2026年7月22日水曜日

留学生 今治西高校生と国際交流(7月18日)

 7月18日(土曜)午後、県立今治西高校の螢雪会館で、同校グローカル研究部による留学生インタビューがあり、本学の5か国(ミャンマー・中国・ネパール・インドネシア・スリランカ)からなる留学生5名が出席しました。同校では、今年度から新たに国際科が誕生し、グローバル×ローカルな視点で広い世界や身近な地域社会を見つめる力を育成しております。

 まず、この日参加した高校生13名(1・2年生)は、1時間ほど本学の大成経凡先生から、今治市が昨年度策定した多文化共生推進プランの概要について説明を受け、今治市にフィリピン人・ベトナム人が多いことや、その多くの在留資格が造船業やタオル産業で働く技能実習生・特定技能で、大西地域・北郷地区・吉海地域・伯方地域などに多く住んでいる特徴について学びました。また、本学では290名の全学生に対して70%の204名が留学生で、多い順にミャンマー97名・中国42名・ネパール42名・インドネシア19名・スリランカ4名であることを説明しました。そして、増える外国人に対して、やさしい日本語の普及や交流機会を増やす取り組みが大切と説き、昨年度以降、試験的に始まった大西地域の「サッカーでお結び会」や吉海地域の「防災運動会」などの事例を紹介しました。本学でも、大成先生の学外授業などで、留学生に集団行動の規律を学ばせる事例や、おんまく・水軍レースなどの地域イベントに積極的に参加して、市民との交流機会を増やす事例が紹介されました。




 つづいて、円座になって、あらかじめ高校生たちが用意した質問を留学生に投げかけます。印象的だったのは、ちょうど高校生たちにとっては夏休み初日ということで、外国でもたくさん宿題が出されるのかということでした。県内有数の進学校ゆえの悩みなのでしょう。同校OBの大成先生もそこはよく心得ていて、文武両道はなかなか難しいものです。他にも、日本へ留学しようと思った理由や、日本のアニメや音楽に興味があるのか、どこでアルバイトをしているのかなど、高校生目線での質問が相次ぎました。一同の笑いを誘ったのは、お国柄によっては宗教上食べることのできない牛豚肉の話題でした。牛丼チェーン店でのアルバイトはできるのかという疑問に対し、ネパールとミャンマーの留学生からは、自分たちがその動物を殺したわけではなく、精肉された材料を調理するので、食べさえしなければ大丈夫というものでした。


円座でインタビュー

 和んだところで、今度は5つのグループに分かれ、食文化についての質問を投げかけていました。どんどん深掘りしていく様子を見ると、この日は食文化が重点テーマだったようですね。例えば、福建省出身の中国人留学生が刺身を食べないと答えると、では、どんな魚をどのように調理して食べているのかという質問となりました。〝黒い魚〟と返答されるも、高校生がイメージできたのはクロダイ(チヌ)。そこでスマホを使って検索したら、それがライギョと分かり、それこそギョギョ⁉です。他のグループでも、スマホ検索でお互いが距離を縮めていく様子が微笑ましく感じられました。留学生も、日本の高校生たちの反応を通じて、自国文化の特徴を再認識でき、お互いにとってウィン×ウィンの関係が交流によって生まれたように感じられました。


個別にインタビュー

 食文化をテーマにした地域探究については、大成先生が指導する同校2年ZESTのグローカル班も、このほど本学留学生180名余りからアンケート調査を行ったばかりです。この日のインタビュー成果との相乗効果に期待したいと思います。


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