2016年11月22日火曜日

介護福祉コース より良い介護を目指して







 11月12日(土)、COC事業の一環として、公開講座が開講されました。
 今回講師にお越しいただいたのは、株式会社大起エンゼルヘルプの理学療法士であり、一般社団法人日本介護技術協会理事の田中義行先生です。田中先生には、昨年度も本学でご講演いただき、大変好評をいただきました。
(昨年度の講演の様子はコチラからご覧いただけます。)



 今年は『腰痛予防の考え方と基本的介護技術』と題し、前回に続き、講演と実技の2部構成でご講演いただきました。めいたん★かいごの学生も、地域の方々や介護現場で働く皆様と一緒に参加をさせていただき、特に2年生は、午後からの実技の部にも参加させていただく機会に恵まれました。

 介護現場で働く方々にとって、切っても切り離せない悩みは「腰痛」ですよね。
 けれど、腰痛の原因は仕事以外の普段の生活場面で起こっていることも多いそうです。実際に、腰痛が酷く仕事を続けられない症状にまで陥った方が、普段の生活を見直すことで腰痛が改善され、現在も元気に働いておられるというお話も聞かせていただきました。大切なのは、利用者の能力を適切に引き出す介護技術を実践すること。介助者が力を必要としない介助は、利用者にとっても負担のない介助、なんだそうです。
 今回は腰痛を予防・軽減するための方法を、普段の生活と介助の方法の両面からお話くださいました。


 理学療法士として働きながら、更なる技術や知識の向上に向けた研究をし、その知識と技術を全国各地の介護現場で伝えておられる田中先生のお話やお姿に、社会に出ても前向きに学び続ける姿勢やその大切さ、そして何よりそれがより良い介護に繋がっていくことを教えて頂きました。

卒業を控え、間もなく介護福祉士としてスタートする2年生にとって、特別な学びの機会になった様子でした。



  ☆ご参加頂いた皆様よりいただいた感想☆
●有用な知識を得ることができ、とても勉強になりました。
○目からうろこな支援方法や、概念を打ち破る方法を理論立てて教えて頂けてよかった。
●午後の実技の定員が少なく、参加を諦めましたが、午前中の講義に感銘を受けたので、可能ならば参加させていただきたかったです。
○大変役立つ内容だったので、実習等でも役立てていきたい。
●実技、大変わかりやすかったです。職場で役に立ちます。前の職場で腰を痛めたことがあったので参考になりました。
○たくさん学ぶことができました。明日から活かしていきたいと思います。
●事例が含まれている話がわかりやすかった。実際に利用者様に負担のないよう介助できるよう見直しをしたい。

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