この授業では1年次の「解剖生理学」で学んだ基本的な体の仕組みと働きについての理解を深めるため、実験や観察を通して体感すること目的としています。 今回の実験テーマは『呼吸数と肺活量の測定』です。
呼吸数は安静時、体位変換時(座位・立位)、運動負荷時でそれぞれ測定し、呼吸数の変化を観察しました。運動負荷時の測定では、階段を1階から3階まで往復して負荷終了直後から、座位で呼吸数を1分おきに安静時呼吸数に戻るまで測定しました。
肺活量とは、できるだけ深く吸息した状態から最大限に呼出したときの呼気量をいいます。
肺活量はスパイロメーターという機器を使って容易に測定することができます。この機器では性別・年齢・身長を入力すると予測肺活量が出され 、実際に測定した肺活量 から%肺活量が 算出されます。%肺活量は Baldwin の予測式を使って計算して求めることもできるので、機器の表示と計算値が同じになるか確認しました。
学生は初めてのスパイロメータに興味津々で 、慣れるまで何度も測定していました。