12月23日の「日本を学ぶⅡ」は、昨年に続いて今治市湊町にある曹洞宗寺院「城慶寺」で座禅体験授業をしました(学生・教職員7名参加)。同寺は来島海峡の海岸道路沿いにあり、境内に村上海賊の小湊城跡があって日本遺産となっております。極寒・強風の当日は、見晴らしのいい城跡への登城はあきらめ、本堂にて丹下ご住職の法話と座禅体験に専念することとしました。
今回の座禅体験は学生の発案で、新たなチャレンジは、きっと将来の糧となることでしょう。賞味15分ほど座禅をすることとなりましたが、終了後に足のシビレで一人立ち上がれない学生がいて笑いを誘いました。座禅を終えた後、丹下ご住職の法話が身に沁みます。「あわただしい生活を送っているみなさんにとって、ふと立ち止まって何もしないということも大切なことです。いつもとは正反対のことをすると、色々と気づくことがあるはずです」と。
股関節や腰の痛み、あるいは足のシビレを感じる中で、心を落ち着かせて日々の生活を振り返る貴重な時間を得ることができました。昨年も12月下旬に同所で座禅体験をしましたが、1年があっという間に過ぎたようで、心機一転で2022年も学生たちと共に頑張りたいと思います。