2024年9月30日月曜日

北郷中学校のふるさと学習で講演

 毎年秋、今治市立北郷中学校からの依頼で、地域連携センター長の大成経凡先生(同校1989年卒業)が同校1学年のふるさと学習の講師を務めています。

 今年は9月25日午後に開催され、1年生92名・教員8名の計100名を対象に、演題「北郷ぶらぶら歩き~いまばり博士検定in北郷中校区~」で、休憩を挟んで80分ほどお話させていただきました。北郷中学は、波方小学校と波止浜小学校の校区からなり、大成先生が中学生の頃は、愛媛県今治市及び波方町共立北郷中学校組合立北郷中学校の校名で、愛媛県で3番目に長い校名とのことでした(1番は高知県と愛媛県の県境にあった篠山小・中学校)。





 講演は、今治市ご当地検定の「いまばり博士」にならって、クイズ形式3択で8問を出題。波方や波止浜の地名の由来ともなった波止浜塩田開発の説明に多くの時間を割きました。波方町は、昭和35(1960)年3月1日の町制施行までは同じ「波方」の文字で〝はがた〟村と読ませ、これは塩田開発の干拓前に存在した入江「筥潟湾」(はこがたわん)の発音が詰まったものとされています。町制施行の際、伯方島の伯方町と区別するために、漢字はそのままで読み方を変えてしまったのです。

一方の波止浜は、江戸時代の1683年に誕生した港町と塩浜を併せた地域をいい、遠浅の干潟を高石垣の堤防で取り囲み、その内側の低地を入浜塩田としました。汐留めに築いた堤防を「波止」(はと)、つくられた塩浜を「浜」とすることで、両者を併せて波止浜(はしはま)という地名になったと考えられます。

 波止浜の塩田跡には、地堀川や中堀川などの小川がありますが、これらは各塩浜に燃料を運んだり、塩を積み出したりする小舟が通うための運河の名残で、「入川」(いりかわ)と呼ばれます。また、塩田開発により、内陸の高部(たかべ)・杣田(そまだ)・樋口(ひのくち)地区などでは水田が増えました。干潟だった時の名残として、今治市役所波方支所付近には、そこでかつてメバルを釣っていた「メバル岩」や潮の流れが早かった「潮早(神社)」などの史跡や地名が見られます。ふだん、当たり前のように見過ごしている風景や、何気なく口にする地名に興味を持っていただけたなら幸いです。他にも、卒業生である洋画家・智内兄助画伯(76歳)の活躍や波止浜が生んだ偉大な実業家・八木亀三郎の事績なども紹介させていただきました。


塩田があった頃の波止浜湾(絵葉書より)

波止浜塩田の作業風景(絵葉書より)

 10月30日午前中には、この日の学習成果をもとに、生徒たちは自転車で校区内の名所や旧跡をめぐります。大成先生は波止浜の龍神社に待機してガイドを行う予定です。ちなみに、クイズの結果ですが、全問正解者なし。6問正解の生徒7~8名でジャンケン大会をし、チャンピオンには智内画伯のサイン色紙が、ほか2名には本学のクリアファイル・カラーペンがプレゼントされました。


2024年9月20日金曜日

今治南高校園芸クリエイト科へ出張講義

 9月10日(火曜)午後、今治南高校園芸クリエイト科1年生29名を対象にした探究授業で、本学地域連携センター長の大成経凡先生が「地域づくりとプレゼンテーション ~風土がつくるFood~」のテーマで出張講義を行いました。

 南高では総合的な探究の時間「鍛(きたえる)」において、1年生園芸クリエイト科は農業をテーマに地域課題に関する学習を行っております。4~5月は4回にわたって、1年生普通科・園芸クリエイト科全員に対して、大成先生が〝今治を知る〟をテーマに、今治地域の風土・歴史文化・産業・偉人などを広く浅くお伝えしたところです。今回は、その中から農産物などの地域資源に焦点を当て、これから各自が深めたい学習テーマのヒントにつながればと考えました。




 プレゼンテーションについては、探究の成果を発表する場面において、〝自分の言葉で伝えること〟〝下を向いて話すと聴衆が聞き取りづらいから注意すること〟〝聞き手の年齢層や関心度に配慮して、話術に応用力をもたせること〟などをアドバイスさせていただきました。大成先生自身は、パワーポイントなどパソコンソフトのテクニックに頼らないプレゼンテーションを心がけていて、究極の場合、パソコンが起動しなかったらどうするのかなど、不測の事態に備えて準備に幅をもたせているとのことでした。

 地域資源を生かした事例紹介では、本学調理ビジネスコースがJAおちいまばりと連携して取り組んだ〝サトイモの親芋を使ったレシピ開発〟や大成先生自身が取り組んだ〝今治ラーメン誕生の秘話〟、NPO法人能島の里のクロイチジクや森のともだち農園のブルーベリーなど、演題の副題にもある風土を生かした農産物の栽培や付加価値をもたせるためのアイデアなどについて学びました。


今治の風土や歴史が詰まった「今治ラーメン」


翌週9月17日(火曜)は、調理ビジネスコースの竹田貴好先生・大西望先生による出張講義を予定いたしております。




2024年9月19日木曜日

秋の学位記授与式

 9月13日(金曜)午前中、学長室にて学位記授与式があり、国際観光ビジネスコースの学生2名が卒業することになりました。

 本学では留学生を対象に秋入学があり、また、長期履修制度(在学年数最長4年)を設けることで、それぞれのペースに合わせて修業時期を終え、晴れて秋に卒業する学生もいます。例えば、今回の中国人留学生の王沙沙さんは、日本語検定2級を取得し、城崎温泉(兵庫県豊岡市)の宿泊施設で就職することが決まっているそうです。増え続けるインバウンドに対して、貴重な戦力として期待されます。本学で学んだ日本の生活文化や観光業の知識を生かして欲しいですね。

 さて、授与式に参加した両名は、泉学長から学位記を授与された後、学長・学科長そしてお世話になったコースの先生方から労いの言葉をかけられ、今後の社会生活での活躍を誓っていました。健康に留意して、これからも励まれてください。ご卒業おめでとうございます!










2024年9月13日金曜日

今治版ネウボラ地域子育て支援基盤事業 中核リーダー保育者研修

8月27日 今治版ネウボラ地域子育て支援基盤事業 中核リーダー保育者研修を開催しました。


前回、6月18日に第1回目として若手リーダー保育者研修を実施しましたが、今治市保育幼稚園課のご協力のもと、第2回目を下記の日程で実施しました。


令和6年度 第2回目の研修(午前の部)令和6年8月27日(火)10:00~12:00

講師:今治明徳短期大学 講師 松田文春先生

「配慮を必要とする子どもの支援」をテーマに、講演とワークショップを行いました。


前半は、座学を中心として、「発達とは何か」、「発生的認識論」、「運動と感覚の関係」、「感覚機能(7感)について」などについてお話をしていただきました。

<ポイント> 

・運動は、感覚相互のネットワークによってコントロールされる。この感覚間のネットワークは運動することによってのみ発達していく。

・個々の子どもの発達に沿った支援を心がけることが、教育・保育の基本である。



 後半では、前半の講義をもとに実践をしました。

【ステージ1】予行演習

  ①一本足立ち(A:目を開けて、B:目を閉じて)

  ②抗重力姿勢(A:伏人臥位伸展、B:背臥位屈曲)

  ③ベグさし、 ④ビー玉つかみ

【ステージ2】

  ⑤ボタンはめ、⑥バランスクッション、⑦バランスボール

【ステージ3】

  ⑧トランポリン、⑨竹馬、⑩輪投げ、⑪キャッチボール(2人で)、⑫縄跳び(1人で)

【ステージ4】

  ⑬線上歩行、⑭しっぽとり




【受講生の感想】

 ・人間の発達には順序があり、それぞれ個人差があること、大人のものさしだけで子どもたちを見てはいけないと改めて感じた。

 ・一つ一つの運動にたくさんの発達のポイントとなる動きがあることを知った。子どもの発達段階を理解し、育ちに繋がる活動内容を工夫してきたいと思った。

・感覚統合の大切さを知ることができた。自分の感覚特性を理解することで、他人を理解できることにもつながることを知り、勉強になった。すべてうまくいくことは、難しいが、やらなければ次のステップへは進めないという言葉が心に残った。

・感覚機能には7感あり、その中でも大切なのは、触覚・前庭覚、固有受容覚ということを知り、配慮が必要な子どもにかかわらず、運動面ではトランポリン、なわとびを保育に取り入れ、楽しく鍛えればと感じました。


 第2回目の研修(午後の部)はIT教材作成をテーマに講義を実施しました。


令和6年8月27日(火)13:00~16:00 

講師:今治明徳短期大学 講師 角田 泰啓先生


第1部は、Wordを活用して、図形の挿入、ワードアート、写真活用をしながら、園だよりを完成させていきました。

 

 第2部は、Excelを活用して、基本操作・入力から計算、便利な関数、時短できるショートカットキーなどの紹介を行いました。





【受講生の感想】

 ・普段使用しているWordやExcelの便利な活用方法について知ることができてとてもためになった。

 ・園だよりを作ることなかったが、今回作ってみることで、どうすれば保護者が見やすいかわかりやすいかを考えて作るということを経験することができて良かったです。

 ・使ったことのない機能があったので、これから活用していきたいと思います。

 ・基本的なワードやエクセルの使い方を教えていただき分かりやすかった。クラス便りを作成中だったので、活かしていきたい。




2024年9月10日火曜日

愛顔でつなぐ”学校・家庭・地域”の集い


 愛媛県教育委員会主催「愛顔でつなぐ”学校・家庭・地域”の集い」に参加する「北宇和高校三間分校地域情報ビジネス部」の応援に行ってきました。

この集いは、社会総がかりで、愛媛の子どもたちを健やかに育てようというテーマで、社会総がかりで愛媛の子どもたちを育むための方向性を探るイベントです。

このイベントの地域学校協働活動について意見交換を行う分科会、「#みまプロジェクト」の三間分校の事例発表に、本学調理ビジネスコース1年生の猿谷さんが、卒業生として、三間分校の生徒と一緒に登壇しました。

分科会では、「ライスバーガー開発」など、在学中に取り組んできた活動事例を紹介し、これらの経験が今にどうつながり、将来にどう生かしていくのかを話してくれました。

そして、高校時代の地域活動を通して、さらにこの学びを深めたくて、地域と密着した学びができる本学調理ビジネスコースに入学したとのことで、めいたんで学んだことを地元に持ち帰り、将来は地元で古民家カフェをひらくのが夢だそうです。

後輩と一緒に夢を語る猿谷さんの笑顔は、とてもキラキラしていました。

「猿谷さんを小さい頃から知ってるの」と、小学校の担任の先生も応援に駆けつけてくれて、成長を喜んでくれました。猿谷さんが地元が大好きな理由がよくわかりました。

本学調理ビジネスコース長も負けずに「#めいたん好き」Tシャツで猿谷さんを応援していましたよ!

三間分校のみなさん、猿谷さん、素敵な発表をありがとうございました。






2024年8月30日金曜日

東予地域における農業者の「環」プロジェクト交流会に参加

農林水産省中国四国農政局愛媛県拠点(松山市)では、令和4年度から同6年度までの間に『東予地域における農業者の「環」プロジェクト』と題し、地域で活躍している農業者との意見交換を定期的に行って参りました。その東予地区での第1回交流会が、平成5年2月に本学で開催されたご縁で、今回の交流会に本学からは地域連携センター長の大成経凡先生と調理ビジネスコース2年の大仁田佑紀さんがオブザーバーとして参加することになりました。

意見交換の様子

8月27日(火曜)午後、西条市総合福祉センター研修室で開催され、今治市からは和牛の肥育農家の新開俊之氏、花き栽培農家の曽我部昌紀氏(そがべ花園)の出席がありました。両氏とは第1回交流会で知遇を得、授業で職場訪問(写真添付)をさせていただくことがかない、貴重な機会を設けていただいた愛媛県拠点様には感謝いたしております。今回の交流会には、今治市以外でニンニクなど野菜栽培を中心とする株式会社四国クオリティの眞鍋一慶氏、米麦以外に七草粥の葉わさびの生産農家・アグフィールド株式会社の伊藤大起氏、米麦を中心に野菜栽培を手がける徳永農園の徳永大宣氏、アスパラガス・ブロッコリーなどの野菜を中心とするFRUITS WALKの豊田果歩氏の出席がありました。何人かは台風10号の接近に備えて急きょ欠席となり、改めて自然に左右される業種であることを実感したしだいです。

そんな中、初対面となる四国中央市の眞鍋氏、西条市の伊藤氏・徳永氏・豊田氏からの体験談を聞けたことは、とても新鮮で刺激的でした。本学では、西条市でニンニク・枝豆・スイートコーンの栽培を手がける脱サラ農家のピークファーム・坂下夫妻との親交があり、ニンニクの種植え・収獲作業に毎年学生たちがアルバイトで参加しているところです(写真添付)。この日参加した大仁田さんもその一人で、住環境の違う地域の農家の取り組みから新たな知見が得られたことでしょう。特に大仁田さんは、将来、飲食店の起業を考えていることもあって、今後の自身の活動に向けて財産になったことと思います。


新開さんの牛舎を見学(2023年10月)



ニンニク収穫の農業アルバイト(2023年5月)

この日の議事としましては、まず愛媛県拠点の職員から、農産物の環境負荷低減の「見える化」について説明がありました。これは、農業活動からも地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出がある点を踏まえ、その対策に努めている農家を消費者目線からも評価しようという農水省の取り組みとなります。オタマジャクシなどの生態系への配慮も、評価の対象になっていました。地域によって積極的なところとそうでないところがあるようですが、本県は導入に低調とのことでした。

つづいて、八幡浜市の真穴みかん関連商品のECサイトなどを手がける株式会社ナナサンの仙波秀喜代表から、「ウェブサイト・SNSの運用と成果の生まれる活用」について基調講演がありました。農家の多くが、自社の商品売上げ向上のため、ウェブサイトやSNSの必要性を認識しながらも、導入に踏み切れていない現状があるようです。ウェブサイトにはコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイト・サービスサイト・求人サイト・ランディングページなどの種類があり、SNSにもX(旧ツイッター)・Instagram・Facebook・YouTube・LINE・TikTokなどの種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、それを自社や商品の特徴に合わせて駆使することが大切とのことでした。

その後の意見交換会では、出席した農家の取り組みや政府への要望など、消費者があまり感じとることができない愛媛の農業の課題や農家の企業努力を知ることができました。例えば、今夏の酷暑が農家に与える高温障害では、牛にしても花にしても影響は見られるようです。新開氏は、扇風機や発汗作用の餌などで対応しているが、スプリンクラー・ミストなどの導入も考えなくてはいけないとのことでした。曽我部氏はスプリンクラーの増設などを考えており、それが商品の値上げにも影響してくるが、卸業者者や消費者との信頼関係でこれまでも乗り切ってきたと自信をのぞかせていました。いま、農業の現場では、合理的な価格形成(商品の適正価格)で、農家が意欲的に事業経営できる未来像を追求しているところです。

新開氏にとっては、高温障害よりも飼料用の稲わら確保が課題のようで、事業拡大の中で今治市内の農家だけでは足りなくなってきていて、早速、西条市の徳永氏に相談を持ちかけていました。この日出席した農家の皆さんは、愛媛の未来の農業を牽引していく方々で、互いの課題を共有し、補完し合える関係性がとても大事だと感じました。また、そういう場を提供し、現場の意見に耳を傾けて政策に反映しようとする愛媛県拠点の取り組みも大切だと感じました。

 大仁田さんからは、昨年度、JAおちいまばりとのコラボで実現した里芋の親芋を使ったレシピ考案の活動報告がありました。そして、親芋のように廃棄処分する農作物を提供いただければ、新たな商品に再生したいとアピールしていました。これに対し豊田氏からは、アスパラガスの廃棄部分を乾燥して粉末にし、お茶にする取り組みを行ったという事例報告がありました。

意見を発表する大仁田さん(右手前)

大成先生からは、自身が所属するNPO法人「能島の里」で、耕作放棄地をクロイチジクの農園に替え、収穫後にジャムにして販売している事例報告がありました(写真添付)。また、農業の法人化が議題にあがったことで、本学のネパール人留学生たちの就職先として、農業法人の可能性はいかがなものか、愛媛県拠点様へ要望を行ったしだいです。10月以降の後期授業では「地域交流演習」で新開氏の牛舎見学や能島の里のクロイチジク収穫体験を予定しており、10月にはピークファームでのニンニク種植えバイトが予定されております。愛媛の農業の現状を知り、課題を知る中で未来を創生できる人財育成に励んで参りたいと思います。


今治市宮窪町でクロイチジク狩り(2023年10月)


2024年8月29日木曜日

8月オープンキャンパスを開催

 8月25日(日曜)に来学型オープンキャンパスを開催したところ、27名の高校生・社会人の参加がありました(このうち19名が幼児教育学科を志望)。酷暑の中、今回はゆるキャラの着ぐるみ2体が登場し、今治造船の応援船長〝いまぞう君〟が初出演となりました。〝みきゃん〟とともにオープニングとキャンパスツアーで大活躍でした。

 学校紹介は泉浩徳学長の挨拶から始まり、アジアからの留学生が増え、教育の中身も変わろうとしている本学の現状を伝えていただきました。つづいて大成経凡入試広報委員長から、在学生の近況として、7月末の「水軍レース」と8月初旬の「おんまく祭り」の活動報告がありました。高校3年生に対しては、1年後のキャンパスライフをイメージしてもらい、2年生に対しては地域交流や地域連携に力を入れた新コース〝地域未来創生コース〟の紹介を少しさせていただきました。

キャンナビの学生とみきゃん&いまぞう君

学校紹介(学長挨拶)

 体験授業は、幼児教育学科が「絵本から子どもの世界を感じてみよう」(寺川夫央先生)、ライフデザイン学科の国際観光ビジネスコースが「敬語を学ぼう」(牛尾佳子先生)、調理ビジネスコースが「夏野菜カレーと手作りスイーツ」(竹田貴好先生・大西望先生)、介護福祉コースが「お年寄りが転びやすいのはなぜ?」(藤井皆子先生)という内容でした。

介護福祉コース

国際観光ビジネスコース

調理ビジネスコース

幼児教育学科

 カフェタイムでは、学科・コースごとに分かれて着席し、軽食をとりながら教職員や在学生、高校生どうしの会話を楽しみました。参加の回数を重ね、いつの間にか仲良しになっている子もいて、微笑ましく感じたしだいです。この時期は3年生の参加人数が一番気になるところですが、2年生の参加も10名あって、1学期に出張講義や体験授業で交流した今治南高校・小松高校・丹原高校からの参加者がいたのはうれしかったです。そしてカフェタイムの後、総合型選抜マッチング方式の受験を考えている参加者は、コースの教員と簡単な面談を行いました。

カフェタイム

 午後は、「今治魅力発見ツアー」に14名の参加がありました(教職員・在学生含む)。こちらは、新コースの体験授業も兼ね、大成先生の地域活性化論や地域交流演習で実施している探究型授業を知ることができます。この日は、いまぞう君の今治造船(株)がある波止浜湾を訪ね、〝造船長屋〟とも称される造船所群や艤装(ぎそう)岸壁に係留された全長180mほどの貨物船を間近で見学。参加者の多くが、その大きさとシュールな光景に圧倒されていました。

波止浜湾を観光

 波止浜湾の後は、来島海峡大橋を間近に望む絶景ポイントの来島海峡展望館(糸山公園)へ。館内のショップでは、地元の物産(タオル・乾物・お菓子など)とアイス・ドリンクなどが販売されていて、参加者にはレモンスカッシュがとても人気でした。そしてこの日一番のコダワリスポットは、最後に訪ねた今治国際ホテルで、こちらは今治造船グループの経営となります。本学と今治国際ホテルは連携協定を結んでいて、OG・OBが何人も働いていているのです。昨年6月のオープンキャンパスにつづく2度目の訪問となりましたが、今回も料飲部で働く卒業生4名がお出迎え下さり、後輩や本学を目指す高校生にはいい刺激となりました。スタッフからご案内頂いたのは、23階のスカイラウンジ・22階の宴会場・21階のスイートルーム・3階のチャペル・2階の宴会場・1階&地下1階の食堂など。スカイラウンジからの眺めは最高で、今治城跡と今治市街を眼下におさめ、新居浜市からの参加者に今治を俯瞰できるいい機会になったことでしょう。今治市出身の参加者の中にも、そこに登るのが初めての学生もいました。一同のテンションが最高潮になったのが、1泊50万円のスイートルームです。過去には、えひめ国体で今治を行啓された皇太子殿下(現、今上天皇)がお泊りになられたお部屋です。家具・設え等、目を見張るものがあり、一流に触れる貴重な機会となりました。


今治国際ホテル(スカイラウンジ)

中華料理店で働くOGと面会

来島海峡展望館でレモンスカッシュなう

 改めまして、8月オープンキャンパスにご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。次回は、9月21日(土曜)にオンラインオープンキャンパスを予定しており、こちらも専願対象でマッチングの面談があります。そして10月26日(土曜)には学生祭オープンキャンパスを開催予定です。希少な景品を取りそろえ、〝めいたんウルトラクイズ〟をしたいと考えております。どうぞ、お楽しみに!



このページの先頭へ戻る