2023年7月6日木曜日

大学公開講座2023 7月1日 YOUもいまばり博士になろう!

今年度、本学の「大学公開講座2023」は7月に3回の講座を予定いたしております。その1回目の講座「YOUもいまばり博士になろう!」が、本学地域連携センター長の大成経凡が講師となり、7月1日(土曜)10:00~12:00、本学3号館322教室で開催されました(今治CATVの撮影があり、後日放送予定)。

今治商工会議所が主催する今治市のご当地検定「いまばり博士検定」は、今年8月実施の検定で第14回を迎えます。当初はジュニア編と初級編しかなかったカテゴリーも、年を追うごとに中級編・上級編・プレミアム編を加え、公式ガイドブックも3度改訂するなどテコ入れを図って参りました(第2回以降、大成が全編の問題を作成し、ガイドブックの監修を行う)。ご当地検定そのものは全国各地に存在していますが、ブームで誕生し、廃れていったものも多く見られます。

今治商工会議所では、受検者が毎年50人を下回るようなら継続を断念しようという意見もありましたが、近年は今治市新人職員の研修に「いまばり博士検定」が位置づけられることで、50人を少し上回る受検者を確保できております。上級編合格者しか受検できないプレミアム編については、合格者の特典として市内の産業観光や施設見学など、ふだんなかなか味わえない体験で好評をいただいております(プレミアム編以外は重複受検可)。

この日は、実際に10問ほど例題を出題し、出席した10数名に解いてもらいました。解説の際は、本学学生の学外授業の様子などもスライド映写しました。


公開講座の様子

軽快なトークの大成講師

【例題1】

 しまなみ海道の橋で、一番長いのは?

 ①多々羅大橋  ②大三島橋  ③伯方・大島大橋  ④来島海峡第三大橋

                        

四者択一でありますが、12市町村が合併した今治市の範囲は広域的で、ジャンルも歴史・観光・産業・人物・暮らしなど多岐に渡ります。歴史だけが得意でも合格できないのが「いまばり博士」であります。また、新たなイベントや施設の誕生など、変化の激しい今治市は、この1年を振り返っただけでも、今治港開港100周年にともなうブルーインパルスの記念飛行やFC今治の里山スタジアム完成など、話題に欠くことはありません〈例題1の正解は④〉。

参加者の中には今治西高校の放送部員もいて、講座を終えて感想を訊ねると、「作品づくりにあたって、地元の情報収集でとても勉強になった」とのことでした。今治西高校では、同窓会の螢雪会が全校生徒に「いまばり博士検定」の公式ガイドブックを配布しており、ふるさと今治の魅力を知る手がかりとして活用しております。検定主催者としましては、若い世代の受検者を増やしたいところですが、小中学生・高校生の受検者は毎年数人しかいないのが現状であります。英検・漢検と並び、今治で必要とされる検定を目指し、今後とも継続して参りたいとのことでした。

昨年度から、祝日の「山の日」に、本学で「いまばり博士検定」の対策講座を実施いたしております。今年も8月11日(金曜)午前中に3号館で実施予定です。


いまばり博士検定 公式ガイドブック
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