2024年7月2日火曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.5 1年生 調理学実習授業紹介



 ◆◇◆学生感想◆◇◆

・炊き込みご飯を家で作る時に炊飯器の炊き込みコースを使うのですが、米の給水をしっかり行っていれば、早炊きでも美味しく炊けることを知りました。黄身酢は、作った事も食べる事も初めてでしたが、上品な味に仕上がって、とっても美味しかったです。デザートのメレンゲもしっかり泡立っていたので、甘くて生クリームみたいでした。完成が予定時間より遅れてしまったので、1人ひとりが段取りを頭に入れて、時間ロスがないように実習を重ねるごとに動けるようになりたいです。木の芽やミントなどの飾りがあると、料理がおいしそうに見えるので、視覚も大事だと改めて感じました。

・たけのこご飯は、味付けがしっかりとされていて、丁度良い味の濃さでした。木の芽の香りもして、良い香りでした。えびときゅうりの黄身酢は、きゅうりの蛇腹切りに関われなかったのは残念でしたが見た目の割に味が薄いのかと驚きました。長いものおすましは、長いもをあまり好んで食べてこなかったのですが、とても美味しく感じました。歯ごたえがあって、素材の味を活かしている感じがしました。淡雪いちごは、バニラエッセンスを加えることで、香りも味も良くなりました。

・前回よりは、全体的にテキパキ動くことができたが、まだ早く動くことができると思うし、11時30分前に終わらせれるように努力したい。黄身酢の卵に卵白も完成時に白い塊が出来てしまったので、そのような細かい部分まで気をつけるように次に臨みたい。たけのこご飯は、たけのこが均等なサイズに切れていて、味もちょうど良くてよかった。えびときゅうりの黄身酢も、酢がほどよく効いていておいしかった。淡雪いちごは、メレンゲがシュワシュワしていて食べた事のない感覚で、とてもおいしかった。盛付けがもっと上手になれば見栄えももっとよく見えると思うので、次の実習で意識して盛り付けようと思った。



◆◇◆学生感想◆◇◆

・出来上がり目標の11時30分までに全部完成させることができて良かったが、少し連携できてない部分が多かったので、それが減ったらもっと早く完成させることができると思った。ご飯やゼリーは、飾りのミントや木の芽の位置に注意して乗せることで見栄えもよくなると思うので、これからも意識していきたい。どの料理も味がしっかりしていて濃さもちょうど良く出来ていたので良かった。煮付のお皿が洋風皿だったので、その日に作った料理に合うお皿を選ぶようにしたい。次回はしっかり伝えあう事、今回より早い時間に完成できるようにもっと積極的に行動して頑張りたい。

・豆ごはんの豆が潰れご飯に色が移っていましたが、香りが良く豆の固さも丁度よく味は美味しい。白身魚は、身が重なり色のムラができ、火が強すぎた事が原因と思われます。味は砂糖を使わなくて美味しく食べれました。

・どの食材もしっかり味が付いていておいしかった。調味料が少なくても、だしの味、素材のうま味でしっかり味がしてたように思う。完成時間は目標通りに行えたが、各自での段取りを頭に入れて、効率よく動くことができればもっとスムーズに進むと思うので、改善していきたい。


2024年7月1日月曜日

今治版ネウボラ地域子育て支援基盤事業 若手リーダー保育者研修を開催しました。

令和6年度も本学が今治市より今治版ネウボラ地域子育て支援基盤事業の業務委託を受託いたしました。

昨年度は、『こどももおとなもみんなの子育て応援』というテーマで、子育て支援をしている保護者向けの子育て応援講座と保育者向けの研修を実施しましたが、今年度は、保育者向けの研修を年3回、午前と午後の2部制で実施していきます。


令和6年度 第1回目の研修(午前の部)は

令和6年6月18日(火)10:00~12:00 講師:むぎの穂保育園 園長 出原大先生をお迎えして、「幼少期に自然環境にふれることの重要性」をテーマにご講演をしていただきました。


出原先生は、主に『愛情深い保育』・『自然教育』・『主体性を育む』ことを目的に、教育・保育観を大事にしたいとの思いで、むぎの穂保育園を設立したそうです。


『愛情深い保育』

ありのままを受けとめ、まなざしを向け、ふれあいを大事にして、心に寄り添う保育をすると、子どもたちの中に愛の心が育まれ、自分に自信を持ち、人のことも大切に考えられるようになる。


『自然教育』

人は自然の一員。乳幼児期・人生で一番心の動く時に自然にふれ、五感を通して豊かな感覚・感性を養い、これらの経験から子どもたちは、好奇心・探求心を育み、生きる力を身につけていく。自然のノウハウはとても大事。この食べ物は食べたらだめなど、自然を通して学ぶことがある。同じような葉っぱでも自然の物と人工の物では、「感覚が違う」、「香りが違う」などの感性が育まれる。

動植物とのふれあいによって命の尊さに気づくことができる。時に、生きものの死に直面したり、収穫した野菜を食すことから、命を得ることを感じたり、命への直接・間接的なかかわりを体験することにより、人間同士、相手のことを考え、思い、愛する心を育むことになる。


『主体性を育む』

 子どもたちは、豊かな保育環境の中で「わあ!やってみたい」「おもしろそう」などと自ら環境に働きかけていき、さまざまな学びをする。自由に仲間とともに楽しみ・表現しながら自分で考える力、行動する力を養っていく。なぜ、どうして疑問に思っていると意欲・探求心につながる。


出原先生から若手リーダー研修に参加された方々に、「優しい先生になってほしい」とのエールをいただきました。




 

令和6年度 第1回目の研修(午後の部)はリトミックの基本と実践のテーマで講演を実施しました。


令和6年6月18日(火)13:00~16:00 

講師:今治明徳短期大学 講師 十河治幸先生と岡田奈恵美先生


リトミックとは、「音楽を通して子どもの感性や表現力を育てる教育法」です。


 特徴として、音楽の変化に合わせて、「動く」ためには、「聴く」(耳のセンス)ことが重要となっている。


「さあみんなで」のピアノ演奏に合わせて、実践しました。

  ①さあ みんながあつまった (輪になって歌に合わせて拍手する)

  ②おとなりさんのかたたたこう(右どなりの人を指さしてかたをたたく)

  ③おとなりさんのひざたたこう(左どなりの人を指さしてひざをたたく)

  ④いっしょにトントントン(右どなりの人の肩と右どなりの人のひざを同時にたたく)

  ⑤さあ みんながあつまった


後半では、幼児教育に興味をもっている今治南高等学校の2年生の生徒さんが短大の見学に来てくれました。現役の保育士さんの研修に参加してもらったことは、保育をより身近に感じてもらえたと思います。


 リトミックで得られる効果として

 1.音楽を聴く、歌う、演奏する・作ることを通して、体を動かす経験の中から感じ取り、体で覚えることができる。

 2.音楽や音に反応して動くことで注意力・想像力・集中力・協調性、記憶力が身につく

 3.心で感じたものを体を使って、自分なりに表現することで心と体の調和を計れる。

 などが挙げられる。


 リトミックの指導のヒント

 1.音楽に合わせて、ゆっくり歩いたり、駆け足になったりと音楽の変化に合わせて、注意を促すようにしてくこと。

2.ゆっくりとした動きには、例えば「大きな荷物をもって歩いているよ」などの声かけすることも子どもたちが動きやすくなる。

3.飛び跳ねるなどの動きには、喜びの感情をしながら飛び跳ねる。

  4歳半頃までは、スキップがうまくできないので、ギャロップから始めるとよい。






   

今後も、保育現場で働いている方々に向けて、短大での知見を広げていただくために、

研修をして参ります。


次回は、8月27日(火)に予定していますので、今治市の現役の保育士さんの参加をお待ちしています。





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