「観光と地域経済」の講義では、地方交通について学ぶため、授業を履修している学生が西条市の伊予西条駅に併設されている鉄道歴史パーク西条に列車を利用して訪問しました。今年度は、日本、中国、ミャンマー、ネパール、スリランカ、インドネシアの学生48人が参加しました。人数が多いため、2班に分かれて12月7日と8日に分かれて実施しました。今治駅に集合し9:03発の伊予西条行ワンマン列車に乗車、到着後、ガイドの案内で資料館の中を見学し、午後の松山行のワンマン列車で今治に戻りました。
西条市は新幹線の生みの親ともいわれ、新幹線建設を進めた当時の国鉄総裁十河信二氏が高校時代を過ごした街です。資料館には開業当初の0系新幹線をはじめ、SLや昔の鉄道車両、四国の観光地を再現した鉄道ジオラマなどがあり、日本の鉄道や交通について学ぶことができました。日本で列車に乗るのは初めてという留学生も多く、中には母国に鉄道がなく、鉄道を見たり、乗車するのは初めてという人もいました。日本人学生も普段は車やバイク利用で列車に乗る機会は少ない人もいて、鉄道や交通について理解を深めるよい機会になりました。留学生のみなさんは、これから就職活動や外部の試験などで鉄道を利用する機会もあると思いますので、今回学んだことを活かして利用してください。
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新幹線の運転席に座る学生 |
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SLの運転席を見る |
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元JR四国運転士のガイドから鉄道車両について説明を聴く |
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十河信二さんと新幹線の説明を聴く |
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ジオラマに夢中になっている学生 |
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特急しおかぜアンパンマン列車と記念撮影。 日本のアニメは海外でも人気。 かわいくて乗りたくなります |
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鉄道に乗るのは初体験という学生もいました |
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伊予西条で帰りの列車が到着。 四国では当たり前の1両編成の列車も留学生には珍しいようです |