2024年度 幼児教育学科×FC今治コラボ授業 Vol.3
学生企画の「身体を使った遊び」を実践しました!
幼児育学科1年生は「子どもたちが主体的に身体を動かすことを楽しめるようなかかわりができる保育者になる」ことを目標にし、FC今治ホームグロウングループのコーチとともにFC今治コラボ授業を展開しています。
今年度1回目のコラボ授業(5月)では、FC今治ホームグロウングループが行う幼稚園年長児のサッカー教室に参加して子どもたちへのかかわりを見て学びました。
2回目(7月)は、「子どもが自然と身体を動かしたくなる大人のかかわり」をFC今治ホームグロウンコーチの講話から理解するとともに「全身を使ったうたあそび」を学生からコーチに紹介しました。
今回はその3回目、幼児教育学科のFC今治コラボ授業としては今年度の集大成となる活動の報告です。
12月17日、寒く晴れた朝、幼児教育学科1年生とFC今治の安倍亮太コーチが桜井保育所を訪問。広々とした園庭で、学生企画の「身体を使った遊び」を年中・年長児さんに実践させていただきました。
学生たちは、最初に自己紹介を行いましたが、コーチはこの時点で子どもたちを惹きつけ、たゆまなく子どもたちと過ごすことになりました。
その後、学生、子ども、保育所の先生方は2つのグループに分かれ、学生が企画した遊びをみんなで楽しみました。子どもたちと先生方にはローテーションで2つの遊びを体験してもらいました。
学生たちがグループで事前に考え、準備してきた遊びを紹介します。
1 「レッツ!アニマルバスケット」:フルーツバスケットの動物版で、ゾウ、イヌ、パンダ、ウサギのお面を頭につけ、その動物の名前が呼ばれたら移動し、フラフープ内に入る遊びです。遊びのルールに慣れてきたら、ペアになり一緒に動くなど、ルールを進化させて遊びます。全員を動かしたいときは、「アニマルバスケット!」と叫びます。
2 「ボールの配達屋さん」:カニ、ウサギ、ペンギン、飛行機、ブルドーザー、レストランの人といったお題に合わせた動きでボールを運ぶ遊びです。それぞれの動きを練習した後、チームでリレーをします。運動会で行う競技のようなコースで、まずはボールを持って走り、自分がやってみたい動きのカードを選んだら、その動きでボールを運びます。
学生企画の遊びの後は「クラッキ!ダンス」(EXILE のVICTORY)。コーチの動きをモデルにしながら、子どもも大人も楽しく踊ります。これがとてもかわいかったので、未満児さんからアンコールの声援があがりました。2回目は見学していた年少さんや3歳未満児さんも含めみんなで楽しみました。
帰校する前に、学生が折り紙で作ったコマを子どもたちにプレゼントさせていただきました。
学生同士で協力しながら、事前に指導案を検討したり、遊びのルールや方法をリハーサルしたり、カードやお面を用意してきました。その甲斐あって、また、当日、保育者の方々にフォローしていただくなかで、生き生きとした表情で楽しそうに身体を動かす子どもたちの姿を見ることができました。
桜井保育所の子どもたち、先生方、関係の皆様、素敵な時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。
今回のコラボ授業では、これまでの多様な活動や学びを踏まえることはもちろんのこと、11月の幼稚園実習の経験を生かした内容となったのではないかと感じています。計画し、実践する中で試行錯誤したり、課題に気付いたり、改善策を模索したりする経験が学生にとっては、よりよい保育者へとつながるよう願っています。
安倍コーチを始め、FC今治ホームグロウンコーチの皆様、今年度も有意義な時間と学びを本当にありがとうございました!
~学生の感想や学び(抜粋)~
・子どもたちとかかわることで、自分たちも楽しくゲームができたのでよかったです。
・「もう一回したい」という声がたくさん聞こえたので嬉しかったです。
・ルール説明やゲームの進め方は不安だったけれど、最終的に子どもたちもゲームを楽しんでくれたので嬉しかったです。
・大きな問題もなく、楽しく活動を終えることができてよかったです。先生方に一緒に遊びに参加していただいて、子どもたちもより楽しんでいたように感じました。
・自分たちで計画をして実践することは難しかったけれど、まずは楽しむことができたのでよかったです。
・1回目は思ったより困ったことが多くて大変だったけれど2回目はしっかり反省して自分なりに考えて行動できたのでよかったと思いました。声掛けは不十分だったので、そこを改善していけるとよかったです。
・6種類の動きの中から好きなものを選ぶ子どもが多かったけれど、中にはどの動きが一番速いか、他の人がしているのをよく観察して参考にする姿が見られる子どももいて感激しました。
・遊びを考えるなかで、子どもたちの行動を考えながら決めることがとても大変でした。実際に考えたものをやってもらって、みんな楽しかったとたくさん言ってもらえたので嬉しかったです。
・遊びの企画については、うまくいくことばかりではなかったけど、指導案にとらわれることなく、妥協すること、また、妥協といってもよい意味でポジティブに捉えることにより、より多くの学びが得られると思いました。
・子どもたちとかかわることが短時間だったけれどできたので、学ぶことがたくさんありました。まず、子どもはとにかく動くことが大好きだということや、わざと動きを大きくしたり、予測していない動きをしたりするということがわかりました。そのため、保育者は子どもの様子をしっかり観察しなければならないこともわかりました。この活動を保育実習に生かしていきたいです。
自己紹介の様子
「レッツ!アニマルバスケット」チーム
「ボールの配達屋さん」チーム
「クラッキ!ダンス」を踊ろう
5月のFC今治コラボ授業(第1回)の様子はこちらから→
https://meitan-webnews.blogspot.com/2024/06/61fc.html
7月のFC今治コラボ授業(第2回)の様子はこちらから→
https://meitan-webnews.blogspot.com/2024/07/2024fcvol2.html