2021年12月6日月曜日

大学公開講座 介護福祉コース 音楽療法ってなに?

 
「音楽療法ってなに?」


11月11日(木)10:30~12:00

幼児教育学科 十河治幸先生による

「音楽療法ってなに?」の大学公開講座が開催されました。

コロナ禍ということもあり、介護福祉コースの学生20名他教職員が授業の一環で受講しました。


日本音楽療法学会の「音楽療法」の定義は、“音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意識的、計画的に使用する”ことだそうです。簡単に言えば、音楽を通してコミュニケーションを図り、健康の回復をサポートする療法です。



音楽療法の目的として、1.治療、2.リハビリテーション(教育)、3.QOL(生活の質の向上)、4.予防、5.自己発見、自己成長が挙げられています。

今回は、5.自己発見、自己成長のテーマで講座が進められていきました。

音楽療法の方法には、能動的音楽療法(歌う・楽器を使う音楽療法)や受動的音楽療法(聴く音楽療法)があり、受動的音楽療法の中でも音楽を聴くことで自分を調整するRMT(調整的音楽療法)を受講生は体験しました。


「G線上のアリア」のCDを聴く前の気分、例えば、落ち着かない、悲しい、疲れたなどの30項目のチェックを行い、その後、同じ項目でCDを聴いた後の気分をチェックしていきました。項目を点数化してその結果によって緊張、不安状態が自分にどのように影響するかを見ていきました。


これまでに聴いた音楽や歌ってきた曲を意識することで心身共に、影響を受けやすいということが理解でき、介護福祉コースの学生は、音楽療法を介護にどのように活かせるかを理解する機会となりました。



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