2023年7月4日火曜日

幼児教育学科×FC今治コラボ授業  年中児・年長児向けFC今治サッカー教室から学ぶ

今年度、幼児教育学科1年生は、学生同士で協力しながら子どもが惹かれる運動遊びを実践できるようになることを目標にし、FC今治ホームグロウングループのコーチとともに学んでいます。(第1回目の授業の様子はこちらから→https://meitan-webnews.blogspot.com/2023/05/5-fc.html)


今期2回目の幼児教育学科とFC今治のコラボ授業の様子を報告します。


6月27日、晴れ。

今治里山スタジアムに隣接する市営スポーツパークにてFC今治の安倍亮太コーチと土橋功コーチによる幼児向けのサッカー教室が開催されました。この日は白鳩保育園の年中児さんと年長児さんを招待しました。

学生たちは、子どもたちの心が動く瞬間、自然と体が動く瞬間を実感することをねらいに子どもたちとかかわりつつ、プロコーチの実践を見学させていただきました。


まず、学生たちはコーチとともに会場の準備をしました。コーチのお話では、対象年齢・人数・男女比・日時・天候など様々なことを考慮されているそうです。

この日はとても暑かったので、日陰で休憩できるようテントが用意されました。

一つの活動が終わるごとに給水、休憩時間があり、安全面にも配慮されていました。



 サッカー教室の活動を順に紹介します。

自己紹介

 コーチの自己紹介はとてもユニークなもので、最初から子どもたちは釘付けでした。


忍者ごっこ

最初は忍者ごっこです。「ニンニン!」「シュリケン!」「カタナ!」「ボウエンキョウ!」のかけ声で子どもたちが体を動かすことを楽しみました。


お宝探し

 次はビブスの色で青、黄、紫、赤グループに分かれ、お宝探しゲームです。「たからさがし」という言葉が子どもたちの目を輝かせます。コーチから聞いたルールを守り、できるだけ多くお宝のボールをグループで集めます。





卵ゲームとお散歩

今度は一人ひとりがボールで遊びます。ボールを卵に見立て、上に投げたり、弾ませたりして受けとる活動から、足を使ってボールをコントロールするお散歩遊びへ発展しました。



玉入れ合戦

最後に青・紫チームと赤・黄チームに分かれ、玉入れ合戦。サッカーらしさが感じられるゲームです。子どもたちは懸命にボールを追いかけ、ゴールを目指していました。



 終了後はみんなで記念写真を撮り、子どもたちを笑顔で見送りました。



片付けを終えた後、学生たちは自分自身の目標を振り返るとともに安倍コーチ、土橋コーチから子どもたちへの思いや活動のストーリーについてお聞きしました。






活動やコーチとの振り返りから学んだことを学生のレポートから一部抜粋します。


・打ち合わせをして、全体で確認をして、よい準備をしていくことが大事であることを学びました。

・安全で、楽しく、わかりやすくということをコーチたちが意識していることがわかりました。

・導入の部分で心をつかむこと、キャッチ―な言葉とわかりやすい表現方法を学びました。

・まず目的を伝え、次にルールの確認をすることがわかりました。

・いきなりサッカーではなく、外で遊ぶ、ボールを使う、サッカーお散歩というストーリーがあることがわかりました。

・コーチが子どもと対話するとき、コーチのボディランゲージは非常に豊かで言葉づかいも非常にシンプルなので子どもたちは意味をすぐに理解し、遊ぶことができていることを学びました。

・一人ひとり、しっかり名前を呼ぶことで、子どもたちは見てくれているという安心感ができるのだと思いました。

・ただ話しかけるだけではなく「もっとやりたい」「もっとうまくできるようになりたい」と思えるような声掛けをしたいと思いました。

・子どもたちの人生に触れていているという責任が大事と聞いて、とても納得しました。


 おかげさまで、学生たちは全員、子どもたちの心が動く瞬間、自然と体が動く瞬間を目の当たりにし、実感することができ、自分たちも子どもたちにコーチたちのような働きかけができる保育者になりたいと思えたようです。

 安倍コーチ、土橋コーチ、白鳩保育園の子どもたちと先生方、本当にありがとうございました!

第3回FC今治コラボ授業は7月に実施予定です。子どもたちを惹きつける大人の関わりや環境づくりをさらに学んでいきます。





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