9月21日(月曜・祝日)、今治市関前岡村の姫子島神社で開催された秋祭りに、本学から学生・教職員10名が参加しました。岡村島は、関前地区の三つの有人島では最も多い人口を有し、かつては関前村の役場(現、関前支所)が置かれていました。平成17(2005)年1月の合併当時は関前地区全体で778名いた人口も、現在は300名弱にまで減少し、今治市に編入合併された町村では最も人口減少率が大きく、高齢化率も高くなっています。一方で、平成20(2008)年には、岡村島を含む安芸灘の島々と本州を結ぶ「とびしま海道」が開通し、関前地区は広島県呉市とのアクセスが良くなり、観光ルートとしての期待も高まりました。この日は大型連休とも重なり、往路の7:20今治港発の旅客船「とびしま」は、サイクリストら観光客の乗船が多く、定員オーバーで積み残しが発生するほどでした(市営フェリーの第二せきぜん丸が、船員不足で月曜全便運休の影響)。
そんな中、島しょ部の生活をめぐっては、少子高齢化や若年人口の流出で大きな影響を受ける行事の一つが、地元氏神様の祭礼となります。神輿渡御に必要な担ぎ手がいなくなると、神輿が小さくなるか、渡御のコースを短縮するなど、本来あるべき姿からはかけ離れ、ついには神輿の運行そのものがなくなるのです。氏神様は、年に1回だけ例大祭の時に御神輿へ乗り、地区内を練り歩くことで氏子との交流が生まれます。姫子島神社の場合、ご祭神はコノハナサクヤヒメとなります。氏子にとっては、屋敷そばまで神輿がやって来ることはとても名誉なことで、ご利益があると信じられています。
| 神輿の運行 |
本学介護福祉コースの非常勤講師・島崎義弘先生が、今治市社会福祉協議会の関前支部長を務めるご縁で、本学は2年前から学生・教職員の有志連合でお祭りに参加しています(今年は3回目)。男子は担ぎ手、女子は荷物持ち&撮影係として、神輿渡御の一団として島内を練り歩きます(めいたん好きTシャツ着用)。宮出しから宮入りまで、境内の外には神輿が立ち止まる御旅所が10ヶ所近くあり、その場所ごとでおもてなしのFoodに巡り会えます。そこには、氏神様をお迎えするお供えの意味と担ぎ手への感謝の気持ちが込められているのです。A地区はシャインマスカットなどフルーツ盛りだくさん。B地区はイノシシの串揚げとタコ天。C地区は茹でたてのゆで卵。D地区はパウンドケーキとスナック菓子。E地区はヒジキの天ぷら。F地区はアイスクリン。G地区はちらし寿司と奈良漬け。そして、どの地区でも登場するのが蒲鉾(かまぼこ)。飲み物は、ビール・日本酒・清涼飲料水(炭酸飲料含む)ですが、午後の強い日差しを思えば、今年は冷たいお茶がもっとあっても良かったのかも知れません(わがまま言ってスミマセン)。
| 御旅所のにぎわい |
| 宮出し前の餅まき |
お祭りのいいところは、年代を超えて会話を楽しめることで、御旅所では住民との笑いが絶えませんでした。めいたん生以外にも、島外からは吹揚神社の神輿連「今壱会」の精鋭14名が参加し、一緒にお祭りを盛り上げました。地元の岡村小学校と関前中学校に通う児童・生徒は、獅子舞の披露で暴れ獅子を舞う男子、笛を吹く女子など、役割をしっかり演じている姿が印象的でした(中学1年生女子2名は巫女も演じた)。今年は大型連休と重なったことで帰省客も多く、島のにぎわいも過去3年間では最高だったように思います。帰り際(復路は17:35岡村港発)、島民の皆さんからは、「ありがとう。来年もまた来てね!」と、ねぎらいの言葉が学生たちにかけられました。来年は、地域未来創生コースの学生を中心に参加し、地域の行事を盛り上げ、地域交流をはかることで実践力を培いたいと思います。
| 姫子島神社 |
※お祭りの様子が、9月24日付の愛媛新聞に掲載されました

