2026年7月28日火曜日

大学公開講座 防災をテーマに開催(7月17日)

 7月17日(金)午前中、防災をテーマにした大学公開講座を本学3号館大講義室で開催したところ、57名の参加者がありました(一般16・学生37・教職員4)。演題は「災害を知り、災害に備える ~自分の命は自分で守る~」で、昨年につづいて今治市防災危機管理課の福田一弘参事補が講師を務めました。本講座は介護福祉コースの授業も兼ねていたことで、同コースの全学生27名が参加するとともに、地域づくりの観点から地域未来創生コースの全学生4名、今治市に住む外国人の目線から日本語上級クラスのミャンマー人6名も参加しました。

まず、どんな種類の災害を想定しておかなければならないのかの説明があり、南海トラフ大地震だけでなく、過去に今治市を襲った土砂災害・洪水・高潮の危険性にも触れました。また、災害がいつ起きても大丈夫なように、これを最小限に食い止められるよう〝減災〟の意識を持つよう説明がありました。




具体的な安全対策として、災害が起きたときに家族で避難場所・経路・手段の確認をしておくことや防災セットを準備しておくことなどのアドバイスもあり、木造家屋の耐震改修や家具転倒防止用具設置費用等の助成を今治市がおこなっている紹介もありました。ちょうどこの7月からは、緊急時生活快適性向上支援や災害時持出品整備支援の新たな防災対策支援が今治市で始まりました。防災用品の購入費用の一部が補助されるようになり、申請や問い合わせの連絡が同課で増えているとのことでした。防災情報の入手も大切で、今治市防災情報ポータルの活用や今治市緊急告知ラジオの紹介がありました。このラジオは各支所などで、2,200円で購入ができます。また、福田参事補がパーソナリティを務めるFMラヂオバリバリ(78.9MHz)の防災情報番組「守るぞ☆IMABARI☆」(木曜17:00~17:15、再放送土曜11:00~11:15)の紹介もありました。




最後に、介護福祉士を目指す学生たちへのアドバイスとして、「災害時には災害弱者や要配慮者と直接向き合うことになり、自らの判断で目の前の人の命を守る必要がでてくる。まずは、自分の命を守ってください。要配慮者等のために何をしなければならないか、その時の状況に応じて判断し、行動して欲しい」とのことでした。まさに、防災に関する知識を深めることが大切で、今治市が実施している防災士養成講座の案内もありました。令和8年3月末現在、愛媛県には28,318名(今治市は1,342名)が防災士の資格を取得しており、その数は東京都に次ぐ全国2位とのことでした。

講演会終了後、参加者は陳列された防災グッズにも興味を示していました。身につけるものだけでなく、非常食もありました。また、FMラヂオバリバリの情報番組の収録もあり、インタビューに答える留学生もいました。1年生は、来年も受講する機会がありますので、防災への意識を高めて欲しいと思います。


防災グッズをチェック


2026年7月27日月曜日

介護福祉コース 授業紹介「聞こえ学習」

 介護福祉コース2年生の「障害の理解Ⅰ」の一環で今年もご自身が聴覚障害者であり、美容師でもある渡部優子先生をお招きし、「聞こえ学習」の授業を行いました。


実際に見て・聞いて・触れることで、よりリアルに聴覚障害について学びが深まり、車いすの着付け体験は学生にとって貴重な経験となったようです。







2026年7月24日金曜日

地域未来創生コース 大島・宮窪地域の公園視察(7月13日)

 地域未来創生コースでは、コミュニケーション能力や社会性を磨くためのインターンシップ実習やボランティア活動を単位化しています。前期授業も終わりに近づき、夏休みに向けてその準備にとりかかろうとしています。

ボランティア活動では、7月26日(日)に大島・宮窪地域で開催される水軍レース大会に、NPO法人「能島の里」(村上利雄理事長)指揮のもと、選手整列・誘導係をすることが決まっています。同コースからは男子2名が参加し、他にも介護福祉コースから留学生5名が加わります。本学は、同法人とは包括連携協定を結んでおり、宮窪地域の活性化に関わることで、まちづくりの視点を学び、広い視野を培いたいと考えております。

この日は、まず旧宮窪町時代に整備した石文化運動公園を視察(前回の地域創生探究Ⅰで、宮窪地域のまちづくりについて学習)。地元産の大島石をふんだんに使った多目的グラウンドや野球場、石文化伝承館(体育館)は、今も少年野球や陸上競技大会、剣道大会などに活用されています。石モニュメントの広場もありましたが、アートな視点からもっと光が当たってもいいと感じました。大島石でつくったすべり台は、芸予地震で損壊して以降、復旧がされておらず、もったいない気がしました。この園内に、能島の里が管理する「映日果」という軽食喫茶がありますが、当初は女性活躍推進の一環で整備された施設で、しまなみ海道開通後は物販と軽食を提供する食堂として活用されていました。営業休止となっていたところを、能島の里に声がかかり、定期的にうどんやカレーを提供して参りましたが、マンパワー不足で、現在は団体予約が入った時だけ食事(弁当)の提供を行っているようです。ふだんは、能島の里が製造販売するエビ味噌とクロイチジクジャムの製造所にもなっています。マンパワーさえあれば稼働率も上がりますが、そこが少子高齢化、若年人口減少にあえぐ地域の課題でもあるのです。

石文化運動公園のモニュメント

つづいて、カレイ山展望公園を視察しました(地名のカレイの語源は涸れ井で、水が涸れやすいという意味)。同じ大島・吉海地域の亀老山展望公園と違い、登山ルートの市道整備が行き届いていない印象を受けました。亀老山が大型バスでもアクセスがスムーズな観光道路に対して、カレイ山は採石業者のダンプカーが往来する少し危険な産業道路といえます。重量のある車両が往来することで道路の各所で陥没が見られ、また道路脇の草木が伸張することで道幅も狭く感じられました。展望公園についても、マンパワー不足でかつてほど管理が行き届いていないように感じました。そこへ学生ボランティアを入れたいと考えており、今回はその下見も兼ねていました。


カレイ山展望台(眼下に能島城跡)

ちょうどお昼時に訪ねたので、展望台そばで営業するカフェ「遠見茶屋」にも立ち寄りました。この施設は、今治市から同公園の指定管理を任された能島の里が、設計から建築まで、独力で整備したカフェとなります。有名なソムリエがレシピを考案した〝カレイ山のカレー〟が、過去に全国放送のテレビなどで何度も取りあげられ、話題となりました。会員がスタッフを務め、4月から11月末まで土日・祝日営業、カレーは1日25食限定でやっていましたが、コロナ禍で営業休止に追い込まれ、スタッフの高齢化がこれに加わって、営業再開ができなくなっていました。その後は地域おこし協力隊の力を借り、現在も能島の里会員で元地域おこし協力隊の青野右京氏が土日月の週3日間の営業でキーマカレーとドリンクなどを提供しています。フロアには、大島石テーブルが5つ並び、開放的な雰囲気を醸し出すため、海側には壁も窓もありません。同所からの眺めもご馳走というコンセプトが見てとれ、学生たちからも感嘆の声がありました。こちらでのインターンシップを視野に入れたいと感じました。

遠見茶屋


2026年7月23日木曜日

プロモクルー、日帰り合宿へ(7月19日)

 めいたんプロモーションクルーが創設されて4年目。現在は3期生・4期生が本学の広報活動に励んでおります。オープンキャンパスのサポートを主要な活動としつつ、大学案内のモデルやFMラヂオバリバリのパーソナリティ、今治市内のイベント出演やSNSの発信など活動は多岐にわたります。過去には、ふるさとCM大賞(愛媛朝日テレビ)に応募するなど映像活動に力を入れたこともありました。そして、このたび初めて〝チームビルディング〟のかけ声のもと、日帰り合宿を7月19日(日曜)に実施し、学生24名・教職員4名の総勢28名が参加しました。この24名には全学科コースにまたがる1・2年生と、インドネシア・ネパール・ミャンマーの留学生が含まれ、めいたん色に満ちあふれていました。


まず8:30に学園バスで本学を出発し、しまなみ海道経由で約1時間かけて生口島の耕三寺へ。もうそこは広島県尾道市瀬戸田町の県外です。松山市街と同じ感覚で県外の観光地へ着いてしまいます。耕三寺参詣のお目当ては、しまなみ海道屈指の観光スポットといってもいい「未来心の丘」を訪ねることでした。大理石でできた境内背後の展望所は、結婚式の前撮りにも利用される、ロケーションが抜群にいい観光スポットなのです。境内には、日光東照宮や平等院鳳凰堂を模した寺院建築もあって、そのシュール感も現地を訪ねないと分からないことです。参詣者の中には、インバウンドをよく見かけることができました。それにしても、暑い! 未来心の丘は石造りのため、照り返しで暑さが増幅しているように感じられました。そこで、頂上のカフェで避暑をとる学生、地下壕の地獄めぐりで涼をとる学生(地獄がまさに天国⁉)など、境内の自由時間は思い思いに過ごしてもらいました。


耕三寺 未来心の丘

当初は、2つ目の訪問地を因島のHAKKOパークとしていましたが、屋外の観光地は避けた方がいいと判断し、インバウンドの宿泊者が多い大三島の宿泊施設WAKKAへ(グランピングやアクティビティで有名)。正午過ぎから同社のカフェでランチタイムをとることにしました。同社の村上あらし代表は、今年6月に本学国際観光ビジネス&地域未来創生コースの就職セミナーにゲスト講師でご登壇いただいたことがあり、そのご縁で歓迎いただきました。カフェの目の前は海で、先ほどまでいた生口島が対岸に見え、多々羅大橋の眺望も楽しむことができます。カフェで1時間余り涼をとることができ、一部の学生は着替えを済ませることができました。今年の第31回水軍レース大会に、本学は初めて女子チームを送り出すことになりました。

WAKKAカフェからの眺望

そしてこの日のメインイベント。大島の宮窪港へ移動し、14:00から酷暑の中を水軍レースの練習です。1時間1本勝負で、同乗した漁協職員の指導を受けながら、和船の櫓漕ぎを習得します。乗り込んだ12名のうち、経験者は2名だけ。船上にいるだけでも暑いのに、メンバーは5本の櫓さばきを合わせようと必死で食らいつきます。水軍レースは、体力や運動神経も大切ですが、櫓の操作で一体感を生み出すチームワークが特に重要です。コツをつかみかけたところでタイムオーバー。延長を認められても、やる体力は残っていなかったことでしょう。手にマメができた学生もいました。それでも、クールダウンの海水浴は別もの。漕がない学生たちがビーチで楽しんでいるところへ合流。しばし、夏の思い出づくりに励みました。そして16:30過ぎに帰校。熱中症で体調を崩す参加者がいなくて安心しました。


水軍レース練習


学びも多かった合宿ですが、まずは7月25日(土曜)の来学型オープンキャンパス、翌26日(日曜)の水軍レースをがんばりましょう!



2026年7月22日水曜日

留学生 今治西高校生と国際交流(7月18日)

 7月18日(土曜)午後、県立今治西高校の螢雪会館で、同校グローカル研究部による留学生インタビューがあり、本学の5か国(ミャンマー・中国・ネパール・インドネシア・スリランカ)からなる留学生5名が出席しました。同校では、今年度から新たに国際科が誕生し、グローバル×ローカルな視点で広い世界や身近な地域社会を見つめる力を育成しております。

 まず、この日参加した高校生13名(1・2年生)は、1時間ほど本学の大成経凡先生から、今治市が昨年度策定した多文化共生推進プランの概要について説明を受け、今治市にフィリピン人・ベトナム人が多いことや、その多くの在留資格が造船業やタオル産業で働く技能実習生・特定技能で、大西地域・北郷地区・吉海地域・伯方地域などに多く住んでいる特徴について学びました。また、本学では290名の全学生に対して70%の204名が留学生で、多い順にミャンマー97名・中国42名・ネパール42名・インドネシア19名・スリランカ4名であることを説明しました。そして、増える外国人に対して、やさしい日本語の普及や交流機会を増やす取り組みが大切と説き、昨年度以降、試験的に始まった大西地域の「サッカーでお結び会」や吉海地域の「防災運動会」などの事例を紹介しました。本学でも、大成先生の学外授業などで、留学生に集団行動の規律を学ばせる事例や、おんまく・水軍レースなどの地域イベントに積極的に参加して、市民との交流機会を増やす事例が紹介されました。




 つづいて、円座になって、あらかじめ高校生たちが用意した質問を留学生に投げかけます。印象的だったのは、ちょうど高校生たちにとっては夏休み初日ということで、外国でもたくさん宿題が出されるのかということでした。県内有数の進学校ゆえの悩みなのでしょう。同校OBの大成先生もそこはよく心得ていて、文武両道はなかなか難しいものです。他にも、日本へ留学しようと思った理由や、日本のアニメや音楽に興味があるのか、どこでアルバイトをしているのかなど、高校生目線での質問が相次ぎました。一同の笑いを誘ったのは、お国柄によっては宗教上食べることのできない牛豚肉の話題でした。牛丼チェーン店でのアルバイトはできるのかという疑問に対し、ネパールとミャンマーの留学生からは、自分たちがその動物を殺したわけではなく、精肉された材料を調理するので、食べさえしなければ大丈夫というものでした。


円座でインタビュー

 和んだところで、今度は5つのグループに分かれ、食文化についての質問を投げかけていました。どんどん深掘りしていく様子を見ると、この日は食文化が重点テーマだったようですね。例えば、福建省出身の中国人留学生が刺身を食べないと答えると、では、どんな魚をどのように調理して食べているのかという質問となりました。〝黒い魚〟と返答されるも、高校生がイメージできたのはクロダイ(チヌ)。そこでスマホを使って検索したら、それがライギョと分かり、それこそギョギョ⁉です。他のグループでも、スマホ検索でお互いが距離を縮めていく様子が微笑ましく感じられました。留学生も、日本の高校生たちの反応を通じて、自国文化の特徴を再認識でき、お互いにとってウィン×ウィンの関係が交流によって生まれたように感じられました。


個別にインタビュー

 食文化をテーマにした地域探究については、大成先生が指導する同校2年ZESTのグローカル班も、このほど本学留学生180名余りからアンケート調査を行ったばかりです。この日のインタビュー成果との相乗効果に期待したいと思います。


2026年7月21日火曜日

授業紹介「地域活性化論」櫓漕ぎ体験と着付け体験(7月16日)

 7月16日の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、今治市大島・宮窪町の村上海賊ミュージアムを訪ねました。学生の国別内訳はミャンマー22・日本8・中国1で、引率教員は3でした。旧宮窪町は、村上水軍のまちづくりで成功した自治体で、水軍ふるさと会(現、NPO法人 能島の里)という伝説のまちおこしグループが、今日の水軍レース大会や村上海賊ミュージアム(旧村上水軍博物館)の礎を築く際に大きな力を発揮しました。もともと漁業と大島石の採石業がまちの基幹産業でありましたが、これに日本遺産の村上海賊ヒストリーの観光業が加わることで、少子高齢化の島しょ部の中で異彩を放っています。

 今年で水軍レース大会は第31回を迎えますが、「めいたんプロモーションクルー」は4年連続の出場となります。過去3大会は〈一般の部B〉に出場し、前大会は決勝進出まであと一歩というところでした。今大会は、初めて〈女子の部〉にチームを送り出します。〈女子の部〉は参加チームが少ないことで、決勝に進出する可能性が高いのです。1位20万円・2位5万円・3位3万円という賞金にも目がくらみますが、地域イベントへ参加することで〝めいたんここにあり!〟を示すことこそ大事と考えております。毎回、同窓会のくすのき会様より差し入れがあり、大いに励みとなっております。

 参加チームには、本番まで2回の練習が認められることで、いつも本授業を通じて1回目の練習を行っております。ただ、この日はレース出場予定者が3名しかいなかったことで、希望者には和船の櫓漕ぎ体験を楽しんでもらうことにしました。乗船する小早船(こばやぶね)は、村上海賊が戦国時代に使用した快速船を復元したもので、5本の櫓を10人で漕ぎ、ほか2人は竿持ちと舵取りとなります。櫓漕ぎは簡単ではありませんが、宮窪漁協の職員が指導してくれるため、筋のいい学生は30分も漕げばコツをつかめます。炎天下のなか、約20人が宮窪港内で海賊気分にひたることができました。


櫓漕ぎ体験


 櫓漕ぎ体験をしない学生は、博物館で甲胄と小袖の着付け体験に挑戦。博物館職員のご厚意で、本来なら1団体4人までのところを、多文化共生や教育的配慮から時間の許す限り対応いただけました。本当にありがとうございました。展示の見学もしましたが、多くの学生がミュージアムショップの虜となりました。村上海賊の書籍やグッズも魅力的でしたが、アイス・ソーダーなどの飲食で至福の時を過ごす学生の姿が印象的でした。ミュージアムショップの充実は、博物館運営では大切な要素で、収益をあげる工夫が感じとれました。

着付け体験


 炎天下の学外授業ではありましたが、熱中症で体調を崩す学生はいませんでした。漕ぐ学生にはタオルと水を用意し、時間調整はエアコンのきいた博物館ロビーやミュージアムショップで過ごしてもらうことにしました。今月26日の水軍レース本番では、ボランティアスタッフで参加する学生が7名もいます。競技を楽しむ側、大会運営を支える側の双方で、今治市の夏の海の祭典を盛り上げたいと思います。






2026年7月20日月曜日

幼児教育学科 調理ビジネスコース 7月7日(火) 第2回 めいたん広場 調理ビジネスコースコラボ


幼児教育学科2年生から「めいたん広場」(7月)の報告です。

7月は本学ライフデザイン学科調理ビジネスコースとのコラボ企画。

今治市の管理栄養士による子育て講座も開催されました。

七夕の日、11組の親子(保護者11人、子ども12人)に来ていただきました。


今回はそれぞれが「食」でつながりました。「手作りおもちゃのコーナー遊び」が活動のメインです。


~7月 プログラム~

・子育て講座「乳幼児の食事について」(今治市管理栄養士)

・子どもたちは学生と自由あそび~手遊び・絵本~

・始まりのあいさつ、おへんじ「たかいたかい」

・体操「わーお!」

・手作りおもちゃで遊ぼう

~コーナー遊び~「紙スクイーズ」「おさかな釣り」「野菜のおつかい」

・手遊び「りんごコロコロ」

・読み聞かせ 絵本「やさいさん」

・終わりのあいさつ

~調理ビジネスの学生による手作りクッキーをお土産に・・・


手作りおもちゃは、調理ビジネスコースの学生が野菜、果物、魚をモチーフにし、紙、フェルトやペットボトルで作成したものを用意しました。それをもとに幼児教育学科の学生が遊び方を提案したり、フェルトの野菜を増やしたりしました。

学生の発案で、紙スクイーズは動物のパネルを児童館からお借りし、動物に食べさせる遊びに展開。フェルトの野菜は紙の買い物かごに詰めて親御さんへ渡す遊びへ。おさかな釣りは釣り上げる喜びを子どもたちに感じてもらえるよう工夫しました。

子どもさんの発達に合わせて、紙やフェルトの素材の感触を楽しむ、自分でやってみることで「できた」喜びを感じる、手作りおもちゃを介して学生や保護者の方とのやりとりを楽しみ、つながる姿が見られました。各コーナーでは、調理ビジネスコースと幼児教育学科の学生が一緒に親子に対応することでつながる形もありました。そして、今治市の職員の方々とは、講座を通してつながることができ、職員の方々には手作りおもちゃの遊びにも参加していただきました。ご参加いただいた親子の皆様、今治市職員の皆様、調理ビジネスコースの学生さんと教職員の皆様、本当にありがとうございました!

今回は「連携」をキーワードに学生の振り返りの言葉を抜粋します。


今治市職員の方との連携

・今治市職員の方とは、自分が駐車場係であったこともあり、来られて始めに挨拶できたことにより、きてくださったことへの感謝の気持ちや一緒に協力して成功させていきましょうという気持ちが自分の中で湧き上がってきました。今回の私の一番の気づきは、連携はもちろん大切だけど、挨拶の大切さを改めて感じたことです。


調理ビジネスコースとの連携

・調理ビジネスコースとの連携でコラボする楽しさやコラボならではの連携や協力が大切だと思いました。食につながる絵本や自由遊びを通して、一つのテーマについて追及するのも魅力的だと思いました。

・調理ビジネスコースとコラボして活動を行い、それぞれの専門性を生かしながら協力することの大切さを学びました。


役割分担と連携の大切さを実感

・事前に自分の役割や配置を決めておくことで、全体を見ながらも担当の仕事に集中しやすく、連携もとりやすかったです。

・連携することの大切さを知りました。話し合いの段階で、決められることは決めておくことで行動に移しやすいと思いました。

・今回のめいたん広場では、学生間、教職員との連携の大切さを実感しました。「よくわからない」ではなく、わからないから、その疑問を解消しようという気持ちで話し合いに取り組みたいと思います。


前回の改善点を実践

・めいたん広場実践中は、子どもの動きを離れたところから見守りつつ、一人ひとりとかかわり、保護者と話し、事故やケガがないように見守ることができました。

・入口側の見守りや子どもがドアに触ろうとしたときの対応が素早く行えました。今回の活動で一番重点を置いていたので、ケガなく安全に見守り援助が行えたのでよかったと思います。


次回につなげること~よりよい環境づくりのために

・今までリーダー班を務めてきた人たちが、よりよくしていくために反省点や改善点、よかったところなどを伝えていくことで、全体としての完成度が上がってきていてすごいです。次回はリーダー班として生かせるように行動したり考えたり全体を見たりしたいです。

・今後に生かす改善目標として、学生同士、教員との連携を適切に行うことだと思います。改善のために、たくさん練習をすること、計画を立てることが大切だと思います。

・いい環境をつくるために、思ったことを口にするなど、コミュニケーションの一つひとつがいいものにするための連携につながるのだと感じました。


前回(6月)の反省を生かし、子どもの安全面をより配慮すること、進行役のアナウンスや役割分担を明確にするなど、具体的に改善できたことが多々ありました。今後は、準備段階から実践に至るまで関係するメンバーとどのように連携、協働をしていくかを課題の一つとし、必要な情報を共有して具体的な改善行動につなげられるようにしたいと思います。

今後、7月28日には本学での「ばりっこ広場」、10月6日には幼児教育学科1年生による「おでかけ児童館」、そして、10月20日には第3回目の「めいたん広場」が開催されます。ぜひ、遊びに来てくださいね!お待ちしています。




2026年7月18日土曜日

留学生が「NHKのど自慢」に出場しました!

🎤プロモクルーのインドネシア留学生2名が、西条市で開催された「NHKのど自慢」に出場しました!


「先生、私たち、今日から毎日練習します!」

二人はそう宣言し、書類選考を通過してから本番まで、約束どおり毎日コツコツ練習を続けました。

予選当日も、大講義室でリハーサルをしてから会場へ向かいました。


緊張しながら会場へ向かうと、

「ここは親戚が集まったカラオケ大会ですよ」

司会の方のその一言で、一気に緊張がほぐれました。


初対面の出場者の方からも

「みんな親戚だからね。頑張ろうね!」

とエールをいただき、地域のみなさんのあたたかさに触れることができました☺️


歌い終わった後には、「すごくよかった!」「感動した!」

という声をたくさんいただき、人とのつながりや応援の力をあらためて感じました。


本選に進めるのは、予選約200組の中からわずか20組。

17時30分の結果発表を、みんなで祈るような気持ちで待ちました。


そして…

二人の番号が呼ばれ、本選出場が決定!


打ち合わせを終えた頃にはもう夜遅く。

翌日も朝早くから集合でしたが、車の中でも歌いながら会場へ向かいました😊


本選当日は、先生やセンパイ、みんなが駆けつけて、二人の背中を押しました。


チャンピオンを目指して一生懸命練習してきた二人。

それに応えるかのように合格の鐘が鳴り響きました。


チャンピオンにはなれなかったけど

「楽しかった!」

そう話す二人の表情は、とても晴れやかでした。


放送は終了しましたが、NHK ONEで1週間の見逃し配信があります📺

ぜひご覧いただき、二人の挑戦を応援していただけるとうれしいです!


また、今回の「NHKのど自慢」の特集は、2026年7月15日(水)午後6時10分からのNHK松山「ひめポン!」で放送予定とのことです!








2026年7月17日金曜日

授業紹介「地域活性化論」グリーンツーリズムで玉川へ(7月9日)

 7月9日(木曜)午後の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、39名の学生を引率し、今治市玉川町龍岡上の「森のともだち農園」(森譲寛代表)へ参りました。本学からだと、バスで30分弱の距離です。国別内訳は、日本9・中国1・ミャンマー29、引率教員3でした。もうすっかり恒例となった夏季の同園訪問ですが、目的はグリーンツーリズムです。平成17(2005)年1月に広域合併で誕生した今治市は、海あり山あり島あり…と多様性があって、その山の自然の魅力がたっぷりつまった場所が「森のともだち農園」なのです。玉川ダムより少し上流にある、国道317号沿いの秘境であります。

 これまでは梅雨明けのブルーベリー狩りをねらい、前期授業最後の学外授業でしたが、2年前から様相が一変。猛暑に耐え切れず、農園に隣接するキャンプ場へ移り、涼をとることに。すると、留学生たちがそばを流れる川の虜となってしまいました。小さな滝つぼは、男子学生が飛び込む絶叫スポットに。しかし、この日は梅雨の雨で水嵩が増し、流れが強いことから滝つぼを断念。そこで、流れの緩い安全な場所にねらいを定め、水着持参のミャンマー女子学生たちが泳ぎ始めました。現地は〝森の中のせせらぎ〟といった印象ですが、留学生たちの目には母国の原風景に映ったのかも知れません。履修生以外に参加した8名はリピーター(昨年度履修生)で、まさに川遊びがお目当てでした。





 キャンプ場に到着した最初の30分間は、川遊びやBBQコンロの準備に時間をとり、その後で竹パン焼き体験、BBQへと移っていきました。いざ〝食べる〟となると民族性がでるのか、それとも数が勝るのか、BBQでは留学生の勢いが勝り、日本人や中国人は控えめに…。そこは大成先生がうまく指揮をとり、肉(主にチキン)が全員に行き渡るよう配分。飲み物についても、紙コップには名前を書かせ、ゴミも指定場所に入れるよう指示して、集団行動の規律も学びの要素としました。全体が見えている学生は、大成先生の手伝いを積極的に買ってでました。授業である以上、楽しみの中に節度も重んじ、お世話いただいた園主への感謝の気持ちも忘れず、今治の山間部の魅力を知ってもらえたなら幸いです。


竹パン焼き

川遊び

 次週は、島と海を楽しむグリーンツーリズムを予定。水軍レースの練習も兼ねて、和船(小早船)の櫓漕ぎ体験を行うグループと村上海賊ミュージアムで鎧・小袖で着付け体験を行うグループとに分かれ、〝今治を学びのフィールド〟にした体験学習に励んでもらいたいと思います。


 


2026年7月16日木曜日

授業紹介「日本を学ぶⅠ」ミャンマー・日本の交流の架け橋②(7月8日)

 ミャンマー・日本の交流の架け橋②(7月8日)

➀につづき、2組目のゲストは、昨年12月の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)にもご登壇いただいた今治市在住の小川典子さんです。小川さんの実兄は、2007年9月のミャンマー反政府デモを取材中に治安部隊の銃撃で亡くなった今治市出身のジャーナリスト・長井健司氏(当時50歳)です。

その痛ましい銃撃事件から、もう19年がたとうとしています。一時は、その反政府デモが功を奏し、民主化に舵がきられたミャンマーでしたが、しだいに状況は悪化。今年になって軍総司令官が大統領に就任するなど、国内紛争はつづいています。そんな中で多くの移民が生まれ、若者たちの間では日本や韓国が留学先となっているようです。本学でも、現在290名の全学生のうち、97名(約33%)がミャンマー人留学生です。今回も、長井さんを悼むテレビ報道の動画を視聴し、学生たちに感想を求めましたが、言葉にはしづらかったようです。さすがに、今治市出身の戦場ジャーナリストの死によって、民主化を求めるデモが世界中に発信されたことは知らなかったようです。それでも、僧侶たちが起こしたその2007年のサフラン革命の歴史は知っていました。

小川さんの授業風景

この日受講した日本人学生5名の多くは19歳ですから、自分たちが生まれる頃にあった出来事は知るはずもなく、関心がなければこれから先も知ることはなかったでしょう。今治にいるからこそ、長井氏を通じて、戦争や紛争を身近に感じることができるのかも知れません。小川さんには、亡くなる直前までお兄さんが携帯していた遺品のカメラをご持参いただき、受講生たちが当事者意識をもって直面する課題を認識できるようご配慮いただきました。そして今回も、民主化を取り戻そうと、武器をもって親軍政府と戦う10代~20代のZ世代の若者たち(GZA/ジェネレーションZアーミー)のことが話題となりました。命をかけて戦う彼らに対して、申し訳ない気持ちの一方で陰ながら支援もし、ネットで寄付行為ができることを教えてくれました。アルバイトのお金の一部を寄付している学生もいるようで、これは今回の授業で大成先生らも初めて知りました。



小川さんからは、「兄の死を無駄にして欲しくなく、明るい未来は若者たちにかかっているから頑張って欲しい」という励ましの言葉が送られました。留学生たちも、平和が取り戻せたら本国へ帰りたいようで、それまでは日本で頑張りたいとのことでした。本授業の模様は、翌9日の愛媛新聞紙面に掲載され、同紙ネットニュースでも報道されました。映画監督の小田大河さんによる撮影も、視聴できる機会をつくりたいと思います。今年は、長井氏の命日の9月27日に、ミャンマー人留学生と日本人学生の有志をともなって墓参をしたいと思います。


長井健司氏の遺品カメラ


2026年7月15日水曜日

授業紹介「日本を学ぶⅠ」ミャンマー・日本の交流の架け橋①(7月8日)

 7月8日(水)午後、「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)はゲスト講師2組をお招きし、太平洋戦争史や反政府デモを題材にしながら、ミャンマーと日本の交流の架け橋について考えることにしました。本科目の履修生は46名中38名がミャンマー人ということで、日本(今治)とミャンマー双方にとっての身近な話題を取りあげることとしました。当日は43名の学生が出席し、国別内訳は日本人5名・ミャンマー人38名でした。また、この日の授業の様子を記録するため、来年度から地域未来創生コースの映像授業の非常勤講師を務める映画監督・小田大河さんも同席しました。

 1組目の講師は、今治市関前地区の元地域おこし協力隊・今里拓哉さんです。今里さんは今治市へ移住する前は兵庫県に住み、ミャンマーと関わりのある仕事をし、定期的に同国を訪ねています。今回はその話ではなく、今里さんの祖父・今里淑郎さん(1922~2018)についてでした。淑郎さんは太平洋戦争末期に通信兵としてビルマ戦線を転戦し、多くの戦友の死を目の当たりにしています(ミャンマーの旧国名がビルマ)。1945年2月のメイクティラの会戦では、同じ部隊の兵士約400名が亡くなる中、祖父は奇跡的に助かった2名のうちの一人で、一時捕虜となるも翌年7月に日本へ帰還を果たすことができました。

今里さんの授業風景

 ミャンマー人留学生は、太平洋戦争史(1941年12月~)を母国の学校で学んでいます。最初は英国の植民地であったが、日本軍の力を借りて英国軍を1942年7月に駆逐したことを知っていました。そして、一時的に1943年8月に独立を果たすも、その政府は日本軍の傀儡(かいらい)政権に過ぎず、再びアウンサン将軍らが連合軍と共闘して1945年5月に日本軍を駆逐し、改めて英国から1948年1月に独立を果たします。同席した日本人学生たちは、誰もそうした歴史を知りませんでした。ですから、アウンサン将軍(1915~1947)が〝ビルか建国の父〟であることも知らなければ、その長女でノーベル平和賞を1991年に受賞したアウンサンスーチー女史のことも知りませんでした。


慰霊碑の説明


 一方、淑郎さんは、戦後しばらくたって戦友の死を悼み、1978年2月にメイクティラに慰霊碑を建立しています。また、1999年2月にはヤンゴン日本人墓地で、日英の戦没兵士の慰霊祭を英国人らとともに執り行うなどしました。そういう思いが、2006年にはミャンマー上座僧の資格取得にもつながりました。今回、今里さんをゲストに招いたのは、その慰霊碑が風水害で損壊したことから、新たな慰霊碑を今年2月に建立することとなり、孫としてその記念式典に参加した経験談を話して欲しかったからです。これに先立ち、1月には本学ミャンマー人留学生2名と今里さんのお子様らが交流し、ミャンマー文化の事前学習をしています。式典には、お子様とその友達も同行し、現地の寺院で異文化交流の催しも開かれました。その動画と写真を披露下さいましたが、それを懐かしく感じたのが、ミャンマー留学生の表情が和らいでいくのを感じました。


小田さんのインタビュー

 両国にとって、戦争史を触れようとしない選択肢もありますが、取りあげる事例によっては交流の架け橋につながっていく可能性を感じることができたように思います。



2026年7月14日火曜日

【メディア掲載情報】

今年度も、2007年にミャンマーで反政府デモを取材中、治安部隊の銃撃で亡くなった今治市出身のジャーナリスト、故・長井健司さんの妹、小川典子さんをゲストにお迎えし、特別講義を行いました。

授業の様子を7月9日(木)愛媛新聞にも取り上げていただきました。

ぜひ、ご覧ください。




2026年7月13日月曜日

幼児教育学科 1年生 今治市「子育てひろば」での学び

幼児教育学科1年生から「地域と子育て支援」&「保育の心理学」の授業報告です。

6月30日、学生は2~3人に分かれ、市内10か所の子育てひろば(「ばりっこ広場」「ハルモニア広場」「山路白鳩つどいの広場」「にこにこ広場おおきくなあれ」「輪い和い親子広場」「志々満おひさまセンター」「とらっこくらぶ」「たまっこらんど」「あそぼーの」「ハピ」)に行きました。

1年生はこれまで、本学での「めいたん広場」の見学や「おでかけ児童館」での実践を経験してきました。今回は学生が地域に出向き、子育て支援の場を学ぶ機会です。学生たちは親子とふれあうとともに手あそびと絵本の読み聞かせに挑戦しました。

本学を出発するときには緊張していた学生たちですが、親子でゆったりと過ごせる環境の中、スタッフの方々にやさしく声をかけていただいたおかげで次第に打ち解け、子どもと一緒に遊んだり、保護者の方とコミュニケーションをとったりしながら様々なことを学ぶことができました。特に、0~2歳の親子の在り方や初めて会う学生となじむ過程など乳幼児の人間関係を中心に具体的な学びができたのではないかと思います。

絵本や手あそびの実践では、子どもが興味をもてるような声掛けや読み聞かせのコツなどに気づき、今後の学習の励みとなったようです。

梅雨のひととき、学生とともに過ごしていただいた親子の皆様、子育てひろばスタッフの皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。


~実践後の振り返りから、学生の言葉を抜粋します~


・最初はすごく緊張していましたが、スタッフの方がおもしろく、子どもたちと遊ぶうちに徐々に緊張がほぐれてきました。

・笑顔を忘れずに接していると、子どもさんも笑顔になっていて嬉しかったです。

・保護者の方から子どもの普段の様子や性格などを聞き、それに合わせて子どもと関わることができました。

・片付けのとき、子どもがきちんとあったところに戻すことができていて、お母さんが「前まではできなかったこと」と少し嬉しそうにされていたのを見て私も感動しました。

・スタッフの方も保護者の方も優しく接してくださったので、緊張せずに子どもたちと関わることができました。

・スタッフの方は明るい印象で、子どもが来てからは常に安全を確保し、子どもを見守っていました。

・木製のおもちゃが多く配置されていて、子どもが安心して遊べる環境が整えられていました。

・年齢層にあったおもちゃがたくさんあり、年齢別に安心して遊べるようにゾーンを分けていました。

・読み聞かせをするのは子どもたちの前では初めてだったのでとても緊張したけれど、問いかけなどを入れることで楽しそうに答えてくれたので途中からはあまり緊張はなくなりました。

・子どもたちの注目をもう少し上手にひきつけられるようになりたいと思いました。

・絵本の読み聞かせでは、自分たちが恥ずかしがっていたら、子どもたちもなかなか心を開いてくれないと思うので、もっと堂々とできるようにしたいです。






2026年7月8日水曜日

地域未来創生コース 授業紹介 「地域創生探究Ⅰ」 日本食研宮殿工場を見学(7月3日)

 「地域創生探究Ⅰ」(大成経凡・小林裕一郎先生)は、地域未来創生コースの学生のみが受講できる同コースの必修科目です。これまで、中心市街地の現状視察やタオル会社の企業視察、しまなみ海道サイクリングなどを体験して参りました。また、これを補完するため、同コース必修科目「地域活性化論」(大成経凡先生)の中でBEMAC(株)・今治造船(株)などの海事産業の視察、大角海浜公園や亀老山展望台などの風光明媚な観光名所の散策を行いました。これらを受けて、今治を代表する全国区の食品メーカー「日本食研」の宮殿工場見学をしたいという学生の要望に応え、クリエイティブヒルズにあるシェーンブルン宮殿工場を訪ねることになりました。


シェーンブルン宮殿工場

 日本食研といえば、〝味の作曲家〟のキャッチコピーにもあるように、市販されている〝宮殿〟などの食用タレ以外に、業務用のブレンド調味料の食品メーカーで有名です。今治市名誉市民でもある同社大沢一彦会長が一代で築き上げた企業で、その企業理念は工場見学の際にシアターやガイドの説明から学ぶことができました。いたる所で同社キャラクター〝バンコ〟ちゃんをお見かけしました。本学と同社は包括連携協定を結んでいるため、本学の来学型5月オープンキャンパスでも着ぐるみが出演し、参加者を楽しませてくれました。

バンコ・カンコ・サンコの3頭の牛たち

 今治市内に同社の宮殿工場は2つあり、本社は織田が浜そばのKO宮殿工場にあります(KOは大沢会長のイニシャル)。KO宮殿はベルヴェデーレ宮殿を模したもので、両宮殿はオーストリア・ウィーンに実在する世界遺産でもあります。今回は産業観光の側面が強く、一度訪ねることで得られる情報は多分にありました。まず、ガラス越しに生産ラインを眺めることができ、自動化された設備に驚くとともに、ものづくりにかかわる従業員の姿も可視化できました。大成先生の大好きな〝食研カレー〟は、同工場で製造されていました。生産ラインの一部では、障がい者の方々が働くところもあり、子会社の日本食研スマイルパートナーズ(株)がこれにかかわり、企業の社会貢献を知る機会にもなりました。

 見学中、一同から歓声があがったのは、6階の社員食堂のメニューと展望デッキからの眺めでした。食品メーカーだけに、美味しそうなメニューをお手頃価格で味わうことができるようです。今回訪れた時間帯には、調理師の方がランチタイムに間に合うよう、黙々と作業に励んでいました。展望デッキは癒やしそのもので、快適なランチタイムは福利厚生の良さにつながっているようにも感じました。


展望デッキ

 後期の授業では、同じく今治市に本社をおく全国区の食品メーカー、伯方塩業(株)大三島工場の視察も予定しております。学生たちにはどんどんと視野を広げ、職業意識を高めてもらいたいと思います。


2026年7月7日火曜日

授業紹介「サービスマネジメント論」FC今治アシックス里山スタジアムを見学

  6月25日「サービスマネジメント論」を履修している国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースの学生44人が、FC今治アシックス里山スタジアムを見学し、スポーツビジネスの接客や地域活性化について学びました。

当日は生憎の悪天候でしたが、スタジアム内のロッカールームやピッチ出入口、VIPルームや報道撮影室など見学しました。FC今治のスタジアムは全額チームがお金を出して建設しており、コストの削減と選手の満足度をアップを両立させるため様々な工夫がされているとのことで、スポーツ経営について学べたのではないかと思います。留学生の中にはサッカーが好きな人もいて楽しく学べたかと思います。悪天候で外の部分の見学はできなかったのが残念ですが、みなさんもFC今治の試合をアシックス里山スタジアムに見に来て応援してくださいね。




2026年7月6日月曜日

授業紹介 「マーケティング論」市役所産業振興課 出前授業

 6月19日の「マーケティング論」の授業では、地域活性化とマーケティングについて学ぶため市役所産業振興課の職員をお招きして、今治の産業と課題について講演していただきました。国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースの学生62人が参加し、今治の産業であるタオルと造船についてや、中心市街地の抱える課題について耳を傾けていました。これに先立ち、6月7日に商店街見学を行っており、現状とこれからの今治について考えることができたと思います。また、大成先生の「地域活性化論」を受けている学生は、前日に今治造船(株)の本社工場の見学をしており、今治と造船について理解できたのではないかと思います。留学生をはじめ今治市外からの出身の人が多いため、今治を知ることができる機会になったのではないでしょうか。









2026年7月4日土曜日

第2回サッカーでお結び会に参加(6月28日)

 6月28日(日)、今治市大西町九王の新来島どっく総合グラウンドで、大西地域の多文化共生推進を目的とする「第2回サッカーでお結び会」(大西きずな推進会主催)が開催されました。同地域は、新来島大西どっくを中心に造船業・舶用機工業が盛んで、そこで暮らす人々の中には技能実習生のフィリピン人が多いことで知られています。少子高齢化が進む地方にあって、コミュニティの維持が難しくなる中、今治市でも外国人居住者の数が増える地区が見られるようになりました。同地域以外では、波止浜地区・吉海地域・伯方地域などで外国人労働者をよく見かけます。いま、今治市で最も多い外国人はフィリピン人で、つづいてタオル産業で働くベトナム人が多いようです。

熱戦の様子(フィリピン対ネパール)

そこで昨年度、大西地域では試験的に同イベントを開催し、地元の高齢者・小学生らと造船関連会社で働くフィリピン人らがウォーキングサッカーを通して交流をしました。お互いを知らない関係では偏見も生まれ、交通マナーやゴミ出しなど生活習慣の違う外国人との間で軋轢も生まれます。ひとたび甚災が起きれば、共助の関係がないと危機を乗り越えることもできません。昨年度、吉海地域では防災運動会を開催することで、こちらも試験的に外国人と地元住民の交流をはかりました。本学の大成経凡先生(今治市多文化共生推進プラン検討懇話会座長)が両イベントの責任者に訊いたところでは、やる前は実効性に半信半疑だったようですが、やってみて良かったというのが率直的な感想だったようです。


小学生チームと対戦

そこで、同地域の第2回大会にサッカーが大好きな本学ミャンマー・ネパールの男子留学生に声かけをしたところ、20名余りが参加に意欲を示しました。このサッカーは特別ルールが設定され、高齢者も小学生も参加できるように6人制の小さなコートで、4号ボールを使って行います。走ることやアグレッシブなボディタッチは避け、ウォーキングサッカーの10分間で勝敗を決めます。最初は全18チーム(約210名)が4つのリーグに分かれて総当たりの予選リーグを戦い、各1位が決勝トーナメントに進むというものです。本学からは4チームが参加し、ミャンマーA・B、ネパールA・Bのチーム構成となりました(ミャンマー13名・ネパール11名)。小林裕一郎先生とクリス先生が引率し、地域未来創生コースの齋藤友亮さんはボランティアでスムーズな運営を支えました。また、試合の勝敗以外にも、キックターゲットの得点で賞品を獲得する催しもありました。




 一方、同日に本学では来学型の6月オープンキャンパスが開催され、地域未来創生と国際観光ビジネスの両コースが学園バスに乗って、体験授業の一環で留学生たちの勇姿を見学に訪れました。それこそ、多文化共生社会をテーマにした授業であり、本学に留学生が多いことを知ってもらえたかと思います。見学に訪れた時、本学の留学生はキックターゲットの最中でしたが、巧みな足技に参加者は驚いた様子でした。


キックターゲット


 大会の最終結果は、なんと優勝がめいたんミャンマーAで、準優勝がめいたんネパールBとなり、決勝戦は同門対決となりました。両チームには楯と賞状が、そして優勝チームにはワールドカップを模したトロフィーが贈られました。このトロフィーは、地元の小学生が欲しがったのでプレゼントしたようで、そりゃ〝メッシみたいっ〟て声かけされたら気分よく応じることでしょう。試合の後は近くの九王集会所に場所を移して、地元の婦人会が用意した枝豆とトウモロコシが入った「おむすび」を召し上がることに。キックターゲットの景品で野菜やお米などをいただいたりもしました。留学生たちにとっては、仲間との親睦を深めるとともに、地域住民との交流を通じて多文化共生の良さを体感することができたように思います。


おむすびタイム


優勝したミャンマーAチーム



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