2023年11月29日水曜日

調理ビジネスコース 第23回農業まつりに出店(今治港)

 4年ぶりの通常開催となった「第23回農業まつり」(越智今治農業協同組合主催)に、本学調理ビジネスコース1年生が出店しました。今年度、同コースとJAおちいまばり婦人部とのコラボ事業で、里芋の親芋を活用したレシピの考案が進められて参りました。試食会をへて改良を重ねる中で8種類のオリジナルレシピが考案されましたが、当日はその中でクリームコロッケ・里芋だんご・メープルクッキー・焼きプリンを調理・販売することとなりました。

めいたんのブース

 あいにくの強風で開催が危ぶまれましたが、会場の今治港(片原大型フェリー駐車場跡)は第16回漁業まつり(今治地区漁業協同組合協議会主催)も併催したことで、大勢の来場者が見られました。もしも中止だった場合、本学のブースはJAおちいまばりの産直市「さいさいきて屋」での代替販売を計画するなど、期待値の高い企画だったようです。

接客の光景
 10時30分から、各飲食ブース一斉に販売が始まりますが(待ちきれずにフライングしているブースもあり)、めいたんブースはクリームコロッケが好調でした。1パックにコンソメ味とカレー味の俵型コロッケが1個ずつ入って150円。担当の大西先生が赤字を心配するほどの安値で、開始から1時間ほどが経過した11時37分に150パックが完売。焼きプリンも同じ頃に完売し、13時30頃には店じまいとなりました。

 1年生6名(女子4名・男子2名)にとっては、学生祭の経験をへて、初めての檜舞台となりました。プリンとクッキーは事前につくってラッピングしていましたので、当日はコロッケの揚げ物とだんごの茹でる作業が、客足を見ながらの作業となりました。コロッケはずっと揚げ続け、完売とともに作業終了となり、その後はだんごとクッキーが完売するまで頑張りました。2人の女子学生が売り子・会計を担当し、愛想よく手際よく応対している姿が印象的でした。試食コーナーも用意していたことで、本学のPRもしながら、お客様の反応を見ることもできました。

人気の里芋コロッケ
 今後は、舞台を「さいさいきて屋」へ移し、農業まつりに出品されなかった〝里芋と海老のしんじょう〟〝里芋のハンバーグ〟などが食堂のメニューとして販売されるものと思います。また、本学と包括連携協定を結ぶJAおちいまばりでは、今回の農業まつりに合わせて、学生たちが考案した8種類のレシピをA4×1枚のチラシ(配布用)にまとめてくれました。サポートをいただき、本当にありがとうございました。

 里芋の親芋は、本来は廃棄されるものですが、こうして新たな食材に再生して市民に喜ばれることは、SDGsの観点からも微笑ましいかぎりです。地域連携に励む学生たちの取り組みを、今後とも温かく見守って頂けると幸いです。


ブース内の様子



里芋団子を調理


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