2026年7月21日火曜日

授業紹介「地域活性化論」櫓漕ぎ体験と着付け体験(7月16日)

 7月16日の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、今治市大島・宮窪町の村上海賊ミュージアムを訪ねました。学生の国別内訳はミャンマー22・日本8・中国1で、引率教員は3でした。旧宮窪町は、村上水軍のまちづくりで成功した自治体で、水軍ふるさと会(現、NPO法人 能島の里)という伝説のまちおこしグループが、今日の水軍レース大会や村上海賊ミュージアム(旧村上水軍博物館)の礎を築く際に大きな力を発揮しました。もともと漁業と大島石の採石業がまちの基幹産業でありましたが、これに日本遺産の村上海賊ヒストリーの観光業が加わることで、少子高齢化の島しょ部の中で異彩を放っています。

 今年で水軍レース大会は第31回を迎えますが、「めいたんプロモーションクルー」は4年連続の出場となります。過去3大会は〈一般の部B〉に出場し、前大会は決勝進出まであと一歩というところでした。今大会は、初めて〈女子の部〉にチームを送り出します。〈女子の部〉は参加チームが少ないことで、決勝に進出する可能性が高いのです。1位20万円・2位5万円・3位3万円という賞金にも目がくらみますが、地域イベントへ参加することで〝めいたんここにあり!〟を示すことこそ大事と考えております。毎回、同窓会のくすのき会様より差し入れがあり、大いに励みとなっております。

 参加チームには、本番まで2回の練習が認められることで、いつも本授業を通じて1回目の練習を行っております。ただ、この日はレース出場予定者が3名しかいなかったことで、希望者には和船の櫓漕ぎ体験を楽しんでもらうことにしました。乗船する小早船(こばやぶね)は、村上海賊が戦国時代に使用した快速船を復元したもので、5本の櫓を10人で漕ぎ、ほか2人は竿持ちと舵取りとなります。櫓漕ぎは簡単ではありませんが、宮窪漁協の職員が指導してくれるため、筋のいい学生は30分も漕げばコツをつかめます。炎天下のなか、約20人が宮窪港内で海賊気分にひたることができました。


櫓漕ぎ体験


 櫓漕ぎ体験をしない学生は、博物館で甲胄と小袖の着付け体験に挑戦。博物館職員のご厚意で、本来なら1団体4人までのところを、多文化共生や教育的配慮から時間の許す限り対応いただけました。本当にありがとうございました。展示の見学もしましたが、多くの学生がミュージアムショップの虜となりました。村上海賊の書籍やグッズも魅力的でしたが、アイス・ソーダーなどの飲食で至福の時を過ごす学生の姿が印象的でした。ミュージアムショップの充実は、博物館運営では大切な要素で、収益をあげる工夫が感じとれました。

着付け体験


 炎天下の学外授業ではありましたが、熱中症で体調を崩す学生はいませんでした。漕ぐ学生にはタオルと水を用意し、時間調整はエアコンのきいた博物館ロビーやミュージアムショップで過ごしてもらうことにしました。今月26日の水軍レース本番では、ボランティアスタッフで参加する学生が7名もいます。競技を楽しむ側、大会運営を支える側の双方で、今治市の夏の海の祭典を盛り上げたいと思います。






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