1月24日(土曜)午後、イオンモール今治新都市きらめきコートで、今治市SDGsまちづくりプロジェクト高校生ワークショップ最終発表会が開催されました(高校生17名が発表)。本学からは、大成経凡先生が同プロジェクト監修の立場で出席し、各高校10分間の発表後に講評を述べました。大成先生以外にも、同じく監修者である愛媛大学の小林修先生、そして徳永繁樹今治市長が講評を行いました。いいアイデアについては、市の政策にも生かそうという徳永市長の期待がうかがえました。
前回の中間発表会(12月14日)から1ヶ月余りが経過し、どの高校も指摘された箇所の反省点などを生かし、ブラッシュアップされていました。これまで、今治市の特性や企業のSDGsの取り組み、他校生徒の取り組みや考え方などを知り、学びの機会を重ねてきました。FC今治高校里山校や今治東中等教育学校は、これまで地域探究の実績があるだけに、今治南高校と今治工業高校がどういう提案を今治市に対して行うのかは、大成先生も注目するところでした。以下は、各校のプレゼン要旨となります。
![]() |
| プレゼン発表 |
今治南高校は、中間報告で方向性がしぼりきれていなかっただけに、大成先生も心配し、自分たちがふだん活動している「こども食堂」を取りあげてみてはとアドバイスを送っていました。同校では、園芸クリエイト科で生産された野菜を市内のこども食堂に提供したり、市内小学校の児童クラブと交流したりと、地域のこどもたちとの交流を通じた活動に特色があります。本学の幼児教育学科にも、同校から毎年数名の入学者があり、保育と園芸を通じた活動がこれからの同校の強みになってこようかと思います。提案では、南高を拠点に、こどもの支援を担う人材育成をはかっていきたいとのことでした。
FC今治里山校は、若者意見を地域活性化に生かすしくみの提案をしてくれました。地域探究が盛んな同校では、同じ方向性をもった生徒がグループをつくり、プレゼンのコンペなどにも応募しています。その落選した経験が、今回の発表には生かされていました。実際、今治市では学生・高校生向けの「イマバリ未来デザインアワード」の応募が始まっており、いい提案については政策につなげることを検討しています。未来の今治のステージを若者たちにデザインしてもらい、住み続けたいと思えるまちに変えていきたい、そんな期待が込められた事業となります。
今治工業高校は、元気のいい1年生男子4人が登壇。今回のプロジェクトは、若者らしい尖った、奇抜な意見も歓迎するところでしたが、彼らは今治工業の市立高専化を掲げ、寮もつくって全国から〝造船のまち・今治〟を支える若い人材を集めようというものでした。校内でアンケートをとったところ、3年の学習課程を終えたあとも、より専門的な学びをしてみたいという生徒はいて、同校であと2年学べるなら通ってみたいという声は多くあるようです。愛媛大学も海事産業に特化したサテライトを新年度から今治市に設けますが、愛媛大への編入も視野に入れていました。徳永市長はこの発表に感銘を受け、早速、会場にいる担当部長に指示し、生徒らと話し合いの場を持たせました。今治市としても、専攻科2年をつくれないものかは検討していたようで、生徒の側から意見が上がってきたのは驚きだったようです。
![]() |
| 徳永市長の講評 |
以上、今治市の未来にとっても実り多き最終発表会となりました。審査結果に順位はつけないため、どの高校もやりきったという達成感に満ちあふれていました。高校の垣根を越え、それぞれがふるさと今治を良くしたいという思いで一つになれたような印象を持ちました。閉会後は、連絡先を交換しあったり、一緒に写真を撮ったりと、とても微笑ましい光景が見られました。大成先生としては、今回の経験を新コースや高校生のスカウトに生かしたいとのことでした。
![]() |
| 集合写真 |




