1月23日(木曜)の「地域交流演習」(大成経凡先生)は、ネパール人留学生31名のB班が後期授業の最終回にのぞみました。31名は昨年秋に初めて日本へ入国し、滞在のスタートをきった場所が今治となります。本学で学びながら、一方で、日本の生活様式に順応していくことが求められます。今治の魅力も知ってもらおうと、大成先生は授業のやりくりに苦労されたようです。学外授業では、A班と同じ場所を訪ねることもあれば、今回のように内容が異なる場合もありました。
本学学生は、卒業時に同窓会「くすの木会」に入会しますが、その告知も兼ねて本授業では昨年度も同会との親睦交流を授業の中で行いました。今年度も、くすの木会の品部照子前会長(7回生)にお願いしたところ、波方小学校で茶道の課外活動をしている菊川さん・鎌田さん・八木さんをお招き下さり、茶道の体験授業を行うことがかないました。品部さん同様、OGの白石さん・高橋さん・塩見さんらもお手伝い下さいました。
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くすの木会の品部さんよりご挨拶 |
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菊川先生の指導を受ける留学生 |
茶道にも抹茶と煎茶がありますが、今回は裏千家の抹茶を体験することになりました。和菓子の甘味と抹茶の苦味に苦戦する学生もいましたが、これは体験してみないと分からないことで、日本文化に親しむ第一歩となりました。本学では、来年度から留学生を対象に「エンジョイ日本文化」という科目を開講予定です。
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抹茶と和菓子 |
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抹茶なう |
茶道を終えると、近所の老舗ボーリング場「桑名ボウル」へ場所を移し、くすの木会のみなさんとボーリングで親睦交流を図りました。ネパール人を4人×8グループに分け(通訳のプレム先生含む)、それぞれに日本人が一人ずつ入り(大成先生・中山先生・バス運転士の西原さん含む)、40人でチーム戦を楽しみました。留学生の中にはボーリングが初めてという学生もいたため、ガーター防止柵(ゴム製のバンパー)を設けて、低いスコアでも80点前後で〝やった感〟を味わってもらいました。柵の跳ね返りでストライクもあったようです。盛り上がるグループでは、ストライクやスペアで歓声があがり、ハイタッチの光景も見られ、若者らしいハツラツとした表情に安堵したしだいです。
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ボーリングなう |
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桑名ボウルで記念撮影 |
本授業の後期テストは、これまでの授業をふり返る中で、印象に残ったことや感想をレポートにまとめてもらいます。どんな感想が見られるのか楽しみで、それを分析することで、来年度の授業に反映させたいと思います。