1月20日(木)午後の「地域交流演習」「地域社会論」の授業では、今治市糸山公園にあるサイクリングターミナル〝サンライズ糸山〟でレンタサイクルをし、来島海峡大橋を渡って(同橋から上陸できる)馬島までサイクリングしました。履修生以外にも参加希望の学生があり、13台はレンタルし、2台は本学卒業生で組織される「くすのき会」寄贈のクロスバイクを使用しました。その15台以外に、自前のロードバイクで泉学長と介護福祉コース1年生の山口優真君が合流し、総勢17台で馬島を目指すことになりました。
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海峡大橋をサイクリング |
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くすのき会寄贈クロスバイク |
参加した学生の多くが、海峡大橋をサイクリングするのは初めての経験で、橋桁からの眺望に感嘆の声をあげていました。海面から橋桁までの高さは65mもあり、高所恐怖症の学生にはスリリングだったようです。馬島は約10人の島民以外は自動車で降りることがかなわず、サイクリストや原付の観光客は、専用エレベーター(無料)で降りることになります。そして地上へ降り立つと、令和2(2020)年7月にオープンした「グランルーク」(GLAMPROOKしまなみ)の職員さんがお出迎えのサプライズ。当初は、同島の同社宿泊施設を外観から視察の予定でしたが、食堂・客室・浴場などひと通りご案内いただく厚遇にめぐまれました。
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グランルークしまなみの客室 |
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グランピングに癒される学生たち |
まず、本館屋外に隣接するテント調の客室を見せていただき、くつろぎ感満載のインテリアや空間設計に学生たちから歓声があがりました。まさに〝グランピング〟(グラマラス+キャンピング)を体現する施設で、これとテラスがセットになって、目の前にはビーチ・来島海峡・壮大な橋・各種通航船などの絶景が広がります。今治市民にとってはあたり目の景観が、きっと、都会暮らしや他地域の人々にとっては世界自然遺産に匹敵する癒しと感動をもたらすことでしょう。高い料金には訳があり、細かなサービスの一つ一つを解説いただきながら、観光業の極意みたいなものを学ばせていただきました。何より、おもてなしの精神に感動し、3階客室から海峡を眺めた際、眼下のビーチに〝明短 WELCOM 2023 馬島〟の砂絵文字があることに気づきました。お別れの際も、学生たちの姿が見えなくなるまで手を振ってくださいました。
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グランルークしまなみの職員さんと |
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砂絵のおもてなし |
サンライズ糸山に帰着した頃には、曇天から夕陽が射し込むようになっていました。当初はあきらめていた鴨池海岸(今治市大西町九王)の夕陽に期待がふくらみます。実はこの翌日にオープニング式典を控える一棟貸し宿泊施設「レアレア リゾートヴィラ かもいけ」を外観から視察することにしていました。同施設のオーナーは、本学と地域連携協定を締結している「丸栄タオル株式会社」の村上誠司社長です。そして現地へ到着したちょうどそのとき、まんまるの夕陽が、すぐ沖の弓杖(ゆづえ)島の後方に姿を見せました。学生をモデルに〝映える〟写真の撮影会となりましたが、そんな美しい夕陽も間もなくして雲に隠れてしまいました。この場所も、参加学生のほとんどが初めての訪問で、満足感にひたりながら短大へ帰ることになりました。次回の本授業は後期テストです。学生のみなさん、がんばってください。
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鴨池海岸の夕陽と学生 |
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しまなみクラウンブリッジで記念撮影 |