2026年10月23日金曜日

授業紹介 「地域交流演習」野間馬とお供馬を視察(10月15日)

10月15日(木曜)の「地域交流演習」(大成経凡先生)は、34名の履修生をともない、来る18日に開催される行事〝お供馬の走り込み〟(愛媛県指定民俗文化財)の練習視察のため、菊閒町浜の加茂神社を訪ねました。お供馬の語源は、神輿渡御の際、これをお供する神馬のことをいいます。

この神馬は、ただお供するだけでなく、宮出し前の余興として少年がまたがり参道を駆け抜けるのです。時に、競馬のように競走する馬々もいて、その勇壮さや愛らしさに観客は心惹かれます。行事本番の1ヶ月前から練習は始まりますが、1週間前には参道に馬場を設け、毎日夕方に走り込みの練習をします。本学では、5年前から毎年この時期に学外授業で視察に訪れ、地方色豊かな今治の行事に関心を持たせています。

そして神社参詣の直前には、野間馬ハイランド(今治市野間)を訪ね、日本在来馬で最小の野間馬を知って、お供馬の走り込みに出走する元競走馬の外来馬・サラブレッドとの体格差の比較をしています。まさに馬づくしの授業となりますが、どちらも今治市の大切な文化資源であり、野間馬については今年1月に愛媛県の天然記念物に指定されたばかりです。現在、同所には54頭の野間馬が飼育されていて、東京上野動物園や県立とべ動物園でも分散飼育されています。


のまうまハイランド


入園料無料の野間馬ハイランドでは、飼育員さんの心遣いで、学生たちはニンジンのえさやり体験をすることができました。より近くで接することで、野間馬への理解が深まったことでしょう。園内にはモルモットの飼育施設もあって、愛らしい仕草と鳴き声に学生たちは癒されていました。

 野間馬ハイランドから加茂神社へは、国道196号線の海岸通りではなく、信号機が1本もない広域農道「で愛ふれ愛ロード」を走行しました。途中、菊間緑の広場公園を訪ね、全国でも珍しい瓦を葺いた体育館とジャンボ鬼瓦のモニュメントを視察。瓦のまち・菊間を身近に感じることができました。

加茂神社 社殿


 参道入口に到着すると、ちょうど練習が始まったばかりでした。スタート地点の一の鳥居から勢いよく馬が駆け出していきました。学生たちは、見学の前に加茂神社を参拝し、その後はゴール付近のため池土手からお祭り会場を俯瞰。最後の急な坂道を駆け上がる馬のパワーに驚いた様子でした。その後は、撮影スポットの馬場まで移動し、乗り子の少年たちと交流(小・中学生)。特に、少年たちは留学生に興味津々で、片言の英語を使うなど、コミュニケーションを楽しんでいる様子でした。それでこそ〝地域交流演習〟です。馬主である菊間愛馬会の皆さんも、いつも見学を温かく迎え入れていただき、ありがとうございます。この行事が、今後も末永くつづいていきますように!


お供馬の走り込み




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