2023年7月18日火曜日

幼児教育学科 今治市 地域の「子育てひろば」の見学と保育実践~1年生

 7月11日、幼児教育学科1年生が今治市内の「子育てひろば」(地域子育て支援拠点事業所)を訪問しました。

先日、今治市職員から今治市の子育て支援制度について学んだ学生にとっては具体的な子育て支援の場を知るとともに乳幼児の行動から発達の様子や親子のかかわりを学んだり、よりよいかかわり考えたりする絶好の機会です。

学生たちは数名ずつに分かれ、7か所の子育てひろばでスタッフの方々に見守られ、親子とかかわりながら素敵な時間を過ごすことができました。そして、自分たちが選んだ乳幼児向けの絵本や手あそび等を実践することで親子と楽しく交流させていただきました。

この日はそれぞれのひろばで、夏まつり遊び、水遊び、助産師さんとの交流、お歌の会などのイベントもあり、学生たちは、多様な子育てひろばの活動を実感できたようです。

今回は「ばりっこ広場」「ハルモニア」「山路白鳩つどいの広場」「にこにこ広場おおきくなあれ」「輪い和い親子広場」「志々満おひさまセンター」「たまっこらんど」にご協力いただきました。一緒に過ごしていただいた親子の皆様、ひろばスタッフの皆様、今治市職員の皆様、おかげさまでとてもよい学びができました。本当にありがとうございました!


~実践後の学生の振り返り~

子育てひろばの環境についての気づき・学び

・部屋の壁にラミネートしたキャラクターやポスターを貼っていて安心感や楽しい雰囲気がありました。

・子どもたちが使うおもちゃの中にも手作りのものがあり、おままごとで使用するレンジや収納ケースなども段ボールを使って作製されており、子どもたちが使いやすい工夫がされていました。

・水遊びの水は、ぬるくしてあり、冷たすぎず、熱すぎないようになっていました。

・スタッフの方は、保護者の方が心を広げて、その場にいられるように安心して話ができるような雰囲気を作ってくれていました。お母さんたちは、安心して子どもの成長で気になることを相談できていました。

・実際に子育てひろばに行き、施設のスタッフの方や保護者の方、子どもたちとかかわるなかでいつもの授業では経験することのできないかかわりの中で発達段階について学ぶことができました。


読み聞かせや手あそびの実践を通しての気づき・学び

・1歳半くらいの幼児に手あそび歌と絵本の読み聞かせをしたところ、なかなか集中してもらえませんでしたが、手あそび歌用に準備したペープサートは気に入って興味をもってもらえました。

・読み聞かせは、絵本どおりにはできなかったけれど、持っていった小物には興味を持ってくれて、それで遊びながら絵本を読むことができました。

・「トントントンアンパンマン」の手あそびでは、子どもたち、保護者の方と一緒になって楽しみながらリズムに合わせながら行うことができました。

・「手をたたきましょう」の手あそびをしているときに、お母さんから離れなかった子どもが前に出てきて笑顔で拍手しながらリズムにのっている姿を見て嬉しかったです。

・スタッフの方が親子の皆さんに声掛けをしてくれたおかげで皆が注目してくださったので、手あそびや絵本の読み聞かせを楽しく実践できました。

・手あそびで「グーチョキバーで何つくろう」をした後、「鏡のようにしたらいいよ」とスタッフの人に教えていただきました。


今後に向けて

・絵本を始める前に子どもたちにどうやって興味をもたせられるかを学んで次の実践に向けてがんばりたいです。

・「子どもの注目を集める」「子どもをもっと笑顔にしたい」「もう少し表現を工夫する」という3つを次の自己目標としたいと思います。 




*2022年度の「子育てひろば」実践の様子はこちらから→

1 2022年6月 明短WEB新聞: 幼児教育学科 1年生 地域の「子育てひろば」での学び 

2 2022年7月 明短WEB新聞: 幼児教育学科 <7月の地域での活動報告 3回シリーズ 第3弾>地域の「子育てひろば」


このページの先頭へ戻る