1月16日、今治市本町児童館職員のプログラムによる「おでかけ児童館」を本学にて開催しました。12組の親子(保護者12人、子ども13人)にご参加いただきました。
幼児教育学科1年生は、6月、10月に続き、今回で3回目、今年度最後の「おでかけ児童館」の運営補助に入りました。これまでの学びがつながり、学生から子どもさんに声掛けができたり、保護者の方からお話をうかがったりすることができたようです。楽しい時間、空間を児童館職員とともに創ることができ、参加された親子の皆さんにも喜んでもらえたのではないかと思います。
この日のテーマは「お正月あそび」、プログラムは次のとおりです。
~プログラム~
・手あそび「はじまるよ」
・おなまえ、おへんじ「たかいたかい」
・体操「おやこでビューン!」
・お手玉あそび「ぺったらぺったん」「おてぶしてぶし」
・ふれあいあそび「いっぽんばしこちょこちょ」「だるまさん」
・工作「辰のくるくる凧」
・自由あそび
「アンパンマン福笑い」
「風船羽子板」
「お手玉入れ・たこ焼き入れ(多気入れるあそび)」
「おでん(串におでんの具を通すあそび)」
・絵本「だるまさんが」
・終わりのあいさつ
学生のレポートから、おでかけ児童館を通しての学びの一部を抜粋します。
今回のおでかけ児童館で嬉しかったこと
・最初は人見知りだった子どもを「おやこでビューン」のときに、「高い、高い」をしたところ、ものすごく笑っていて、嬉しかったです。
・最後はみんな笑顔で帰ってくれたのですごく嬉しかったです。
・いつも来てくれている子どもたちが初めて会ったときより、大きく成長していて嬉しかったです。
・アンパンマン福笑いをしているとき、完成するたびに子どもを褒めたら、もう一回、と何回も繰り返していました。楽しかったのだと伝わってきました。
今回のおでかけ児童館でできたこと
・名前を覚え、しっかり名前を呼んで話をすることができました。
・赤ちゃんから2歳児まで、様々な子どもと触れ合い、一人一人を見ることができました。
・6月より10月、10月より1月と声が出るようになってきました。
・今までで一番楽しく自分から動けたおでかけ児童館でした。
・いつもより、余裕をもって全体を見ることができたので、保護者と二人で遊んでいる子どもに気付き、声をかけることができました。
おでかけ児童館の活動を通しての気付きや学び
・児童館のスタッフの方々は、子どもたちと保護者の方の安全を第一に環境を整え、親子とかかわりながら、一人一人とコミュニケーションをとっていると感じました。
・回数を重ねるごとに、みんなの動きがよくなって、子どもも楽しそうにしていたので、私たちの顔、声、雰囲気が大切なのだと実感しました。
・少しずつ、実践を重ねていくごとに子ども一人一人を見ることができ、実際に子どもたちの様子を見る中で発達や声掛け一つ一つの仕方について学ぶことができました。
・学生がどの位置にいれば、親子の手伝いがしやすいかなど、場面ごとの環境構成図を考えておけば、親子とのふれあいも増えるのではないかと思いました。
今の学びを今後の学びへ
・駐車場から大講義室までの案内のとき、様々な声掛けを試していくと子どもが心を開いて話してくれるようになったので、言葉がけをよく学んでいきたいと思いました。
・初めて4か月の子どもを抱っこしたとき、どうしたらよいかわからなかったので、未満児のこともよく勉強し、学びたいと思いました。
・雰囲気づくりや会場の設営、受付、親子とのコミュニケーションなど、卒業後に必要な力だと思うので、これからも目標をもって頑張りたいです。
親子にとって安全・安心できる場、楽しい時間を創ることが子育て支援につながっていくことを1年次の「おでかけ児童館」の実践を通して学ぶことができました。
2年次には、今治市の子育て講座と合わせ、自分たちで企画・運営する「めいたん広場」を展開し、学びを深めていきます。今後も地域で、よりよい子育て支援が実践できる保育者になるという目標に向けて精進していきます。
今年度、活動に参加していただいた保護者の皆様、子どもたち、児童館職員の方々や関係の皆様、本当にありがとうございました。
本学での「おでかけ児童館」「めいたん広場」は、次は新年度に開催します。
予定が決まりましたら、本学Webサイト等でご案内させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
これまでの「おでかけ児童館」の様子:
(4月)
(6月)
(10月)