めいたんプロモーションクルーは、今年も「ふるさとCM大賞」に今治市の観光動画を出品予定です。昨年同様、宮窪港で開催される水軍レース大会に的をしぼっていますが、それ以外のイベントでも取材を試みる計画です。今年は、今治市民のまつり「おんまく」(8月3日夜)に踊り連を派遣予定で、学生・教職員有志が一体となって〝めいたん〟をアピールしたいと考えております。その際、踊りの様子も撮影したいと思います。
7月19日(金)は取材の練習と感性の磨きを兼ねて、蒼社川橋たもとにある鳥生地区の祇園神社(三嶋神社)の夏祭りを視察することにました。大成経凡先生引率のもと、幼児教育学科1年生の3名が参加(青野・曽我・森)。うち2名は今治市内在住ですが、訪ねるのは初めてとのことでした。今治で〝祇園さん〟といえば、年輩者の間では露店が多く並ぶ楽しい夏祭りを連想し、かつては氏子の鳥生地区住民以外からも大勢の参拝者があったようです。大正3(1914)年8月1日・同9日付の海南新聞を見ると、午後4時頃から参拝者が出始め、8・9時頃には神社境内からあふれた参拝者が川原や橋の上を埋め尽くし、未明2・3時頃まで参拝者がいたというほどの盛況ぶりでした。
近年は、鳥生・立花地区を中心とする幼児・児童・生徒たちを多く見かけますが、夕暮れ時から提灯の灯りがキレイに見えだす頃、参拝者がゾクゾクと詰めかけてきました。児童・生徒は、ちょうど夏休みがスタートしたばかりです。神事の祭典が午後6時頃から始まりますが、参拝者の多くは露店に夢中です。表参道には、年中行事として輪越し(夏越し)が設けられ、これをくぐることで無病息災を祈願する習わしとなっております。しかし実際は、この輪をくぐる人があまり多くなく、その点を理解しながら〝祇園さん〟の現況を撮影することにしました。
幼児教育学科の学生だけあって、幼児を連れた家族連れに注目し、浴衣を羽織った幼児に愛らしさを感じていたようです。また、商店街の夜市との違いにも感じるものがあったようで、今後の撮影のヒントになったなら幸いです。まずは、祇園さん自体を楽しめたことが良かったです。この経験値を次に生かしたいと思います。
境内の露店 |
鳥生の祇園神社 |
藁の輪をくぐる参拝者 |