10月27日(木)午後の「地域交流演習」「地域社会論」の授業は、日本食研ホールディングス㈱人財開発部の福島宏康氏を招いた企業説明会と、(有)ブランチの越智雄一郎社長を招いた職業セミナーを実施いたしました。
今回は、本授業履修生12名(1年生共通科目)以外に、【食】に関係するスイーツカフェコース2年生6名、調理ビジネスコース1年生6名などの参加もあり、教職員を含めると約30名の特別講座となりました。
本学と地域連携協定を結んでいる日本食研様については、コロナ禍前は食物栄養コースが工場見学を行うなどの交流が見られました。ここ3年ほど工場見学が実施できない中、学生たちに同社の企業概要(たれの出荷量№1)を知っていただくとともに、同社の〝製販一貫モデル〟や〝ブレンド調味料を中心とする商品力〟などに関心を深めてもらいました。最後は、スイーツカフェ・調理ビジネス・食物栄養のコース生と中国人留学生らおよそ20名が福島さんに質問をし、和やかなムードで身近な地域にある企業を知る良い機会となりました。
〝ブランチコーヒー〟は、西条市と松山市に喫茶店舗を構える、コーヒー好きなら一度は通ったことのあるという有名店です。起業は2005年のことで、現社長の雄一郎さんが家業の土木建設業を廃業する際に、有名バリスタとのひょんな出会いが彼の人生を変えたそうです。〝人間万事塞翁が馬〟が座右の銘のようで、一歩を踏み出させないでいる学生たちにご自身の経験談(失敗談)を語ってくれました。つづいて、実際にコロンビアやブラジルの農園にコーヒー豆の仕入れに行った話をし、実際にその栽培環境を知ったうえで、同社で焙煎したブラジル豆のコーヒー試飲を出席者全員にさせていただきました。感想を求められた学生たちが、〝いつも飲むものとは違う!〟〝すっきりした味わい!〟など率直なコメントを述べ、酸味と深みのある職業セミナーとなったようです。