2025年1月9日木曜日

授業紹介 地域社会論 初詣の後、しまなみアースランドへ

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。本学の授業は1月6日より始動しました。1月7日(火曜)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、強風で時折雪がちらつく荒天となりましたが、寒さにも負けず学外授業を実施しました。

参加した学生は35名で、国別内訳は日本1・ベトナム1・中国13・ミャンマー20となります。事前に初詣に行くことは伝えていましたが、留学生たちは〝ただ単に神社へ行く〟という認識だったようです。そのため、「新年になって神社へお参りに行きましたか?」の質問に対しては、「いいえ」がほとんどでした。初詣は、日本の民族宗教・神道の行事であるとともに、日本人の大切な年中行事の一つに位置づけられています。その行為を知るという意味において、あえて極寒の中を凍えながら参拝することになりました。

訪ねた先は、本学がある乃万(のま)地域で最も由緒ある氏神さんの「野間神社」です。社格は県社であり、かつて式内社でもあったことから、永く地域住民から崇敬されている神社だと分かります。5月の春祭りでは、同社に乃万地域各地区の獅子舞が集結し、境内の石段をステージにして「継ぎ獅子」などの芸能が披露されます。学生たちには、5月のお祭りをPRしつつ、ふだん人気(ひとけ)のない境内の様子も知ってもらいました。


初詣(ミャンマー)


大成先生の授業では、市内観光名所の神社へ参詣する機会が多く、改めて学生たちには〝二礼・二拍手・一礼〟の作法を指導しました。参拝は任意としましたが、ミャンマー人たちが積極的にお参りをし、おみくじを4名が引きました。昨年は、大山祇神社で〝凶〟を引き当てた学生がいましたが、今回は全員〝吉〟(大吉・吉・中吉・末吉)でした。授業を通じて、日本文化を少しずつ身につけていって欲しいものです。

野間神社の石段(全員)

初詣の後は、しまなみアースランドへ向かいました。一度、本授業で訪ねる予定でしたが、雨天によりコース変更を迫られたことがあります。今回は雪雲が空をうごめき、寒さが半端ありませんでした。訊いたところでは、留学生の多くがここを訪れるのは初めてで、まさに〝灯台下暗し〟です。ふわふわドームに興じていたミャンマー女子は、今後機会があれば、寮からお散歩がてら訪ねて欲しいものです。ミャンマー男子は、フットサルのボールでサッカーのパス回しに興じて、熱気に満ちあふれていました。〝こどもは風の子〟ということわざもありますが、寒い日だからこそ、屋外ではしゃぐ学生たちの光景が微笑ましく感じられました。これでまた一つ、留学生たちには今治のいい場所を知ってもらえたことでしょうか。

次回の授業は、これまでの振り返りを行って、後期テストに備えたいと思います。

しまなみアースランド(ミャンマー)

ふわふわドーム(中国)




2025年1月6日月曜日

授業紹介 地域社会論  湊海岸の清掃活動(12月24日)

 12月24日(火曜)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、33名の学生が近見地区の湊海岸(城慶寺前)を訪ねました。国別内訳はミャンマー20・中国13・日本1・ベトナム1で、ほとんどが留学生です。前々回の授業でバリクリーを訪ねたことで、留学生たちに清掃活動への意識が高まりました。ミャンマー人留学生に訊くと、これまで清掃ボランティアの経験はないようです。そこで、今治市といえば白砂の美しい海岸が多いことから、海岸清掃を今回の授業のミッションとしました。


ところが、前日に下見を行った大成先生によると、織田が浜も鴨池海岸も大角海浜公園も、ポイ捨てゴミや漂着ゴミが少なく、清掃場所として断念せざるを得ませんでした。これは、地区住民が自主的に清掃活動を行うことで、美観が保たれているからです。織田が浜と湊・大新田海岸には専用のゴミ箱があり、集められたゴミ袋はシルバー人材センターが定期的に回収していることを知りました。そんな中、下見で湊地区の海岸を訪ねた際、高齢女性が一人で清掃作業をしていました。漂着した葦(アシ)を剪定バサミで小さく切断していました。どこの海岸にも共通するのが、豪雨などで河口から流出した葦の残骸が多く見られたことです。これは、先日の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)で訪ねた唐子浜や桜井海岸も同様で、厄介な漂着ゴミと言えそうです。


こうして、当日を迎えることとなりました。肌寒い中、9時10分頃から30分ほど作業をしました。軟プラスチックゴミやペットボトルも拾いましたが、それは1袋程度に過ぎず、ほか20袋は漂着した葦の残骸を回収することとなりました。印象的だったことは、作業を嫌がるのではなく、楽しそうに励んでくれたことです。今年秋入学の1年生が大半を占めていましたが、清掃活動のボランティアを日本文化と認識してくれたのでしょうか。サッカー男子日本代表が海外で試合を行う際、サポーターが試合後に観客席を掃除することがよく話題にあがります。〝立つ鳥跡を濁さず〟という諺(ことわざ)もありますが、日本人の誇るべき文化として認識してくれたなら幸いです。

大成先生によると、今回の成果を糧に、今後も授業でこうした取り組みを行っていきたいとのことでした。作業終了後は20分弱の自由時間となり、多くの学生が寒さを忘れて湊漁港突堤などで来島海峡の景観と戯れていました。




2024年12月30日月曜日

はだか麦同好会活動報告


「第24回JAおちいまばり農業まつり」で、はだか麦を使った料理(おむすび🍙、みそ汁、カップケーキ)と麦茶を試食していただきました。




それぞれ100人分を無料提供し、テントの前は大行列!「蛇口から出る麦茶」も人気で、なんと、バリーさんも飲んでくれました!

今治市長にも試食していただき、はだか麦の美味しさや健康効果について説明させていただきました。

はだか麦を使った製品や、学生が作成したポスターも展示し、はだか麦の素晴らしさをたくさんの方に伝えることができました。




次は、試食・展示以外にも、来てくれた方がもっと楽しんでもらえるような工夫をしたいなと思いました。

はだか麦には食物繊維やビタミン・ミネラル、βグルカンなど、体に良い成分がいっぱい含まれています。JA等で販売しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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🌾「はだか麦同好会」は、ライフデザイン学科長・藤田教授が率いる同好会で、「はだか麦」に含まれる栄養素や健康との関わりを研究し、普及する活動を行っています。

応援よろしくお願いします🙇


2024年12月27日金曜日

留学生日本語スピーチコンテストin愛媛2024

2024年12月15日  第21回留学生スピーチコンテストin愛媛2024が南海放送本町会館PALスタジオで開催され、1年生のドアン・フォン・クアンさんが出場しました。


ドアンさんは、「私のお父さん」というテーマで、日本のお父さんとの出会いから現在に至るまでの思いを感謝の気持ちを込めてスピーチしました。

その結果、佳作賞と、エフナン南海放送リスナー賞を受賞しました。

ドアンさんのコメントです。

「とても緊張しましたが、今回スピーチコンテストに出て、よかったです。」


おめでとうございます!!



スピーチコンテストは次のURLから見ることができます。

【南海放送HP】

 第21回留学生日本語スピーチコンテスト in 愛媛2024|ラジオ|RNB 南海放送


ドアンさんのスピーチは11番目です。ぜひ、ご覧ください。







2024年12月26日木曜日

授業紹介 地域交流演習  オレンジフェリー見学とカブトガニ観賞

 12月19日(木曜)の「地域交流演習」(大成経凡先生)は、昨年につづいて東予港に寄港中のオレンジフェリーを訪ねました。本船の船主(オーナー)は今治市に本社をおく瀬野汽船グループで、運航会社は四国開発フェリー(株)となります。この日見学した「おれんじおおさか」(全長約200m)は、今治市大島の「あいえす造船(株)」本社工場(今治市吉海町)で建造され、昨年見学した「おれんじえひめ」とは姉妹船です。ともに平成30(2018)年に就航した最新鋭の大型フェリーとなり、同社は今治造船グループ傘下の造船会社となります。訪ねた場所は西条市今在家ですが、企業活動の視点でとらえた際は、〝日本最大の海事都市・今治〟を学ぶことができるのです。


「おれんじおおさか」と記念撮影


 参加した学生は35名で、国別内訳は日本6・中国2・ベトナム3・ミャンマー6・ネパール18というものでした(これ以外に引率教職員3名)。日本人学生は観光業や調理を学ぶ1年生で、履修生以外の学生も含まれます。本船は〝動く海上ホテル〟のキャッチコピーでも知られるように、運輸業と観光業の粋を詰め込んだ旅客船です。22:00に東予港を出航したら翌朝6:00には大阪南港に到着し、USJや関西国際空港のアクセスに利便性があります。乗用車は東予港の専用駐車場に留めて、人だけの旅行にも便利です。このため、旅客定員519名で全室完全個室、乗用車45台・12mトラックは175台積載でき、各客室・車輌甲板を見学しましたが、旅の満足度が高く感じられるものでした。


エントランスホール

広々とした車輌甲板

 今治の船主らしいと感じたのは、客室にロードバイクをそのまま持ち込み可能としたことです。車椅子などバリアフリー専用の客室もありました。学生たちは、ロイヤル&スイートの部屋にも立ち入ることができ、豪華客船の気分を味わっていました。屋上デッキからは、雪雲をかぶった石鎚連峰を眺望。ブリッジでは、双眼鏡を握って船長気分を味わうことができました。集合写真をエントランスホールと埠頭で撮影しましたが、まさにシュールな体験となりました。こういう授業を、令和8年度開設予定の新コース「地域未来創生コース」(現在の高校2年生以下が対象)では、地域探究の科目でどんどん仕掛けて参りたいと思います。ライバル校や専門学校とは差別化をはかり、〝めいたんでしかないできない学びのメニュー〟をご用意したいと考えております。

ブリッジ

屋上デッキと石鎚連峰

 オレンジフェリーの余韻さめやらぬ中、帰路に立ち寄ったのは西条市東予郷土館です。お目当ては〝生きている化石〟とも称されるカブトガニの観賞です。西条市河原津干潟は、カブトガニ繁殖地として愛媛県天然記念物に指定され、旧東予市の時代から保護活動に取り組んでおります。その啓発活動の展示室と飼育場が同館にはあります。まず資料室で剥製や展示資料を見学し、その後は実際に飼われている水槽へ。一部の日本人とベトナム人以外は、初めてのライブ観賞となりました。グロテスクな外見を嫌がる学生もいましたが、ベトナム人留学生のチャンクアンヒュウさんは、本国で食べたことがあるようで、珍しい生き物という感覚はありませんでした。職員のご配慮で触らせていただくこともでき、オス・メスの区別や生態、血が医療用に使われていることなどを解説下さいました。昨年は、よく分からないまま見て帰りましたので、今年はとてもラッキーな気分です。


カブトガニの飼育場

カブトガニを観賞


2024年12月25日水曜日

国際観光ビジネスコース 別宮小学校の異文化理解授業に参加しました。

2024年11月25日 国際観光ビジネスコースの留学生4名(周敏、楊小奇、トゥー・アウン・ライン、メイ・ヤダナー)が、別宮小学校4年の異文化理解授業に参加しました。

 4名はそれぞれ2組に分かれて、母国(中国、ミャンマー)の文化について小学生にプレゼンをしました。この日のために入念に準備した甲斐があって、児童によく伝わり、興味を持ってもらえたようです。

 次に、小学生から、今治のことについて教えてもらいました。4名とも今治に来てまだ2か月ほどだったので、知らないことばかりでした。

 最後に、子どもたちに日本の伝統的な遊びを教えてもらいました。母国にも似た遊びがあることを発見できたことや児童とのふれあいが楽しかったそうです。

 留学生たちは、日本の小学生との交流を通して、母国はどうなのか、日本とどう違うのか、深く考えるきっかけとなりました。とても得難い経験をすることができたようです。

別宮小学校の皆様、また、派遣のために尽力してくださった今治市国際交流協会の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。






2024年12月24日火曜日

クリスマスイルミネーションのご案内

今治明徳短期大学 クリスマスイルミネーション実施中! 

【ライトアップ時間】 17:00~22:00 

1月中旬頃まで実施しています。 ぜひ、見に来てくださいね。

 Happy Holidays! Hope you are happy and smiling. 

【動画製作】幼児教育学科 2年 申 永強 

music: Jingle Bells(Hip Hop) musician: SoulProdMusic URL: https://pixabay.com/music/-jingle-bells-christmas-hip-hop-128137/






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