2023年(令和5年)7月2日(日)10:00~12:00
令和5年度 今治市より本学が今治版ネウボラ地域子育て支援基盤強化事業の委託業務を受託いたしました。
この事業は、今治市が妊娠期から18歳までの子どもがいるすべての家庭を、切れめなくサポートし、市民や企業とのパートナーシップによりまち全体で子育てを支える「子どもが真ん中の社会」を目指すとともに、本学の幼児教育学科と連携して子育て応援講座と保育者研修の2本立てで実施していきます。
7月2日は、今治版ネウボラ地域子育て支援基盤強化事業の一環で、「こどもおとなも今治版ネウボラみんなの子育て応援講座」を基調講演とトークセッションの2部構成で実施しました。
開会にあたり、今治市長 徳永繁樹様よりご挨拶をいただきました。
【基調講演】10:00~10:40「こどももおとなも生き生き過ごそう!
~こどもの〝食べる〝、‶寝る‶、〝遊ぶ‶を考える~」
講師:国立成育医療研究センター 総合診療科 医師 堀川美和子先生
国立成育医療研究センター 堀川美和子先生をお招きし、子育て中の保護者や子育て支援機関関係者に向けた講話をしていただきました。
子どもが健やかに育つには、〝食べる‶ 、‶寝る‶、‶遊ぶ‶を確立させることが大切である。
【食べる】
脳には、エネルギーとなるブドウ糖が必要で、朝にしっかりごはんを食べないと、脳のエネルギーが不足し、 集中力や記憶力も低下してしまいます。朝ごはんをしっかり食べることで、学力や体力もついてきます。
【寝る】
私たちの脳では、膨大な数の神経細胞が働き、様々な情報の処理や思考を行っています。
睡眠は、単に体の疲れをとるためだけでなく、脳、特に大脳を休ませるという積極的な意味があります。
睡眠中には、体の調節や成長に必要な各種ホルモンがさかんに分泌されることや、睡眠が免疫力を高めることが知られています
良い睡眠をとるためには
・朝日を浴びる
・起きる時間、寝る時間、入浴、食事の時間などを一定にする
・日中に適度な活動を行う
【遊ぶ】
主体的で楽しんでいることが大切です。子どもは、遊びから五感の発達、体力作り、コミュニケーション能力、探求心、判断力、ルールを覚えるなどを覚えていきます。
また、1日2時間以上の外遊びをすることにより、体力・運動能力の向上、近視の発症予防、骨の健康な発育、自律神経機能の強化、ストレスの軽減・うつ状態の改善、危険を回避する力がつく体力が身につくとされています。
・ぐっすり寝てすっきり起きる⇒朝ごはんをしっかり食べる⇒日中の活動度が上がる
を繰り返していく。毎日・毎回を完璧にやるのは大変なので、1週間くらいの単位で考えてみましょう!
【トークセッション】10:50~12:00
今治市長のよる今治市版ネウボラの概要説明や今後の事業展開及び、子育て支援についてパネラーによるトークセッションが行われました。
パネラー
・国立成育医療研究センター 総合診療科 医師 堀川美和子先生
・FMラヂオバリバリ 山内奈々さま
・今治市長 徳永繁樹さま
・今治明徳短期大学 学長 泉 浩徳
【託児】10:00~12:00今回は、子育て中の保護者の方々が、基調講演・トークセッションを気軽に参加しやすいように、託児コーナーを設けました。今治市鳥生保育所の職員の皆様のご協力により実施できました。託児コーナーでは、本学の学生も参加し、現役の保育士さんから多くのことを学ぶことができました。子どもたちもお父さんやお母さんがいなくても、保育士さんや学生たちと楽しく時間を過ごしていました。
今治市保育幼稚園課・ネウボラ政策課の皆様をはじめ、関係各所の皆様ありがとうございました。