2024年7月25日木曜日

授業紹介 地域活性化論   和船櫓漕ぎ体験と着付け体験に挑戦(7/18)

 7月18日(木)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、学外授業で大島の村上海賊ミュージアムへ向かいました。この日の参加者は36名(履修生以外6名)で、今月28日の第29回水軍レース大会に出場する学生クルーも参加。現地に到着すると、まず博物館前の水軍レース特設会場へ向かい、浮桟橋に係留された「小早船」(こばやぶね)の解説に耳を傾けました。小早船は、かつて村上海賊が機動力を生かした戦いで使用した快速船です。宮窪町のまちおこしグループが地域活性化を目的に復元し、速さを競うイベントを開催したところ、今では四半世紀を超えてつづく伝統行事となっております。そこへ昨年、本学「めいたんプロモーションクルー」が初出場を果たし、今年も地域イベントを盛り上げるべく参加を決めました。

 注意しなければいけないのは、小早船は木造でできた和船(わせん)で、動力源は櫂(かい)ではなく〝櫓(ろ)〟ということ。ローイング・カッター・カヌーとは勝手が違い、櫓は1隻に5本搭載され、1本を2人で漕ぎます。左右に3本と2本が備わることで、まっすぐ進むのが難しく、バランスを欠くと船体が左右に揺れて速力にロスが生じます。巧みな櫓さばきと息の合ったチームワークが求められるのです。本番当日は、漕ぎ手10人以外に竿持ちと舵持ちも乗り込むため、1チーム12名が必要です。この日は、本番エントリーの選手のうち3名が不在だったことで、履修生でカバーしました。

 一方、レースに出場しない学生は博物館へ移動し、鎧と着物の着付け体験をしました。留学生にとっては、侍やお姫様の気分に浸れるチャンスです。最初は恥ずかしがっていた留学生も、お手本を示した学生の喜ぶ姿を見て、次々と挑戦。順番を待つ間は、館内の見学をして村上海賊の歴史を学びました。この日は、中国・ミャンマー・ベトナム人留学生が参加しました。「めいたんプロモーションクルー」のメンバーが練習を終えるや、入れ替わるように留学生の希望者が小早船に乗り込みました。和船を漕ぐこと自体、なかなか経験できないことで、将来的には、留学生だけでチームを組んで水軍レースに出場したいものです。



着付け体験

ミヤンマー人留学生



櫓漕ぎ体験

小早船と記念撮影


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