11月30日(木曜)の「地域交流演習」「地域社会論」は、今治市クリーンセンターの「バリクリーン」(今治市町谷)と国民休暇村瀬戸内東予(西条市河原津)の海水浴場へ33名の学生(うち留学生29名)とともに参りました。
バリクリーンは、平成30(2018)年3月に竣工した最新鋭のゴミ処理施設です。外観だけ見ると、煙突さえなければ巨大な博物館のようです。国道196号今治バイパスの近くにあって、存在感のある建物として車窓からも眺めることができます。市内小学校の社会見学や自治体職員の視察が多く、環境啓発の施設としても注目されています。特に、ゴミ処理施設の機能以外に、焼却熱を利用したバイオマス発電や災害時の避難所としての役割も担うなど、機能の多様性に目を見張ります。当日、学生たちは市職員の説明を聞き、VTRを視聴した後に施設内の見学をしました。
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バリクリーンについて受講 |
クレーンゲームのようにゴミを吊り上げる光景が、学生たちが最も関心を示したシーンでした。幅の広い廊下も、避難民が多い時には役立ちそうです。また、煙突の高さ59メートルには訳があり、それ以上高くすると飛行の支障になるため点灯設備が必要になるとか。高層建築につきものの〝あるある〟だそうです。最後に、学生からの「受け入れる際に困ったゴミは?」の質問に対して、「虎の毛皮は燃えるゴミに出しても大丈夫か?」や「婚約指輪を家族が誤ってゴミに出した。何とかならないか?」など、市民からの珍しい問い合わせがあったことを教えてくれました。
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ゴミクレーンのバケット(イメージ図) |
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バリクリーンの発電機 |