2024年11月28日木曜日

令和6年度乃万地区文化祭に短大紹介の展示をしました

令和6年11月17日(日)10:00~15:30


乃万地区文化祭では、地区の子どもから高齢者までたくさんの世代の人が集まって、園児から高齢者の作品展示や芋炊きうどんなどの模擬店、フリーマーケット、芸能発表会が催されていました。

本学も乃万小学校体育館の一角で短大の紹介や活動の写真などを乃万公民館さまのご協力により展示をさせていただきました。

乃万地区にある唯一の高等機関である今治明徳短期大学を知ってもらえる機会となりました。




2024年11月27日水曜日

授業紹介 『地域社会論』企業セミナーを開催((株)しまなみ)

 11月19日(火)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、しまなみ海道沿線の道の駅を管理運営する(株)しまなみの村上雄大専務・蓮岡悠介部長をお招きし、企業セミナーを開催しました(同社は本学の包括連携協定パートナー)。受講した学生は34名(日本2・ベトナム2・中国13・ミャンマー17)で、このうち今秋入学の中国人・ミャンマー人がそれぞれ11名・14名いて、早い段階で職業意識を培う良い機会となりました。

 本授業は、木曜の「地域交流演習」(大成経凡先生)とリンクしていて、次週は(株)しまなみが道の駅「よしうみいきいき館」で運営する〝しまなみ来島海峡遊覧船〟(急流観潮船)にA班が乗船して、しまなみ海道の魅力を体験する予定です。近年、同社は村上専務と蓮岡部長らの取り組みもあって、道の駅に求められる3つの機能「休憩」「情報提供」「地域連携」の中でも地域連携に力を入れています。しまなみ地域の風土を生かした事業で、同地域における地域活性化のハブの役割を果たそうとしています。そのための拠点として、同社は大三島・伯方島・大島の各道の駅の指定管理を今治市から委託され、2017年4月から全国初の民間主導による運営を行っています。



 まずセミナー冒頭は、蓮岡部長から同社の概要としまなみ海道の観光の動向などについて説明がありました。受講生は全員1年生で、春入学と秋入学とに分かれますが、少しずつ今治市の生活にも慣れてきた頃かと思います。今月、留学生は国際観光ビジネスコースのセミナーで広島平和記念公園を訪ねていますが、その道中でしまなみ海道の景観を眺めています。大成先生からは、「バス移動の際、車窓から景色を眺めることも勉強です」と言われていますが、果たして実践できているでしょうか。同社が制作したインバウンド向けと日本人向けのプロモーション動画もそれぞれ鑑賞し、改めて自分たちが生活している地域が、観光の魅力が詰まった場所という理解につながったことと思います。


 今治市には、造船業やタオル産業といった他地域に負けない〝キラーコンテンツ〟があります。前職で世界中を飛び回って観光業にかかわった蓮岡氏からすると、しまなみ海道も同市のキラーコンテンツとのことでした。こんな多島美の中を、橋を渡ってサイクリングが楽しめる場所は世界中どこを探してもない!と訴えてくれました。課題は、ここへ来るまでの交通網の整備や仕掛けで、またインバウンドの受け入れ態勢は十分とはいえません。

蓮岡部長の説明

 続いて登壇した村上専務からは、同社採用状況等の人事面についての説明がありました。同社では早くからインバウンドに向けた対応として外国人を採用しており、そのうちの一人が本学国際観光ビジネスコース2016年度卒業の費瑋(ヒイ)さんです。昨年の本授業ではゲスト講師として登壇しましたが、現在は育児休業中とのことです。費さんは、今では「よしうみいきいき館」の支配人を任されるまで活躍しています。この事例を知って、授業終了後に村上専務へ駆け寄った中国人留学生は、同社に勤めたいという希望を伝えていました。また、ミャンマー人留学生は、同社のプレゼンに魅力を感じ、道の駅でアルバイトしたいという希望を伝えたようです。同社は若い力を求めています。社員がどんどんアイデアを出して、魅力ある社風を構築し、そのことでお客様・利用者様に喜ばれるサービスを提供していきたいとのことでした。

村上専務の説明


今後も機会があれば、授業の中で企業セミナーを開催したいと思います。㈱しまなみ様、ありがとうございました。


村上専務に質問する留学生

2024年11月26日火曜日

はだか麦同好会活動報告

「はだか麦同好会」がFC今治高等学校 明徳校の文化祭に参加しました。


この同好会は、ライフデザイン学科長・藤田教授が率いる同好会で、「はだか麦」に含まれる栄養素と健康の関わりを研究し、普及する活動を行っています。


今回は、はだか麦を3割含んだおむすび(はだか麦の味噌を乗せて炙ったもの)、味噌汁、カップケーキの3種セットを文化祭で高校生に試食提供しました。


約2時間で、100食すべて配り終えることができました。


「おいしい」と言ってくれて嬉しかったです。


はだか麦の魅力、たくさんの人に伝わるといいな。




2024年11月25日月曜日

公開講座 11月18日「ことわざ・笑い・柳田?」

 11月16日(土)、本学幼児教育学科長(副学長)の井上浩二先生を講師とする大学公開講座が開催され、「ことわざ・笑い・柳田?」という演題のもと15名の受講者がありました(一般9・学生2・教職員4)。演題の3つの用語がどう結びつくのか興味をそそられる中、まずはたくさんある諺(ことわざ)の中から20の事例を挙げ、受講者とともにその意味や使う場面を考えました。

「情けは人の為ならず」は、他人への親切はその人のためになるだけではなく、やがてはよい報いとなって自分に戻ってくるという意味です。決して、相手を甘やかすことはその人のためにならないという意味ではありません。

「出る杭は打たれる」は、才能や手腕が秀でて差し出たことをすると、ときに周りから憎まれたり、非難されたりするという意味です。すでにこの諺は江戸時代前期にあったようですが、今日では〝出過ぎた杭は打たれない〟という言葉も見られます。

「蒔かぬ種は生えぬ」は、準備や努力を何もせずに結果は得られないという意味で、「夕焼けに鎌を研げ」は、夕焼けの翌日は晴天の可能性が高いため、鎌を研いで農作業の準備をしておくよう戒めた意味となります。共に、農耕が盛んだった江戸時代の民衆の生活に基づいた知恵で、今日では種を蒔くこともなければ、鎌を研ぐこともありません。

 といった具合に、和やかに事例の紹介がされました。受講者の多くが年輩者ということもあり、意味の問いかけに対してすぐ回答し、さらに類似の諺を挙げるなど、諺が生活の中に溶け込んできた昭和人の知恵を感じることができました。さらに、諺の種類分けと教育的役割について考えさせることで、そのことが柳田國男(やなぎたくにお)へとつながっていくのです。柳田(1875~1962)は、説話集『遠野物語』の作者で有名ですが、〝日本民俗学の創始者〟ともされます。彼によれば、学校教育がなかった明治以前の日本の民衆は、諺を活用することで、道徳観や教養を培ってきたというのです。諺を種類分けすると、批判・攻撃・自己防衛、天気・自然、経験・教訓といったものがあり、ユーモアな笑いを誘うものもあります。その笑いにも、楽しい笑いもあれば、冷笑・嘲笑といった攻撃的武器としての笑いもあり、笑いと諺の併用を江戸時代の民衆は行っていたようです。

 井上先生自身も、過去に小中学校の教育現場の経験が長く、その笑いがもたらす教育的効果を学級経営の中で実践してきたそうです。本学でも、授業や校務の中で笑いをとろうとする場面をよく見かけますが、そういう意味があったことを改めて認識したしだいです。教育的効果のある諺として、「目糞鼻糞(めくそはなくそ)笑う」と「這(は)っても黒豆」を事例に挙げました。前者は〝自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑うこと〟で、後者は〝何を言っても自らの過ちを認めないような強情な人〟を意味します。一見、相手の言動を責めるようで、諺を言い放った当人もそうならないよう戒めとして理解し、そこに笑いが介在することで教育的効果が生まれます。諺を民衆が理解することで高い教育水準が生まれ、ひいては明治維新成功にも結びついたと柳田は考えたようです。

 最後に、井上先生がゲストでお招きした鳥生小学校事務員の大川裕大氏が、ご自身のコラム「一笑懸命」『愛媛の教育』228(愛媛県教育研究協議会、2024.9)を読み上げました。もともと大川氏の夢は、お笑い芸人になってM-1グランプリで優勝することでした。それが今は、学校事務職の立場からJ(事務)-1グランプリ優勝を目指しています。教員・児童を縁の下の力持ちとして支え、笑顔を絶やさず日々の勤務に励んでいるとのことでした。改めて、笑いの大切さを感じるとともに、それを先人たちも諺を介して教育に生かしていたことを知るいい機会となりました。



受講者とのやりとり

コラムを読み上げる大川氏

2024年11月23日土曜日

ネウボラ地域子育て支援基盤強化事業 <保育者中核リーダー研修>②

 令和6年11月9日(土)10:00~16:00に、今治市内の保育所・幼稚園・認定こども園の保育者を対象にした研修会を実施し、11名の参加がありました。


【午前の部】 令和6年11月9日(土)10:00~12:00

 〈テーマ〉若手育成のためのキャリアマネジメント

 〈講 師〉今治明徳短期大学 CDA 和田穣先生

 講座では、若手育成の重要性、キャリアマネジメントの基本、具体的なアプローチについての講義と実践ワークショップを実施しました。


 若手育成の重要性では、若手育成の意義、中堅保育者が直面する若手育成の課題と影響についてお話していただきました。 若手を育成する重要性では、次世代リーダーの育成が、組織を持続するための可能性を確保することになるが、若手育成に必要な時間の確保やコミュニケーションの不足の課題もある。解決策としては、研修やトレーニング、メンター制度の導入、定期的なフィードバック、コミュニケーションの強化が欠かせない。


 キャリアマネジメントの基本概念として、「自己認識」⇒「目標設定」⇒「計画作成」⇒「実行」⇒「フィードバックと評価」を行うことで、個人の成長や満足度の向上、適応力の強化、業務の改善につながっていく。

 具体的なアプローチでは、メンターシップとコーチングの特徴や効果を紹介した。

メンターシップやコーチングのどちらかを選択してもよいし、それぞれの良いところを選択し、ハイブリッドで行ってもよいとのことです。


 後半のワークショップでは、①自身の職場で行われている若手育成方法いついて、②成功例または失敗例についてグループディスカッションを行い、若手役(相談者)、先輩役(中堅保育者)、オブザーバー2名によるロールプレイングも行いました。





【午後の部】 令和6年11月9日(土)13:00~16:00
 〈テーマ〉幼児期にふさわしい環境と幼児の表現」
 〈講 師〉神戸女子短期大学 教授  川村高弘先生
 
 前半は、保育者のキャリア発達や役割などについての講義と、
保育者の役割では、幼児期の主体的な活動を促すためには、教師が多様な関わりをもつことが重要であることを踏まえ、教師は『理解者』、『共同作業者』などのさまざまな役割を果たし、幼児の発達に必要な豊かな体験が得られるよう、活動の場面に応じて、適切な指導を行うこと。幼児期の教育は生涯にわたる『人格形成の基礎』を培うものであり、保育者の担う役割は極めて重要である。
保育者と子どもの関係は、園を構成している大人同士の人間関係の性質によって決まる。組織として高まることが求められる。そして、幼児期にふさわしい環境では、保育の根幹は生活と遊びである。とお話をされた。


後半は「こんにちはあかぎつね」の絵本の紹介や残像後の同時作用現象の体験及びワークを中心に行った。








けんた君からの手紙で私たちの町の紹介を紙に描いて紹介した。






2024年11月22日金曜日

幼児教育学科 FC今治ホーム戦でキッズルーム開催


11月3日(日)のFC今治ホーム戦でキッズルームをひらきました。


今回のブースは、「うちわづくり」と「ぬりえ」。

季節の野菜が描かれている「ぬりえ」の冊子は、食物栄養コースからいただきました。



こどもたちと工作をしながらいろいろなお話しができて、楽しい時間を過ごせました。

キックオフのあとは、ホーム側のゴール裏席で迫力満点の試合観戦。

サポーターのみなさんと一緒に盛り上がりました。




2024年11月20日水曜日

調理ビジネスコース  FC今治コラボ授業「バリグル」出店


11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」の出店に向けて「焼き豚玉子バインミー」と「オリーブま焼き鳥」を試作を重ねています。


今回は、先輩たちがFC今治トップチームの選手とコラボしてつくった「オリーブま焼き鳥」を現在の在学生が引き継いで販売します。


SDGsの観点から、廃棄部分をなるべくださいないようにする工夫や、最近の物価高で、鳥肉やオリーブの価格が高騰するの中でも、なるべく手に取りやすい価格に抑えるため、いろいろと試行錯誤し、販売に適した「オリーブま焼き鳥」に改良しました。


間に挟むオリーブを鶏肉で包んでみたり、オリーブをソースにして乗せてみたり、いろいろなバーションを作って得た解答は、「オリーブon焼き鳥」という新しい形。


ソースの味は「アヒージョ」っぽく、和食×イタリアンの組み合わせが斬新です。


同時に販売する焼き豚玉子バインミーは、いろいろなバンズで試してみたり、味付けも変えてみたり、まだまだいろいろ試しています。


「レバーパテを塗る量も、レバーが好きな人にはたっぷり塗って主張させてもいいけど、苦手な人は食べるのしんどいかも…」「パクチーも人によって欲しい量が違うよね…」「時間はかかるけど、お客さんとコミュニケーションとりながら、具材を入れていったら?」


など、試食の間も意見が飛び交いました。


試作するたびに、「この味付けだと原価いくらになる?」「いくらだったら買う?」


と、学生たちの意識は、「おいしい」を追求すると同時に、「ビジネス」へも向きはじめていました。


あと数回の試作を重ねて、本番を迎えます。

ワクワクしてきました。





調理ビジネスコース 11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」に出店!


 調理ビジネスコースは11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」に出店します!「FC今治コラボ授業」で開発した「オリーブま焼き鳥」を販売します。

今治明徳短期大学では、様々な体験を通して、専門科目にプラスした「力」を育てることを目的に「FC今治コラボ授業」を実施しています。

「共に学び、挑む」をテーマに、関わる人みんなで学び合い、地域を盛り上げていきたいと考えています。


調理の分野では、地産地消の大切さ、手作りの楽しさを伝えることを目的としてFC今治トップチームの選手(髙瀨太聖選手、佐藤璃樹選手、滝本晴彦選手)と地元食材でメニュー開発し、クッキング動画を作りました。


授業の詳細(WEBサイト)

https://sites.google.com/meitan.ac.jp/fcimabari/cooking-business


学生が作成した「オリーブま焼き鳥」クッキング動画(Youtube)




「ビジネス」を今年度のテーマとし、考案したレシピの中で一番好評だった「オリーブま焼き鳥」を現在の在学生が引継ぎ販売用に改良した「オリーブon焼き鳥」を11月24日のホーム戦最終日の「バリグル」で販売します。

選手×地域×学生の想いがつまったコラボメニューを、ぜひ、食べに来てください。

この日は、コラボメニュー以外にも、現在開発中のベトナムのサンドイッチに今治の魂を込めた「焼豚玉子バインミー」も販売する予定です。



日時 令和2024年11月24日(日)11:00~※売り切れ次第終了

場所 アシックス里山スタジアム(里山アイランド)


【FC今治ホーム最終戦情報】

https://www.fcimabari.com/news/2024/006766.html


会場でみなさんに会えるのを楽しみにしています。


2024年11月19日火曜日

国際観光ビジネスコース 授業紹介「観光と地域経済」  学内・まちなか「バリアフリー探索ツアー」に行きました

国際観光ビジネスコース専門科目「観光と地域経済」では、地域のバリアフリーについて勉強しています

10月21日には学内、11月5日と6日は今治市役所、駅周辺で、バリアフリーの整備状況を見学しました。中国、ミャンマー、ネパール、スリランカなど多くの留学生もおり2グループに分かれて行いました。

エレベーター、トイレ、券売機、信号機、案内板など身近なものですが、至る所で、障がいのある方や外国人など、様々な人に使いやすいように配慮されていることに気づきました。

外国人留学生も多くいるので、自分の国と比べたり、外国人の立場から今治はどう見えるのか、どうすればもっとよくなるのか考えました。

今後の授業で、よかったところや改善点についてまとめ、もっとよりよい街にするにはどうするか考えます。







2024年11月18日月曜日

授業紹介 地域社会論 鈍川温泉郷と里山スタジアムを視察(11月12日)

 11月12日(火)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、今治市玉川町鈍川(にぶかわ)地区にある〝伊予の三湯〟(道後・鈍川・本谷)の一つ・鈍川温泉郷を視察しました。昨年度の「地域活性化論」では、鈍川温泉組合様の協力で4つの温浴施設を見学することができましたが、今年は留学生の履修生が増えて団体行動が難しくなり、車窓から大成先生がバスガイドをすることで現状の把握に努めました。本学から鈍川温泉郷まではバスで20分余りの距離で、市街からも30分ほどで到着します。しかし、施設の老朽化や市街地に新たな形態の温浴施設が増えたことで、客足が遠のいているのが現状です。


車窓から鈍川温泉郷を視察

 泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉で、pH(ペーハー)数値は全国の名湯に引けをとらず、疲れた身体を癒やすのに最適です。そもそも身近なルーツは、明治初年に今治藩主久松定法が湯治場として整備した「楠窪(くすくぼ)冷泉浴場」にさかのぼります。しかし、旧藩主が廃藩置県で今治を去って荒廃すると、鈍川村有志が図って大正14(1925)年9月18日に再興したのが今日の鈍川温泉なのです。〝美人の湯〟とも称され、道後温泉の湯をしのぐ声価を観光客からよく耳にします。

 どうすれば再生できるのか、これまで何度も活性化の協議会やモニターツアーなどが開かれてきましたが、コロナ禍が組合員に大きな打撃を与えました。そうした中、最も規模の大きかった老舗の温泉宿「鈍川温泉ホテル」を上場企業の「ありがとうサービス」が買収することで転機を迎えようとしています。改修ではなく、老朽化した施設を建て替えることで、将来的に大きな反響があるのかも知れません。その解体中の現場を学生たちは車窓から目にすることができました。温泉宿の「美賀登」の辺りでは、従業員と思われる東南アジアの若い女性を見かけました(昨年はミャンマー人の実習生が同所で働いていた)。


解体中の鈍川温泉ホテル

 温泉宿の「皆楽荘」より少し上流に歩くと、逆アーチ橋の「湯の花橋」があります。ここを見上げる渓谷スポットに学生たちを誘導しました。しかし、紅葉の時期はもう少し先のようで(例年より遅れている)少し残念でしたが、そのことよりも雑木が伸びて景観が損なわれている点が残念でした。現地は奥道後玉川県立自然公園内にありますが、後から生えた雑木については定期的に伐採しないと、渓谷美は台無しです。すぐに取り組める改善点だろうと感じました。

湯の花橋から鈍川渓谷を観賞

鈍川渓谷を観賞

 帰路、このほどJ2昇格が決まったFC今治のホームスタジアム「アシックス里山スタジアム」にも立ち寄りました。この日の参加学生36名(うち日本人2名)のうち、秋入学のミャンマー人・中国人20数名はここを訪れるのが初めてでした。今治市民が関心を寄せるFC今治ですが、今治で生活を始めたばかりの留学生にも関心を持って欲しいと願います。



アシックス里山スタジアム

2024年11月16日土曜日

国際観光ビジネスコース 国内旅行業務取扱管理者国家試験 合格!

 国内旅行業務取扱管理者国家試験 

国際観光ビジネスコースの留学生1名が合格しました!!


2024年9月に「国内旅行業務取扱管理者国家試験」に実施され、本学から3人の学生が受験し、留学生の武奇さんが見事合格しました。

毎年、合格率が3割程度の難しい試験で、本年度の全国の合格率は31%でした。本年度から試験方式がマークシート方式からパソコンで受けるCBT方式に変更となっているほか、西九州・北陸両新幹線の新規開業によるJRの運賃制度変更、航空会社の運賃制度変更などもあり、昨年度よりも難化していました。留学生にとっては難しい専門用語もあり、高い日本語力と様々な知識が求められる試験ですが、見事合格を勝ち取りました!!おめでとうございます!



今年、ちょっと残念・・・って人も、来年ぜひチャレンジして合格を勝ち取ってください

「旅行業務取扱管理者」は、旅行に関する唯一の国家試験で日本国内を扱う「国内」と、海外旅行も扱う「総合」があります。旅行業法により、「旅行業」扱う営業所では、各営業所に1名以上の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられています。


2024年11月15日金曜日

国際観光ビジネスコース 広島・原爆ドーム研修に行きました(1年生春入学、秋入学ネパール)

11月9日(土)に春入学の1年生(日本、中国、ミャンマー、ネパール)、10日(日)に今年秋入学のネパール人留学生が広島研修に行きました。

原爆ドームや平和記念公園、原爆資料館のほか、広島城まで行った人もいて、広島の観光や歴史、平和について学びました。



特に海外からの留学生はほとんどが広島に来るのは初めてで戦争の悲惨さや平和について知ることができました。また、10月に入学したばかりの秋入学のネパール人学生はしまなみ海道を渡って本州に行くのも初めての経験となり、バスからの海の景色にも感動していました。






2024年11月14日木曜日

授業紹介 日本を学ぶⅡ  今治城跡を散策(11月8日)

 11月8日(金)の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)は、40名の履修生とともに「今治城跡」(県史跡)を散策しました。40名のうち日本人は1名しかおらず、留学生の構成はネパール人18名・ミャンマー人15名・中国人5名・ベトナム人1名というものでした。前回の授業で〝現存12天守〟について学び、近世城郭への関心を高めたうえでの現地視察となりました。

 系統立てた歴史解説が難しいことから、1867年に撮影した今治城最古の古写真をもとに、現地を散策しました。再建した隅櫓(すみやぐら)は鉄筋コンクリート造でできていて、鉄御門(くろがねごもん)は木造建築となります。五層の天守については、もともと建っていたかどうかは研究者で意見が分かれています。大成先生は〝建っていなかった〟説をとられているようです。そのため、現在の天守は模擬天守(6階建て)として昭和55(1980)年に鉄筋コンクリート造で建てられました。


山里櫓を下りた場所

 鉄御門をくぐるにあたって、城内へ攻め入る敵に集中攻撃を与える構造であることを解説。敵に脅威を与える大きな石〝勘兵衛石〟(かんべえいし)がそこにあって、大抵の近世城郭にはこうした石が大手門の石垣の中に見られることを伝えました。勘兵衛は、今治城を築城する際の普請奉行・渡辺勘兵衛の名前に由来します。また、今治城石垣の石材も話題にとりあげ、本来なら築城には不向きな石灰岩が多く用いられていて、これは石不足に悩んだことを物語っているようです。


鉄御門で勘兵石を解説


 つづいて、藤堂高虎像の前で記念撮影しました。今治城は、〝築城の名手〟とされた高虎が関ヶ原の戦い(1600年)後に築城に取り組み、1608年頃には完成したとされます。徳川家康の意向を汲んで、豊臣大名や西国大名の監視で築いた城ともいわれ、その後の徳川系の城のプロトタイプとして位置づけられています。しかし、高虎は今治城が完成するや、幕府の指示で伊賀・伊勢(現、三重県)へと国替えとなりました。今治城そのものに長く在城した大名は久松松平家で、初代藩主の松平定房は徳川家康の甥でありました。今治城は同家との関係が長いにもかかわらず、市民意識や観光客の意識の中では、今治城といえば〝高虎の城〟なのです。

藤堂高虎像前にて


 山里櫓をくぐって内堀のそばに下りると、そこにはチヌ(クロダイ)が悠々と泳いでいました。お堀は海水であり、海が近いことを理解し、脆弱(ぜいじゃく)な地盤を克服するため、高石垣の裾部分に〝犬走り〟と称されるスペースがあることを解説しました。できるだけ、やさしい日本語を使って説明しましたが、お城を鑑賞する際のイロハを学生たちは理解できたでしょうか。「ちゃんと聴けよ~。試験に出題するぞ~!」という大成先生の声が城内に何度も響き渡りました。最後は、バスの車窓から内堀を1周して、今治城跡の景観を楽しみました。


車窓から今治城跡を鑑賞




2024年11月13日水曜日

市川團十郎今治城歌舞伎公演へゆく(11月7日・8日)

 日本旅行松山支店様からのお誘いで、11月7日・8日に今治城跡で開催された「市川團十郎今治城歌舞伎」公演の鑑賞に参りました。本公演は今治市合併20周年記念イベントや観光庁の「特別体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業 」の構成事業として開催されました。7日は30人(ネパール20・中国5・インドネシア1・ネパール3)、8日は29人(ミャンマー22・中国2・ネパール2・ベトナム1・スリランカ1)が参加し、引率の大成経凡先生をのぞく全員が留学生でした。


公演会場の様子

 公演に先立ち、今治市教育委員会・今治市観光課様のご配慮で留学生全員が今治城天守の最上階から夜景を鑑賞させていただきました。参加した留学生の多くが登頂は初めてで、夜景鑑賞にいたっては全員が初めての経験でした。7日は来島海峡大橋がライトアップし、両日ともに夕陽がとても幻想的で、急に冷え込んだ寒気の影響があったのかも知れません。ライトアップされた天守や石垣も見応えがあり、築城の名手・藤堂高虎が築いた城郭の魅力を味わうこともできました。公演そのものは撮影NGでしたので、それ以外の添付画像で当日の雰囲気を感じ取っていただけると幸いです。



今治城天守最上階にて

公演時間は18:30から20:00までで、この日のために鉄骨を組んで特設の舞台が設けられました。観客席は各回1,000席あったようで、私たちは舞台に近いS席(12,000円)に座ることができ、とてもラッキーでした。7日は花道のそばということで、市川團十郎・新之助父子の舞踊を間近で堪能することができました(13代目團十郎は、10年前にも今治市大三島の大山祇神社で野外公演を行っている)。8日は花道とは反対方向の席でしたが、舞台床をたたく拍子木の音がよく響きわたりました。強い風と低温に悩まされましたが、参加した留学生・教員の全員が〝世界無形文化遺産〟の歌舞伎を生で鑑賞するのが初めてで、熱気に包まれた会場で日本の伝統芸能の素晴らしさを知ることができました。


俳優陣の舞踊もさることながら、背後に陣取る長唄の演奏家たちも、引き立て役として重要な役割を果たしていると感じたしだいです。三味線・太鼓・笛の和楽器は、留学生たちにとっては〝日本の伝統の音色〟に聞こえたはずです。最初の演目は、牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶の京都五条橋での出会いを題材とする「五条橋」で、大谷廣松が牛若丸を、市川右團次が弁慶を演じました。両者の太刀振る舞いがとても見事でした。休憩を挟んで最後の演目は、市川團十郎父子が演じた「連獅子」(れんじし)で、親獅子が子獅子を谷底に落として鍛え、両者が牡丹に戯れながら紅・白の長い毛を豪快壮烈に打ち振る演技に観客は魅了されました。

千秋楽の本学参加者(ミャンマー人留学生多数)

8代目・新之助君は小学6年生で、舞台挨拶ではとても愛らしさを感じましたが、いざ衣装を身にまとい舞踊を始めると、たのもしく感じたしだいです。「連獅子」は、本当の父子が演じるとあって、芸の修行の厳しさと情愛が重なって観客の心に響いたことでしょう。初日の観客は地元の今治市民が多かったように感じました。千秋楽は着物の方を多く見かけ、拍手や歓声のタイミングから玄人ファンが多いように感じました。市川團十郎家の屋号である〝成田屋!〟の掛け声も聞き取ることができました。一度鑑賞しただけで、すっかり魅せられてファンになる、歌舞伎公演だったように思います。


留学生たちをインバウンドととらえた場合、こうしたクールジャパンの機会に触れることはとても大切で、日本を好きになってもらう近道なのかも知れません。本学は、日本人よりも留学生が多く在籍していますが(日本78・留学生130)、日本文化や今治の地域文化を彼ら彼女らに伝える中で、多文化共生社会の実現に努めて参りたいと思います。今年秋に入学したばかりのミャンマー人・ネパール人・中国人には、入国早々に一流の歌舞伎に触れ、貴重な経験を積むことができました。改めまして、日本旅行様に感謝申し上げます。


初日の本学参加者(ネパール人留学生多数)



2024年11月12日火曜日

授業紹介 地域交流演習  森のともだち農園へゆく(11月7日)

 11月7日(木)の「地域交流演習」(大成経凡先生)は、A班40名(ネパール18・ミャンマー12・日本5・ベトナム3・中国2)の学生を引率して、今治市玉川町龍岡地区にある「森のともだち農園」のキャンプ場へ参りました。前期授業「地域活性化論」の最後に、同園でブルーベリー狩りをした際、あまりの酷暑に耐えかねていたところ、園主の森譲寛氏がレンタルスペースのキャンプ場で涼むよう勧めてくれました。その時、学生の一部がそばの川で泳ぐなど、居心地の良さを感じましたので、グリーンツーリズムの授業に採用することに決めました。紅葉に期待しましたが、まだ少し早かったようで、それでもピザ窯で焚き火をする学生もいて、秋の深まりを感じました。



 その週末には同所で婚活イベントが予定されるなど、グループが自然の中の体験を通じて親睦を深めるには最適の場所といえます。今治市でグリーンツーリズムといえば、従前はしまなみ海道の島しょ部が注目されがちでしたが、今治市は海あり島あり山あり…と多様な風土に恵まれています。同所は玉川ダムよりも上流地域にありながら、国道317号沿いにあって、松山市街からも今治市街からもアクセスしやすい地の利があります。そばを流れる川も小さく目が行き届くことで、家族連れキャンプで人気のスポットとなっています。自然に触れ合うと、人はふだんとは違う表情を見せることもあり、互いをより深く知るのに役立ちます。

ピザの生地づくり

ピザ窯で焚き火なう

 今回はBBQとピザ窯の体験をさせていただくことになりました。あらかじめ学生には一人1,500円の参加費がいることを伝えていました。大成先生が心配したのは、参加費を惜しんでドタキャンが出ないかということ。出た場合、先生は自腹を覚悟していたようで、いざ当日を迎えた際、6名が欠席と判明(事前の連絡なし)。しかし、本授業を履修できなかった2024秋入学のミャンマー人たち10名がキャンセル待ちを期待して駆けつけたことで先生は安堵しました。これによって、やや多めに買い込んだ肉(鶏・豚・牛)はすべて学生の胃袋の中に消えました(むしろ足りなかったくらい)。BBQのコンロは2つありましたが、ネパール人とミャンマー人がすぐに占拠(笑)。多勢に無勢で、日本人はピザの生地づくりに回り、残された中国・ベトナム人は途方に暮れるという光景が展開し、まさにカオスの状態。ネパール人は宗教の関係で牛肉・豚肉は食べませんので、鶏肉を楽しんでもらいました。コンロが空くと、日本人・中国人・ベトナム人がコミュニティを形成してBBQを楽しんでいました。

ネパールチーム



ミャンマーチーム

日本&中国&ベトナムチーム


 11月21日の本授業は、ネパール人だけのB班31名(2024秋入学)が同所を訪問予定です。鶏肉をたくさん買い込んで、今治の山のグリーンツーリズムを楽しみつつ、仲間との親睦を深め、日本の生活様式に少しずつ馴染んでもらいたいと思います。


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