12月21日(日曜日)訪問介護実習施設様に餅つきボランティアに行きました。
インドネシアからの留学生2名、介護福祉コースとして留学生の参加は初めてです。
男子留学生は、杵で餅つき、女子留学生は、ついたお餅を丸める作業。
四苦八苦ながら、二人共、笑顔が一杯。
そして、さすがは、介護の学生です。
初めて会う従業員の方々とも息ピッタリ、会話も弾み楽しい時間を過ごせました。
帰る際には、つきたてのお餅を頂きました。
家に戻っていただきまーす。
また、来年も参加しますね。
12月21日(日曜日)訪問介護実習施設様に餅つきボランティアに行きました。
インドネシアからの留学生2名、介護福祉コースとして留学生の参加は初めてです。
男子留学生は、杵で餅つき、女子留学生は、ついたお餅を丸める作業。
四苦八苦ながら、二人共、笑顔が一杯。
そして、さすがは、介護の学生です。
初めて会う従業員の方々とも息ピッタリ、会話も弾み楽しい時間を過ごせました。
帰る際には、つきたてのお餅を頂きました。
家に戻っていただきまーす。
また、来年も参加しますね。
2025年12月21日、南海放送本町会館にて、愛媛県内の大学・高等専門学校・高校に在籍する留学生によるスピーチコンテストが開催されました。当日は9か国から16名の留学生が参加しました。
本学からは、国際観光ビジネスコース1年生トゥー・アウン・ラインさんが出場しました。
本番に向けて、この日のために練習を重ねてきましたが、当日は「少し喉が痛い」と話しており、体調を心配する場面もありました。それでも本番では、落ち着いた態度で堂々とスピーチを披露し、練習の成果を十分に発揮することができました。
審査の結果、トゥー・アウン・ラインさんは特別賞を受賞しました。本人は「まさか入賞できるとは思わなかった」と驚いていましたが、努力が評価された結果となりました。
大会を終えて本人は、「他大学の留学生と交流でき、とても良い経験になった」と話しており、日本語学習だけでなく、人とのつながりを広げる貴重な機会となりました。今回の経験が、今後の学びにつながることを期待しています。
2025年11月19日(水)、別宮小学校の異文化交流授業に留学生が参加しました。
本学からは、国際観光ビジネスコース1年生3名と2年生1名の留学生が参加し、小学校4年生の児童と交流しました。
授業の前半では、児童から今治の文化についてのプレゼンテーションがあり、タオル産業やしまなみ海道、食べ物など、地域の魅力が紹介されました。留学生は熱心に耳を傾け、日本の地域文化について理解を深める良い機会となりました。
続いて、留学生が母国の文化について発表しました。観光地、民族衣装、料理などを紹介すると、児童は興味津々の様子で聞き入り、質問コーナーでは多くの手が挙がりました。積極的に質問する姿から、異文化への高い関心が感じられました。
後半の交流時間には、児童が日本の伝統的な遊び(かごめかごめ、かるた、けん玉など)を準備してくれ、留学生と一緒に楽しく活動しました。言葉だけでなく、体験を通して心の距離が縮まる交流の時間となりました。
参加した留学生からは「参加して本当によかった」といった感想が聞かれ、地域とつながる貴重な学びの機会となりました。
今後も地域と連携した国際交流活動を大切にしていきます。
令和7年度 JAおちいまばり農業まつりに参加 第6号
2025年11月30日 イオンモール今治新都市駐車場
本学では若者を中心に、はだか麦の美味しとはだか麦に含まれる健康機能性の素晴らしさを伝えるための普及活動を行っています。学生が授業で学んだことを住民に伝える絶好の機会と捉え、JAおちいまばり農業まつりに参加しました。本学の食物栄養コース2年生が中心となって企画・実施し、多くの市民と交流するすることができました。
実施内容
1 はだか麦50%のクッキーとお茶の提供
クッキー400人分を無料提供し、お茶は多くの方に飲んでいただきました。 
2 はだか麦に関する写真、商品、イラストに関する展示と展示内容の説明
はだか麦の使用用途は麦みそ70%、主食用(押麦)20%、麦茶7%、焼酎3%であること。麦類は小麦に比べて、含まれる栄養価(食物繊維、ビタミンBなど)が多いことなど、わかりやすく説明し、はだか麦に興味をもってもらいました。
はだか麦には血糖値の上昇を抑える作用があることや糖尿病患者予備軍にもお勧の食材であることを伝えました。
3 血圧測定と測定結果に基づく普段の食事のとり方についてアドバイス
当日の血圧測定には51人が参加し、「いつもより測定値が高い、なぜだろうか?」などの質問にも、普段からの生活習慣の大切さを丁寧に説明しました。
4 はだか麦クッキー試食後のはだか麦に関するアンケート調査結果
アンケートには200人以上の方に協力していただきました。
5 その他、はだか麦に関する資料を配布、本学の入学案内の資料の説明
6 イベント終了後の学生感想(はだか麦授業全体を通して)
1 自分たちで計画し、話し合いする中で役割を決めていけたのは、自主性を磨く良い経験となった。はだか麦とクッキーを合わせていかに美味しく提供できるか思考錯誤した。自分は調理班でしたが、チームワークよく任務を果たすことができた。
2 はだか麦を知ってもらうためにクッキーとお茶を提供したことで、子どもから高齢者までブースに寄ってくれたので、地域の人と交流することができた。はだか麦の存在を知ってる人が多くいたので嬉しかった。お茶も家で同じものを飲んでいると言っている人もいて、広く普及していることがわかった。
3 どのようにしたら喜んでもらえるのか、はだか麦を使って美味しく作れるか、みんなが協力して本番に臨むことができた。来てくれた方が「このお茶知っています!」や「すごく美味しいね!」とはだか麦により興味を持ってくれた。クラスの人たちと協力して準備から本番まで楽しくでき、喜ぶお客さんの顔が見れて良かった。
4 クッキーとお茶を提供することにより、はだか麦のことを知ってもらい、身近に感じてもらうことができた。体に良いはだか麦の普及活動と併せて栄養指導や健康に関するコーナーがあるとなお良かった。クラス全体でイベントの内容を考え、取り組むことができた。
5 はだか麦の魅力を学ぶことができ、多くの人にその魅力を伝えることができた。事前の準備では、展示物や資料作成を頑張ることができた。はだか麦の特性や長所では、茹でるだけでは焼くと固くなるため、炊いた方がいいなど料理する時のコツがわかった。
6 当日は予想以上の来場者で盛り上がった祭りであった。一人ひとりがよく働いていて、大きなミスもなく良かった。血圧測定の紙が無くなり新しい紙に入れ替えたが、うまく出てこなかった。予備用紙の確認が必要だった。「ありがとう!」と言って帰るお客様を見て、とても温かい気持ちになった。
7 小さな子どもから高齢の方とアンケートや配布物を通して来場者と交流できた。はだか麦のこと、栄養のこと、地域のことなど会話の中から気づきや反省点が生まれ、とても有意義であった。イベントブースの内容統一や方向性をもっと明確にすることで本学食物栄養のカラーや活気を出せたと思う。
8 はだか麦クッキーを通して、来場者にはだか麦のことを少しでも知ってもらうことができたと思う。お茶の提供では、熱くて飲めない子どももいるので早めに作って、少し冷めたものがあると良かった。クラスの仲間と協力してクッキーを作りとはだか麦に関する媒体作りができて良かった。
今治明徳短期大学 はだか麦同好会 報告5号
~ぽん菓子を楽しむ会~
はだか麦が創る農と未来フォーラム2025
~調理科学的視点からみたはだか麦の用途拡大~
日時:2025年11月29日(土)
場所:愛媛大学地域協働センター中予
主催:愛媛大学大学院農業研究科付属ハダカムギ開発研究センター、東温市、ものづくり産業支援事業「ハダカムギ食品機能性商品」研究会
「寿限無寿限無、五劫の擦り切れ・・・」は寿命に限りがないという意味の仏教用語が元で、あらすじは、子どもが生まれた親が和尚さんに縁起の良い名前を考えてもらう。和尚さんは、次々と縁起のいい名前を付け足していく。
フオーラムの案内状を見たときこれを思い出した。はだか麦にかかわる愛媛県の知能と呼ばれる方が集い、学び、はだか麦の未来を描く。
はだか麦・裸麦・ハダカムギ、学者さんによって明記が違うこれは面白い。今回のタイトルはハダカムギ。
セミナーの会場内には参加する企業や団体の展示コーナーがあり、本学も展示に参加した。本学のはだか麦同好会で活動している状況を写真やイラストを使ってパネルに貼り付け、ポン菓子機を持参した。藤田先生渾身のパネル展示とポン菓子機、ポン菓子の試食は喜ばれた。
「観光と地域経済」 列車乗車&西条鉄道資料館の見学に行きました!
観光と地域経済の授業では日本や四国の公共交通について学んでいます。日本の鉄道や地域交通を支えるローカル鉄道の現状について実際に学ぶため、履修している留学生60人が11月29日と30日の2日間に30人ずつに分かれて、今治駅から伊予西条駅までJR予讃線の列車に乗車し西条市の鉄道歴史パーク西条を訪れました。
日本に来て、列車に乗るというのは初めてという学生もいて、列車の乗り方や乗車マナーなどを学んだり、列車からの景色を眺めたりしました。普段はなかなか鉄道を利用する機会はないですが、これから旅行や試験を受けるために鉄道を利用することもあるのでよい勉強になりました。鉄道資料館では、これまで国内で活躍した新幹線や蒸気機関車、ディーゼル列車などの車両を見学したり、新幹線の歴史や信号機などの安全システムについて学ぶことができました。今回、ミャンマーからの留学生も多く参加しましたが、ミャンマーでは2015年頃まで東海や北海道など日本で退役した車両が、ミャンマーに譲渡され、現在もヤンゴンなどで走っています。西条にも同型車両が展示されており、ミャンマーで見たことある学生もいて、日本とミャンマーの鉄道を通じたつながりについても知ることができ大変興味深い授業となりました。
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| 今から出発します ホームに上がるのは初めてという人もいました |
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| 乗客が少なく、発車ギリギリまで貸切状態 なかなかできない経験ですが、地方交通の経営の厳しさも感じられます |
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| 日本で列車に乗るのは初めてという人もいました 今治の景色を眺めながら西条を目指します |
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| 新幹線や鉄道について実際の車両を前に説明を受ける |
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| ディーゼル気動車やSLを見学する学生たち。 奥のディーゼル気動車は同型車ミャンマーで活躍していて、 ミャンマー人学生は母国を思い出しました。 |
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| 新幹線車両を間近にみる留学生 |
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| 鉄道の信号機。車の信号機と違って色がたくさんあります。 安全を守るため、点灯のしかたで様々な意味があります。 |
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| 西条市は新幹線の生みの親ともいわれる十河信二さんの故郷 新幹線は通っていないけど、西条は新幹線発祥の地なのです |
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| 鉄道ジオラマを見つめる留学生たち 実際にあるところなのでいろいろなところに行ってくださいね |
11月 国際観光ビジネスコースの学生が倉敷研修に行きました
11月8日、15日、16日、23日、24日の5日間に分かれて、国際観光ビジネスコースの学生約200人が分かれて、倉敷美観地区やアウトレットモールに研修に行きました。留学生のみなさんは倉敷の街並みを見て、歴史や日本の観光地について知ることができました。9月に来日したばかりの学生は、しまなみ海道を通って本州にわたるのは初めてという人もいました。紅葉しているのをみて感動している学生もいました。アウトレットモールでは買い物を楽しんだり、日本の食べ物を食べたりして楽しみました。いろいろなところに行って日本のことをたくさん勉強したり、楽しんだりしてください。
11月17日(月)に今治警察署交通課の警察官をお招きして、留学生を対象に交通安全講習を行いました。9月に来日したばかりもいて、母国と交通ルールが異なる面もあり、日本での交通ルールを学びました。来年からは自転車にも交通違反をすると反則金が課されることなど、自転車を乗るうえで気を付けるべきことをお話していただきました。日本の交通ルールをしっかり守って反則金を課されたり、事故のないように日本での生活をしてくださいね。
<はだか麦授業を受けての学生からの感想>
1・普段なかなか経験できない「はだか麦」の授業を受けることができて、とても楽しかった。少しでも多くの人にはだか麦の美味しさを伝えることができて良かった。
2・高校生から大人の人まで多くの世代の人にはだか麦の美味しさや良さを伝えることができて良い経験となった。はだか麦料理を提供する相手が高校生だったので、料理が完成するまでに想定以上の時間がかかってしまった。はだか麦の特性や調理方法を実際に体験することで、実用的な知識を得ることができた。
3・この授業と実習を通してはだか麦の商品を知ることができた。当日のイベントでは、雨や風が強く提供料理がすぐ冷めて残念だった。販売係と料理係のグループ分けなど、もっと話し合って決めた方が良かった。はだか麦を使った商品展示では、食べたことのない商品もあり新たに興味を持つことができた。
4・はだか麦と米とでは食感が全然違うことがわかった。提供する料理をグループで何度も試作することができて良かった。実際にグループでレシピを検討し、実習、販売までできてとても良かった。もっとはだか麦を感じられる工夫ができたらよかった。
5・はだか麦のことを学べ、周囲の人にはだか麦の良さを伝えることができ嬉しかった。イベント当日、本学で調理した料理を会場まで運搬する必要があったので調理係、会場係、販売係との連携が少しできていなかった。
6・販売するまでレシピを考え、試作を重ねたが、イベント当日にミスもあり納得のいく料理を提供できなくて悔しかった。しかし、文化祭に来てくれたみんなが美味しいと言って食べてくれて良かった。
7・実習を重ねていくうちにだんだん美味しくなっていたと思う。リゾットは冷めると美味しくなくなるので会場で作って販売する方が良かった。
8・はだか麦自体は知っていたが、調理や加工などはしたことがなかったので貴重な体験であった。はだか麦を使ったお菓子もたくさんあるのも驚いた。
9・はだか麦は様々な料理に入れることができることがわかった。今後、はだか麦を使った料理を作る機会があれば、もっと美味しく食べられる料理を探ってみたい。
10・今まではだか麦を使った料理を食べたことがなかったので、家ではだか麦を入れてお米を炊いて
みるとプチプチして美味しかった。もっとはだか麦を広め、はだか麦を使った料理を作りたいと思った。
11・はだか麦を使って料理するのは難しかった。食感などいろいろあって、どの食材と組み合わせていいのか考えることが多かった。イベント当日、接客が苦手だったので心配していたが、思ったよりスムースに接客できて良かった。
12月12日(金)の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)は、今治市桜井地区の名所をめぐりながら、今治市の伝統工芸や自然景観を通じて日本を学ぶことにしました。ネパール留学生を中心とする午前の部は、33名をともなって国指定名勝の志島ヶ原・伊予桜井漆器会館・桜井総合公園・国民休暇村瀬戸内東予ビーチを訪ねました。ミャンマー留学生を中心とする午後の部は、48名をともなって伊予桜井漆器会館・桜井総合公園・志島ヶ原を訪ねました。コース地や順序が違うのは、伊予桜井漆器会館の営業時間と参加人数などが影響しています。この日は、とにかく冷たい強風で凍えました。桜井海岸や休暇村ビーチに打ち寄せる波は、瀬戸内海の穏やかさにはほど遠い、太平洋のうねりを感じさせるものでした。ある留学生は、コースセミナーで訪ねた高知桂浜を想い出したようです。
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| 志島ヶ原の松林 |
白砂青松の志島ヶ原の中心部に綱敷天満神社がありますが、その辺りは松が防風林となってとても静かでした。参拝を終えて海に近づくにつれ、工事現場のような奇妙な音が耳に響くので不思議に感じたところ、それは波音でした。神社では、二礼二拍手一礼の神道の作法を伝え、実践してもらいました。同社が〝学問の神様〟で知られる菅原道真を祭神としていることに触れ、合格祈願の絵馬掛けに注目!学生代表2名(ミャンマー)には、実際に絵馬へ願い事を書いてもらいました。やはり、日本語能力試験の合格を書きましたね(笑)。ネパール留学生は、牛のモニュメントに関心が向けられていました。
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| 合格祈願の絵馬 |
伊予桜井漆器会館では、陳列されている商品が、学生たちの目には美術コレクションとして映ったことでしょう。とても高価ですが、鳥井社長によれば他産地に比べるととてもリーズナブルな価格となっていて、県外客が驚いて買っていくようです。今治市民は高価なイメージを持ちすぎて、あまりお店に足を運んでくれないことを嘆いていました。高価な点には理由があり、木地を加工し、研磨し、下地を塗って、上塗りをして、蒔絵を描く。そうした工程を知れば、高価な理由がわかります。この点については事前学習で伝えていました。まずは認知することが大切なので、留学生にはお店の許可を得て、実際に商品を触らせていただいたりもしました。漆の英語表記は小文字のjapanです。日本的、日本らしさの象徴ともいえます。塗り箸を買い求める留学生もいました。
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| 伊予桜井漆器会館 |
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| 漆はjpanです! |
現在、桜井地区で製造と販売の両方を手がける業者は伊予桜井漆器会館だけとなってしまいました。一方で、桜井地区には漆器の製造販売で栄えた町並みも少し残されています。かつて全国有数の漆器問屋で知られた小谷屋松木家の旧店舗周辺(栄町)がその一例といえます。もう小谷屋は廃業してから年月がたちますが、その明治期竣工の旧店舗を地域活性化に役立てて欲しいと、このほど所有者から大成先生に相談(依頼)がありました。2026年春新設の「地域未来創生コース」の実践の場となりそうです。大成先生としては、そこを〝伊予桜井漆器資料館〟にしたいようで、同家が所有する江戸後期以降の漆器行商(椀舟行商)に関する資料を生かしながら、学生の協力を借りたいとしています。会館と資料館が両輪となって、地元の伝統工芸を未来に伝える活動を展開したいとか。同コースは、今治市の地域課題と向き合い、その解決に向けた活動を通じて学生に社会性や広い視野を身につけてもらおうと考えております。1期生につきましては、現在募集中です。
さて、桜井総合公園につきましては、海を展望する抜群のロケーションのもと、学生にはソリを楽しんでもらいました。極寒の中、何度も傾斜地を往復することで暖まってもらいました。当日の気象状況から、大成先生が機転を生かし、同所をコースに組み入れました。寒いことで消極的な行動にでるかと思いましたが、意外に反響が大きく、やはりそこは若者です。楽しむ姿を見て微笑ましく感じました。今治市民の間でも、その人工芝ソリすべり場はあまり知られていない穴場です。瀬戸内海の景観をうまく取り込んだ遊戯場といえます。留学生たちには、ちょうどいい気分転換になったことでしょう。時に楽しく、日本を学んでもらえたらと思います。
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| 桜井総合公園でソリ滑り |
12月11日(木曜)午後の「地域社会論・地域交流演習」(大成経凡先生)は、ミャンマーで2007年に反政府デモを取材中、治安部隊の銃撃で亡くなったジャーナリスト・長井健司さん(当時50歳)の妹・小川典子さん(今治市在住)をゲストにお招きし、平和について考える授業となりました。意外に今治市民の間でも、健司さんが今治市出身ということが知られておりません。
一方で、健司さんの曽祖父・長井兼太郎は、大島石を道後温泉本館浴槽石(1894年)や日本銀行本店(1896年)、大阪心斎橋(1909年)や赤坂離宮(1909年)に納入した郷土の偉人として知られており、そんなご縁で地域史研究家の大成先生と小川さんが今秋知り合い、この日の授業が設定されることになりました。それより前にも伏線があって、今年の本学入学式でミャンマー人が多いことを知った新聞記者から、情勢不安の回避から海外へ留学しているのではとの指摘がありました。
この日は、履修生以外にも聴講生が6名いて、46名中29名がミャンマー留学生でした。小川さんも、大成先生と会うまでは、本学にミャンマー人が多いことは知らず、在籍する全学生301名のうち、91名がミャンマーからの留学生です。2007年の健司さんの死によって、世界中にミャンマーの情勢不安が広く知れ渡りました。健司さんが亡くなった時のデモの映像が流れると、留学生たちは今と重なるものがあり、大成先生と小川さんが質問を投げかけると、赤裸々な思いが語られたのです。
最初は、自分たちと同じミャンマー人が日本人を殺害したことを申し訳なく思い、重苦しい空気が流れました。小川さんに謝罪の気持ちを伝える留学生もいました。留学の理由については、やはり危険を逃れることが主目的で、民主的で平和な国家となれば母国へ帰りたいという思いが強いようです。10代から20代までの友達の中には、軍事政権と戦うGZA(ジェネレーションZアーミー)という武装組織に入隊し、戦闘で亡くなったものもいるとか。出生率が高いミャンマーにあって、一人っ子なら、親は〝わが子を留学させたい〟という思いが強いことも分かりました。実際に、履修生の中に一人っ子が3名いましたが、そうした気持ちで親が留学を勧めたことをはっきり語ってくれました。留学生の親の世代は、自分たちが子どもの頃にも同じような情勢不安を経験しているとのことでした。同じ苦しみを、わが子には二度と経験させたくないようです。
映像の中では、亡くなった健司さんのカメラがミャンマー政府から遺族のもとへ返されない点を責めていましたが、これについては2023年4月に小川さんに返還されました。そのカメラを今回はご持参いただき、まさに健司さんもその場に居合わせているかの空気感に包まれていたように思います。だからこそ、学生たちがこれまですすんで語ろうとしなかった、心の中にしまってあった思いが吐露されたように感じました。
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| 小川さん(中央)とミャンマー人留学生 |
授業の後半は、本学から5分の距離にあるボーリング場「桑名ボウル」へ移動し、ボーリングで小川さんや本学同窓会のOGらと交流をはかりました。外国人が住みやすい今治市であるためには、日本人との交流の場が求められております。残念ながら、同ボーリング場は老朽化等で年内での廃業が決まっており、この日は思う存分、学生たちにも楽しんでもらうことにしました。46名の留学生が参加しましたが、40名弱はボーリングそのものが初めての経験で、色々な意味でいい想い出づくりになったなら幸いです。
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| ボーリング場を占拠するめいたん生 |
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| 小川さん(前列左)のチーム |
12月10日(水曜)午後、今治西高校2年生を対象にした地域探究の授業ZESTが開催されました。外部講師が登壇し、アドバイスをする機会は年間4回あり、この日は最終回となりました。本学からは、今治市総合戦略推進会議の会長を務める大成経凡先生がグローカル講座のアドバイザーに招かれ、4人×5班のプレゼン発表に対し、講評と助言を行いました。50分×2コマの中で各班の発表に耳を傾けるのですが、次年度から国際科コースが新設される同校では、ローカルなテーマをグローバルな視点でとらえる思考力が求められています。
生徒たちが選んだテーマは、1班「世界にしまなみ海道の魅力を伝えるには」・2班「多文化共生でより良い今治市にしよう」・3班「今治と世界を結ぶwith今治タオル」・4班「今治の姉妹都市〝パナマ〟を知る旅に出よう!」・5班「今治の食を世界に!!」というものでした。どの班も、前回の助言からブラッシュアップされていて、成長を感じることができました。今治市では、このほど「イマバリ未来デザインアワード」という若い世代のアイデアを表彰するアワードを新設し、優秀なアイデアは来年度以降に事業化に向けて取り組むことを発表しました。つまりは、5つの班にも応募の資格があり(2月6日〆切)、探究によって得られた提案が現実のものとなるチャンスが生まれたのです。同アワードの審査員を務める大成先生からは、校内ポスターセッションで講座を終了とせず、その先の今治の未来を見すえて精度を高めて欲しい旨を生徒たちには伝えました。
1班の発表については、しまなみ海道にやってくる外国人たちにインタビューをし、その結果を分析する中で考察を深めていく姿勢が良かったです。最初はサンライズ糸山でインタビューを試みましたが、サンプルが少ないことでJR今治駅前に場所を移す軌道修正も良かったと思います。しまなみ海道にやって来る外国人は白人系が多く、サイクリングを目的とし、軽装備のためお土産はあまり買わず、滞在しても1泊程度で経済効果には結びつかないことが改めて分かりました。これを改善するためには2泊以上できるサイクリングイベントの仕掛けが必要との考察にいたりましたが、その中身をどのようにするのかまで提案できればさらに良かったと感じました。
2班は本学へ2回もヒアリング調査にやって来て、アジア系の留学生たちを通じて今治市に住む外国人にとっての住みやすさを考察してくれました。日本人と外国人との交流会の機会を増やすことを提案していましたが、具体的にどのような交流会がいいのか、知恵をしぼって欲しいと願います。やさしい日本語の必要性を感じてくれたのが良かったと思いました。
3班は、前回までは硬水・軟水の理由で今治タオルが世界に広く流通しないというアプローチで攻めていましたが、イケウチオーガニックの池内計司代表にインタビューを実施したことで、どうもそれだけの理由ではないらしいという袋小路に迷い込みました。自社の製品にプライドを持ち、自社努力で海外にうって出るくらいの挑戦が必要という、既存の同業者組合や行政の補助金などに頼らない新たな視点に気づけたようです。現在の今治のタオル業界で起きている問題については、改めて大成先生から解説がありました。コロナ禍以降、冠婚葬祭などのライフスタイルが大きく変わり、タオル需要が減少したようです。そういう時に苦境に陥るのが、旧型織機しかなく、しかも後継者のいないタオル会社となります。今年だけも数社が廃業に陥ったようで、今治タオルの生産量が今後増える見通しが立てられないのが現状のようのです。それを知って生徒たちがどう今後の展望につなげるのか、最終案を楽しみにしたいと思います。
4班については、パナマ海事庁にインタビューし、資料も収集する中で、姉妹都市のパナマシティを知ってもらうため、自分たちがパンフレットを作るという提案にいたりました。実際にサンプルを作っていました。これは、前述のアワードに該当する案件となります。今治市の姉妹都市が国内外に4つあっても、市民の認知度は低く、大成先生が監修する「いまばり博士検定」の受験者ならよく理解できている程度か。パンフレットを作成するという発想は、高校生だからこそ生まれたものかも知れません。
5班については、しまなみ海道・今治市に観光でやってきた外国人の多くがサイクリング目的の中、来た人に満足してもらうため今治のご当地グルメを提案するというものでした。色々と試した結果、「せんざんきと大葉のおにぎり」「瀬戸内レモンとリンゴの味噌おにぎり」にいたったようです。他班からの質問で、「お味はどうか?」という感想を訊かれていましたが、第三者のモニターの感想も発表データに添えると、説得力が増すように感じました。やるからには、それらをどこで販売・提供するのかのビジョンを示すといいかも知れません。せとうちみなとマルシェや学校の文化祭など、せっかくなので実現に向けて動いて欲しいと感じました。
以上が、大成先生の講評ですが、生徒たちには再検討・修正する時間がまだ少し残されているようです。考えて、考えて、考え抜いて、結果としてグローカルな視座を身につけてもらいたいと思います。重ねた努力は無駄にはなりません。来春新設される本学の地域未来創生コースでも、地域探究を深める中で、グローカルな視座が学生に身につくよう指導して参りたいと思います。

