2024年6月29日土曜日

地域活性化論 今治市内産業観光inタオル(6/20)

 6月20日午後の「地域活性化論」(大成経凡先生)の授業は、30名の履修生とともに、タオルをテーマにした産業観光で今治市内各所をバスで巡りました。学生の国別の内訳は、日本人9名・中国人10名・ミャンマー人8名・ベトナム人3名でした。

 最初の訪問地は、本学からバスで10分弱の距離にあるコンテックスタオルガーデンです(今治市宅間)。こちらは、今治有数のタオル会社であるコンテックス㈱の直販所で、昭和25(1950)年竣工の織物工場をリノベーションしています。同社では、同時期竣工の織物工場を今も現役で使用しており、古いものを大切にする社風に学ぶべき点が多いように思います。2代目近藤憲司氏は、パナソニック創業者である松下幸之助のもとで若かりし頃に働いていましたが、実家のタオル会社を継ぐべく、幸之助に惜しまれて帰郷しました。このため、敷地内には幸之助の銅像が建ち、受けた薫陶をコンテックスの経営に生かしたことが感じとれます。タオルガーデンの内観は、採光用のノコギリ屋根の窓と小屋組の洋式トラスがとても印象的で、レトロな気分を満喫できます。同ショップは、贈答用のベビー用品を買い求めるお客様が多く、買ったその場で名前を刺繍してくれるサービスもあります。知っておくと得をする、隠れ家的なタオルショップといえます。


コンテックスタオルガーデン(内観)


コンテックスタオルガーデン(外観)


松下幸之助像(コンテックス敷地内)

 次の訪問地は、今治タオル工業組合の事務所も兼ねるテクスポート今治です(今治市東門町)。広大な紡績工場跡地に、平成3(1991)年3月オープンしました。この日のお目当ては、組合員各社のタオル商品が購入できる「今治タオル本店」で、各メーカーが自社ブランドの商品開発に励む様子が見てとれます。隣接する「今治タオル本店LAB」では、実際に織機を動かせて、常駐職員が製造工程の解説をしてくれます。今治タオルブランドを象徴する吸水性の5秒ルールも、ここで確かめることができるのです。

今治タオル本店LAB(5秒ルール)

今治タオル本店LAB(織機)

 最後の訪問地は、平成12(2000)年春にオープンした、世界初のタオルをテーマにした博物館「タオル美術館ICHIHIRO」です(今治市朝倉上)。しまなみ海道開通後は、今治市陸地部で今治城跡と並ぶ観光スポットとして地域振興に貢献して参りました。入館料を払うとタオルの製造工程が見学でき、タオルを使ったアート展示を楽しむこともできます。タオルショップ・レストラン・カフェ・お土産売場も併設され、散策を楽しめる1万坪のヨーロッピアン庭園もあります。学生たちは、タオルショップに陳列されたディズニー・サンリオ・ドラえもん・プーさんなどの図案のタオル商品に見入っていました。

 以上、タオル尽くしの産業観光となりましたが、次回の授業で振り返りを行い、海事産業と並ぶ今治市の基幹産業・タオルについて理解を深めたいと思います。

タオル美術館(ムーミン像)

タオル美術館(庭園のブランコ)


2024年6月28日金曜日

今治南高校2年生が「地域見学会」で来学

 6月18日午後、今治南高校2年生36名が、総合的な探究の時間の一環で本学を訪問されました。そこで、本学では6月16日に実施したオープンキャンパスさながらの、学校説明・体験授業でお出迎えすることに。

 学校説明は、入試広報委員長の大成先生の方から30分みっちりと。現在の高校2年生以下が対象となる新コース「地域未来創生コース」(準備中)のお話も少しさせていただきました。〝今治が学びのフィールド〟のスローガンのもと、今治が持つ「人財・産業・資源」の力をフル活用し、学生の潜在能力を引き出して、就職に向けてサポートして参りたいと考えております。学びの楽しさを知り、自分に合った道を探る中で、社会性を身につけて人間力を高めることができれば幸いです。

学校紹介(大講義室)


 体験授業は、あらかじめテーマを設定し、生徒さんに希望するコースを選んでもらいました。幼児教育「リトミックの基本と実践」(十河先生&岡田先生)・調理ビジネス「ピッツァ作り」(竹田先生&大西先生)・介護福祉「目になる手と口になる手」(上村先生)・国際観光「旅行業界について知ろう」(中山先生)で、幼児教育に最も多い16名が参加しました。ちょうど幼児教育学科では、今治市のネウボラ事業の研修で、現役の保育士さんも来学していて、一緒になって実践に生かせる指導法を学ぶことになりました。お遊戯を、楽しみながら取り組む姿が印象的でした。調理ビジネスコースでは、今治南高校卒の兵頭さんと安藤さんが、後輩たちのピッツァ作りをサポートしました。現在の本学1年生には、6名の今治南高校卒業生が在学しております(ほか、幼教2名・食物栄養2名)。

幼児教育学科


介護福祉コース


国際観光ビジネスコース

調理ビジネスコース

 さぁ、36名の生徒さんたちの目に、本学はどのように映ったことでしょう。アンケートを見ると、進学は短大志望者が少なく、専門学校を考えている生徒さんが多いようでした。まだ、半分の生徒さんは進路について決めかねている様子もうかがえました。そうした中、幼児教育の授業を受けた生徒さんが感想を多く記していました。「かなづちトントンが面白かった」「歌ったり、身体を動かして楽しかった」「幼稚園の先生方と一緒に授業を受けて、保育士の仕事に少し興味を持った」などの感想が見られました。夏休み期間中(7月21日・8月25日)に予定されているオープンキャンパスに、この日参加した生徒さんの中から、一人でも多くの参加があれば幸いです。





2024年6月27日木曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.4 食育SATシステムの操作方法を学ぼう!

 

◆◇◆学生感想◆◇◆

・SATシステムのパソコンを操作し大体の使い方を理解できたので良かったです。

食品の量を減らしたり、増やしたり、調味料の分量も変える事が出来たのですごく驚きました。2年生の先輩がやさしく教えてくださって操作の仕方を理解できたので良かったです。班でのSATシステム活動時は、全員意見が言えていて、良い班活動だったと思います。次に使う機会があったら率先して動きたいです。


・全体的にバランスの良い献立ができて良かった。

献立改善の時、果物なども加えて★★★★★(5つ星)がとれました。

初めて使った機会でしたが、栄養指導に使うにはとても便利で分かりやすく、楽しかったです。


・食育SATシステムを使う事により、いつもどのくらい栄養が取れているか知る事ができすごいシステムだと感じました。私の班は、1回目で食事バランスが良い!という結果が出たので、メニューの改善をすることはありませんでした。


・2年生がしっかりリードしてくれて、SATシステムについて丁寧に教えてくれたので、ちゃんと理解することができた。私の班は、1回目で星5を取れたので、他の班のような具体的な改善点の仕方を行っていませんが、脂質をもう少し採れば完璧だと思う。2年生と交流できる機会があれば、積極的に話したい。


2024年6月26日水曜日

幼児教育学科 6月 おでかけ児童館

本学での「おでかけ児童館」の報告です。

6月11日、今治市の児童館職員によるプログラムに13組の親子(保護者13人、子ども14人)に参加していただきました。

幼児教育学科1年生は、初めて「おでかけ児童館」の運営補助に入り、緊張しながらも、子どもさんや保護者の方と楽しい時間を過ごすことができました。




~プログラム~

・手あそび「はじまるよ」

・おなまえ、おへんじ「たかいたかい」

・ふれあいあそび「こちょこちょでんしゃ」

・手あそび「さかながはねて」

・工作「ふうせんで おさかなづくり」

・パラバルーン

・自由遊び(ボールプール、風船マット、風船タッチ、さかなつりコーナー)

・読み聞かせ「きんぎょがにげた」


<学生のコメント>

・緊張していて心配だったけれど、最後までやり遂げられたのでよかった。

・初めての活動で緊張があったけれど、目標であった「楽しむ」ことはできた。

・お母さんたちとたくさん話しができ、子どもたちと遊べて楽しかった。

・(最初は)人見知りをしていても、おもちゃなど物を通して関わることができた。

・最初は人見知りをしていた赤ちゃんが、最後は笑ってくれたことがとても嬉しかった。

・子どもたちの「まだ遊びたい」の言葉が何よりも嬉しかった。

・「楽しかった」「(次も)また来たい」と言ってもらえてよかった。

・児童館の先生にほめてもらえてとても嬉しく、自信にもなった。

・次回は自分から積極的に話しかけていきたいと思った。


児童館職員の方々には、手あそびやふれあい遊び、工作キット、パラバルーン、風船プールなど親子で遊ぶための様々な活動を教えていただきました。おかげさまで学生たちは、事前準備や練習の大切さ、支援者が楽しみながら活動することの大切さなど、多くのことを学ぶことができたようです。この日の学びを糧にこれからも、よりよい子育て支援が実践できるように様々なことを学んでいきます。





参加していただいた子どもたちと保護者の皆様、児童館職員の方々や関係の皆様、心より感謝いたします。本当にありがとうございました!!

本学での「おでかけ児童館」は次回、10月8日(火)に開催予定です。また遊びに来てくださいね。

7月2日(火)は、幼児教育学科2年生と今治市による「めいたん広場」が開催されます。ぜひ、ご参加ください。

2024年6月25日火曜日

6月オープンキャンパスを開催

 6月16日(日曜)、6月オープンキャンパスを開催したところ、4つのコースに15名の高校生・社会人の参加がありました。遠方からは、保育士を志望する高知県宿毛高校の生徒さんも駆けつけてくれました。

 いつものように、冒頭は入試広報委員長の大成先生による学校説明となりましたが、日本食研イメージキャラクターのバンコちゃんが同社新商品「ガーリックシュリンプ ライスの素」を持って参上!地域連携協定を結ぶ本学のため、参加者にプレゼントしてくれました。3月・5月オープンキャンパスに続き、伯方塩業(株)様からも塩サンプルを参加者にご協賛いただき、地域企業様とのつながりに感謝いたしております。

学校説明(大講義室)

日本食研・伯方塩業様よりご提供の商品


 30分ほどの学校説明の後は、めいたんプロモーションクルーの学生たち(1年生主体)がキャンパスツアーのナビを行い、本館ロビー・PCラウンジ・めいたんキッズファーム・音楽室などを参加者と一緒に見学しました。その後は、保護者説明会(入試制度・助成制度)と体験授業とに分かれ、生徒さんは各コースの教室へと移動しました。入試制度は昨年度と同様で、助成制度については「学園寮の入寮」や「家族同時入学」で得られる減免についての紹介を行いました。増え続ける留学生に対して、学内寮の日本人入寮は停止とし、FC今治高校明徳校前に新設された学園寮を短大生に向けても積極的に開放していくことになりました。


 体験授業のテーマは、幼児教育学科「リトミック〈音楽活動〉を体験しよう」(十河先生&岡田先生)・調理ビジネス「絶品 親子丼」(竹田先生&大西先生)・介護福祉「目になる手と口になる手」(上村先生)・国際観光ビジネス「中国語であいさつしましょう」(韋先生)でした。めいたんプロモーションクルーの学生たちは、授業補助する人と撮影グループとに分かれ、教室に突如進入してきたバンコちゃんのサポート役に徹する人もいました。バンコちゃんの中に入った女子学生さん(3人)、お疲れ様でした。

国際観光ビジネス

幼児教育学科

 体験授業の後は、めいたんホール(食堂)へ移動して、軽食をとりながらカフェタイム。参加者は、在学生・教員との交流ができ、本学の雰囲気をつかむとてもいい時間になったことでしょう。保護者の方には、この場で奨学金制度についての相談コーナーを設けました。希望者には、学園寮の見学も行いました。そして12:40頃には解散となりましたが、希望者は13:00からのオプショナルツアーに参加です。今回は、学園バスに乗って、しまなみ海道経由で伯方島の「ドルフィンファームしまなみ」へ参りました(総勢21名)。


カフェタイム

ドルフィンファームしまなみ

 想定外だったのは、強風のため波が高かったことです。見学用の浮桟橋が大きく揺れ、ジェットコースターのようなアトラクションの気分を味わうことができました。イルカにも会えたので、参加者は記憶に残るいい想い出となったようです。そして最後は、ツアー恒例の亀老山展望台です。モヤで四国山地は霞んで見えませんでしたが、そこを初めて訪れた参加者にとっては感動ものだったようです。


亀老山展望台

 次回のオープンキャンパスは7月21日(日曜)の開催となります(3年生は総合型選抜マッチング方式の対象)。みきゃん、こみきゃん、ダークみきゃんに会えるかも!午後のオプショナルツアーは村上海賊ミュージアムの見学で、希望者は和船の櫓漕ぎ体験や鎧着付け体験を予定。参加をお待ちいたしております。

 


2024年6月24日月曜日

介護福祉コース 立花地区総合防災訓練に参加して(6月9日)

 6月9日(日曜)午前中、介護福祉コース1年生9名が「地域活動法」の授業の一環として、今治市立立花小学校体育館で開催された立花地区総合防災訓練に参加しました。この訓練は毎年開催されていて、地域防災や自助・共助の活動に関心が高まればと、立花地区自治会長の伊藤雅章氏や同地区にお住まいの今治明徳学園監事の藤原勲氏のお誘いで参加させていただきました。


訓練に集まった地区住民


訓練の内容は、南海トラフ巨大地震や豪雨に備え、「災害時のトイレ対策」「応急手当」「みんなで助け合う避難や自宅での対策・備蓄」を3ブースで巡回実地体験しながら行うというものでした。インドネシア人の留学生3名も参加しました。


応急手当(インドネシア人留学生)

参加した矢野遼太郎君と矢野修都君によれば、すべてが初めて経験する作業内容や得られる知識だったことから、「参加して良かった」「とても勉強になった」という感想がきかれました。地区内の小中学校・高校の生徒さんの参加もあり、地区の老若男女を巻き込んでこのように大規模な訓練をしているところは珍しいようです。最後は炊き出し災害食(防災丼)の喫食を行い、解散となりました。


介護福祉コース1年生(日本人)

将来、介護福祉の職を目指す学生たちにとっては、地域の人と人の結びつきの大切さを知る良い機会にもなりました。災害自体も、いつ襲ってくるか分からず、知識を持ち合わせている・いないが初動のあり方にも大きく影響してきます。1年生は入学して2ヶ月が経過しましたが、そういう気づきの機会を与えて下さったことに感謝するとともに、今後も地域との連携を大切にして参りたいと思います。お世話いただきました伊藤様・藤原様、ありがとうございました。


体操のお手本を示す学生




2024年6月23日日曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.3 2年生 応用栄養学実習の授業紹介

 


◇◆◇学生感想◇◆◇
・シチューは細かくみじん切りにされていて食べやすく牛乳のまろやかさがあり美味しかったです。スープはだしの味が強く酸味があり少し苦手な味でしたが、対象者の年齢にはあっていると思います。お粥も理想の五分粥が出来ました。全体的な色合いも良い献立だと思います。

・既製品の離乳食との食べ比べをしてみると、既製品の離乳食は酸味が強く食べづらかったです。ミルクは調乳した方は甘く飲みやすかったのに比べ、ほほえみらくらくミルク(液体ミルク)は、鉄の味を強く感じました。



◇◆◇学生感想◇◆◇
・工夫したところは、幼児が喜びそうな献立を作成した事です。
定番のから揚げや、野菜たっぷり!栄養満点な味噌汁は、子どもの食欲をそそる献立にできたと思います。
反省点は、たんぱく質とカルシウムの数値が低くなってしまったことです。
幼児は育ち盛りなので、きちんとした体作りのために食事摂取基準に近づけていきましたが、そうすると塩分相当量が高くなってしまったので、次からの献立作りは気をつけたいです。今回の実習では、自分が栄養士として、みんなに指示をしたり、確認をする立場でした。実際に行ってみると上手くいかないことも多く大変でした。次回は、周りをよく見て効率よく動けるようにしたいです。
料理は全体的に美味しく作ることができましたが、マカロニサラダの量が多すぎたと思います。


2024年6月22日土曜日

国際観光ビジネスコース  6月15日 松山研修に行きました。

 国際観光ビジネスコース2023年秋入学1年生と2年生は松山市の道後に行きました。道後の代表的なシンボルでもある道後温泉本館前で記念撮影した後、各自で商店街や道後公園を散策したり、市電を利用して大街道商店街に行くなどしました。愛媛の名物の鯛めしやみかんのアイスクリームを食べたり、公園で各自が持参した弁当を食べたりして過ごしました。当初は雨予報でしたが、予報が外れていい天気の下、楽しむことができました。


留学生の皆さんは、日本の文化や地域について学びとることができました。これからもいろいろな地域に出かけて、日本について学んでほしいです






2024年6月21日金曜日

FC今治高校明徳校の短大見学会(6/14)

 6月14日午前中、FC今治高校明徳校の3年生10名が来学し、幼児教育学科・調理ビジネス・介護福祉・国際観光ビジネスの4つのコース分かれて、体験授業を行いました。

 最初は、大講義室で入試広報委員長の大成先生から学校説明がありました。このほど刊行したばかりの「大学案内」が参加者に配布され、週末の16日に迫っためいたんオープンキャンパスのPRも行いました。


学校説明

 その後は、各教室に移って50分間の体験授業となりました。各学科コースのテーマは、幼児教育「季節を感じ、季節を楽しむ」(相澤先生)・調理ビジネス「天津飯に挑戦」(竹田先生&大西先生)・介護福祉「介護福祉職の護身術Ⅱ」(杉本先生)・国際観光ビジネス「YOUもいまばり博士になろう!」(大成先生)でした。

 今後、6月29日にFC今治明徳校で開催予定の進路説明会に、大成先生が出席して保護者向けの学校説明を行う予定です。また、同校チェレンジコースで大成先生が出前授業を行い、同じ学校法人今治明徳学園の学校として、生徒の進路サポートに向けた連携を深めて参りたいと思います。


幼児教育学科


調理ビジネスコース



介護福祉コース



国際観光ビジネスコース

2024年6月19日水曜日

今治西高校のグローカル授業に出張(6月12日)

 今治西高校では、令和8年度からの国際科設置を前に、今年度から2年生を対象にした総合的な探究の時間「ZEST」の中に、国際と地域に関するグローカル分野の講座を設けました。この講座に、本学地域連携センター長の大成先生が講師として招かれ、4月17日には各班が設定したテーマに対して助言を行ったところです。

 今回(6月12日)は、各班の10分前後のプレゼンに対して助言を行うというもので、前回よりも精度を上げた発表内容に対して、研究者や年輩者の視点から意見を述べさせていただきました(大成先生は今西43期生)。また、テーマの中には、外国人へのヒアリングやアンケートを想定している班もあると知り、急きょ留学生3名(国際観光ビジネスコース)を引率して参加することとしました。


参加した留学生


 生徒たちは数名で5つのグループに分かれ、掲げたテーマは「外国人が暮らしたくなる今治にするために」「外国人にやさしい今治に」「方言から見えるその地の魅力」「今治を特産品で地域おこし」「今治を盛り上げよう~しまなみ海道を通して~」というものでした。今治市に住む外国人は年々増加しており、労働者・観光客それぞれの満足度や感じ方にアプローチしようとする班もありました。ぜひ、本学の留学生たちにもヒアリングして欲しいと伝えたしだいです。

 方言をテーマにした班の発表では、ある外国で方言を大切にする取り組みが紹介されました。そこで、参加した中国人留学生の王明亮さん・侯鎮宇さんとインドネシア人留学生のベニカさんに、それぞれのお国の事情について紹介してもらいました。中国にもインドネシアにも方言はあり、地方によってはお互い言葉が通じにくいところもあるとのことで、生徒たちは興味深そうに聞いていました。


授業の様子(意見を述べるベニカさん)

 休憩の際は、今治市で観光業の仕事に就いて働きたいというベニカさんと、民族衣装を身にまとった王さんに歩み寄る女子生徒がたくさんいました。やはり、外国人がどんな価値観なのかを知りたいのでしょう。外国人と間近で接することができる貴重な時間となったようです。


民族衣装の着付体験

 まちづくりの視点で今治をとらえようとする班に対しては、大成先生からキーパーソンとなる人物の紹介や活動事例の紹介、参考情報の提供などがありました。まだ16~17歳の高校生が、グローカルな観点から今治を元気にしたいと思う熱意に大成先生も感心した様子でした。今日の成果を受けて、各班は夏休みにも調査研究(ヒアリングなど)を続け、次回は10月16日に再び大成先生や留学生を招いて発表会を開催する予定です。

授業の様子(感想を述べる大成先生)

2024年6月18日火曜日

国際観光ビジネスコース 6月10日 話し方教室をしました

 国際観光ビジネスコース1・2年生合同で、元NHKアナウンサーの福井一恵先生をお招きして話し方教室を開催しました。面接試験のマナーや受け答えのしかたについて講演していただき、実際に面接での話し方の練習をしました。2年生は就職や進学試験でこれから面接試験を受ける機会が増えるので、今日学んだことを活かして、ぜひ希望するところへの就職や進学に役立ててほしいと思います。1年生で、来日したばかりの留学生にはちょっと難しかったかもしれませんが、日本語の正しい使い方を理解したと思います。今日の学んだことを活かして日本語を上達させてください









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