11月17日(日)午前中に開催された「立花地区住民運動会」(立花小学校体育館)に、本学から4名の学生がボランティアスタッフとして参加しました。今治市立花地区はカルチャーセンターを拠点に自治会活動が盛んで、地区をあげた総合防災訓練には全国から視察があるほどです。6月9日にはその防災訓練に介護福祉コースから1年生9名が参加しましたが、今回は介護福祉コース1年生3名(橋本さん・白石さん・後藤さん)と国際観光ビジネスコース1年生1名(ドアンさん)が参加し、競技の補助と選手の双方で運動会を盛り上げました。女子学生2名はゴールテープの係で、玉入れや買い物競走にも参加して、男子学生はある種目で一等をとってハッスルしたそうです。
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介護福祉コース1年生 |
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国際観光ビジネスコース1年生 |
平成の大合併で今治市は12の市町村が一つとなってもうすぐ20年を迎えようとしています。人口減少・少子高齢化等により地域ごとで活気が失われる中、小学校区でこうした運動会を開催し、地域住民の親睦交流を続けているところもあります。住民の結束が示される場が地区運動会といっても過言でなく、参加者の動員に苦労している区長さんも多いようです。ライフスタイルの多様化が進む中、地区のイベントに参加しない若い世帯が増えているようです。当日の競技以外に、準備に向けた事前の会合(夜)や世話係の役が大変と愚痴をこぼす住民も多いと聞きます。
その点、立花地区では今年、小さな子供からお年寄りまで老若男女359名の参加がありました。会場を小学校体育館としている点からも主催者の熱意が感じられます。これは、雨でも運動会が中止にならないという良さがあり、学生からはとても楽しかったという感想が聞かれました。元気なお年寄りが多いことにも驚いたそうで、地域福祉の視点で地区運動会を見ることができたようです。また、留学生で唯一参加したベトナム人学生は、運動会そのものが初めての経験で、最初は何をしたらいいのか分からず戸惑ったようです。それでも、慣れてくると、とても楽しかったとのことでした。学生たちには、とても有意義なボランティア活動になったようです。
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会場の様子 |
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競技の様子 |