令和6年11月9日(土)10:00~16:00に、今治市内の保育所・幼稚園・認定こども園の保育者を対象にした研修会を実施し、11名の参加がありました。
【午前の部】 令和6年11月9日(土)10:00~12:00
〈テーマ〉若手育成のためのキャリアマネジメント
〈講 師〉今治明徳短期大学 CDA 和田穣先生
講座では、若手育成の重要性、キャリアマネジメントの基本、具体的なアプローチについての講義と実践ワークショップを実施しました。
若手育成の重要性では、若手育成の意義、中堅保育者が直面する若手育成の課題と影響についてお話していただきました。 若手を育成する重要性では、次世代リーダーの育成が、組織を持続するための可能性を確保することになるが、若手育成に必要な時間の確保やコミュニケーションの不足の課題もある。解決策としては、研修やトレーニング、メンター制度の導入、定期的なフィードバック、コミュニケーションの強化が欠かせない。
キャリアマネジメントの基本概念として、「自己認識」⇒「目標設定」⇒「計画作成」⇒「実行」⇒「フィードバックと評価」を行うことで、個人の成長や満足度の向上、適応力の強化、業務の改善につながっていく。
具体的なアプローチでは、メンターシップとコーチングの特徴や効果を紹介した。
メンターシップやコーチングのどちらかを選択してもよいし、それぞれの良いところを選択し、ハイブリッドで行ってもよいとのことです。
後半のワークショップでは、①自身の職場で行われている若手育成方法いついて、②成功例または失敗例についてグループディスカッションを行い、若手役(相談者)、先輩役(中堅保育者)、オブザーバー2名によるロールプレイングも行いました。
【午後の部】 令和6年11月9日(土)13:00~16:00
〈テーマ〉幼児期にふさわしい環境と幼児の表現」
〈講 師〉神戸女子短期大学 教授 川村高弘先生
前半は、保育者のキャリア発達や役割などについての講義と、
保育者の役割では、幼児期の主体的な活動を促すためには、教師が多様な関わりをもつことが重要であることを踏まえ、教師は『理解者』、『共同作業者』などのさまざまな役割を果たし、幼児の発達に必要な豊かな体験が得られるよう、活動の場面に応じて、適切な指導を行うこと。幼児期の教育は生涯にわたる『人格形成の基礎』を培うものであり、保育者の担う役割は極めて重要である。
保育者と子どもの関係は、園を構成している大人同士の人間関係の性質によって決まる。組織として高まることが求められる。そして、幼児期にふさわしい環境では、保育の根幹は生活と遊びである。とお話をされた。
後半は「こんにちはあかぎつね」の絵本の紹介や残像後の同時作用現象の体験及びワークを中心に行った。
けんた君からの手紙で私たちの町の紹介を紙に描いて紹介した。