11月22日(火)10:30~12:00 「地域福祉論」 テーマ: 障がい者の就労について
社会福祉法人来島会 就業・生活支援センターあみ
主任就業・生活支援ワーカー河野洋輝さまによる講話
本学園と連携協定を締結している社会福祉法人来島会から講師をお招きして「障害の種類」、「福祉制度の歴史」、「障がい者の就労」、「地域の現状」などを中心にお話をしていただきました。
その後、グループワークの課題分析の例として講師によるカップラーメンの手順書についての作成方法を学び、1.細かすぎずにシンプルに、2.1行に一つの行動単位、3.具体的な基準を示す、4.ものに名前を付ける、4動作に名前を付けるなどの注意点に気をつけながら、4つのグループに分かれてグループワークの課題分析を行いました。
【課題分析 テーマ】:歯磨きの課題分析
グループワーク「歯磨きの作業工程の手順書の作成」・グループ発表
学生の感想
・障がい者の就労について「オープン」、「クローズ」、「福祉的就労」の三つの分野を教えていただいたことも「介護の仕事」の視点以外に、社会人としての視野を広げることができた。
・今、自分ができることは障がい者を受け入れるための準備だと思う。障がい者が何に困っているか、それに対してどう対応するのかといった「合理的配慮」を想定し、整備が必要であると思った。
・障がい者をお持ちの方一人一人に心を寄せていくきっかけとなった。
・障がい者のボランティアに参加できる機会があれば、できるだけ参加し、障がい者の方とふれあうことが必要だと感じた。
・作業工程の課題分析では、自分たちが無意識に行っていることでも行動を分解すると項目が多く、作業は簡単でも説明は難しいと思った。
・入所施設において、障害の程度や高齢化による就労困難者がいることを知った。障がい者の高齢化という問題も地域福祉において考えなければならないと強く感じた。
河野講師からは地域に目を向け困っている人を支えられるようになってほしいとエールをいただきました。