりました。以後、平成21(2009)年5月より2年に1回、国際海事展「バリシップ」が今治市で開催されるようになり、業界における注目度が高まりました。将来的には、今治市の海事産業界をあげて、バリシップ会場にも活用できるMICE機能を備えた国際会議場をつくる計画もあります。
そんな今治市の海事産業界にあって、舶用機工業を代表する企業がBEMAC株式会社となります。本社工場は、のまうまハイランドに隣接し、国道196号の今治バイパス沿いにある〝未来の船〟をイメージした宇宙船のような建物。そこでは、舶用配電盤の製造が行われており、今回は同社のVTRを視聴した後に工場見学をさせていただきました。見学者用の帽子をかぶっての見学は、精密機械を扱うがゆえの対応で、留学生にとってはいつもの野外視察と違って緊張感が走りました。すれ違う社員の中には、挨拶を交わしてくれる方々もいて、うれしい気持ちになりました。オフィスや工場は清潔感が漂っていて、留学生は特別な印象を受けたことでしょう。
本授業では、企業見学を通じて地場産業を知り、職業観の醸成につなげることを念頭においています。留学生の多くが都会へのあこがれを抱く中、今治市内で就職できるグローバル企業があるのなら、就活の候補に考えて欲しいものです。日本人は、ものづくりの現場を見て、資格取得や学習意欲の向上につなげて欲しいと思います。次週は、日本一の造船メーカーである今治造船本社・工場の見学を予定しており、今回学んだ知見と連動させることで、今治をより深く知って欲しいと思います。

