「観光と地域経済」では、地方交通と観光について学んでいます。12月9日に国際観光ビジネスコースの学生8人が、西条市にある鉄道歴史パーク西条、十河信二記念館に研修に行きました。
日本の鉄道の歴史や安全システム、そして西条市と新幹線の関わりなどについて学びました。新幹線の生みの親とされ、新幹線建設を進めた当時の国鉄総裁の十河信二さんは西条市の高校に通い、西条市長も務めたことがあります。
海外でも日本の新幹線は有名で、海外からの留学生にも知られています。特に留学生は、新幹線や日本の鉄道について今回のたくさん学ぶことができました。実際に展示されている新幹線や機関車の運転席、鉄道のジオラマなどが人気でした。
また、地域の公共交通について理解を深めるため、今治駅~伊予西条駅は予讃線のワンマン列車で行きました。現在、地方では鉄道等の公共交通の経営が悪化し、愛媛県内を走る予讃線も厳しい経営が続いています。授業では、地方交通の役割と課題、経営について学んできましたが、実際に利用することで、その実態を知ることができたかと思います。
留学生の中には、日本で鉄道に乗るのは初めてという学生もいました。四国では当たり前の1両編成の列車に驚いた学生もいました。天気も良く、道路から見る景色とは違った景色を見ることもでき、鉄道と地域とのかかわりについて理解を深められました。
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新幹線と在来線の違いについて説明を受ける。 新幹線と在来線って線路幅が違う |
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十河信二さんと新幹線についての説明 西条市長就任前は満州で働いていたこともあり中国とも関係がある |
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0系新幹線の運転席に座る。 たくさん機器があって新幹線の運転って難しそう |
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鉄道ジオラマに夢中になっています |
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かわいいと人気のアンパンマン列車。 乗りたい人もいましたが、今日はこの後のワンマン列車に乗ります |
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列車内にて。1両の列車に私たち以外の乗客は10人くらい。 地方鉄道の厳しさを実感します |
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最後部からの絶景を眺める。ワンマン列車ならでは景色です。 |
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今治や西条の東予地域の足として使われている7000型普通列車と |