11月10日(金)の「日本を学ぶⅡ」(16:10~17:40)は、愛媛県指定史跡の今治城跡を履修生19名が訪ねました。あいにくの雨模様でしたが、幸いにも今治城模擬天守の博物館をメインとした視察にしていましたので、バスで到着するや、学生たちは急いで入館し、6階建ての最上階を目指しました。今回は、閉館時間が17時ということもあって、30分弱しか見学できない中、参加した留学生全員が天守閣内部を見るのが初めてということでした(中国9・ネパール3・ミャンマー2・インドネシア1)。そこで、展示資料よりも最上階からの眺望を優先させ、秋入学したばかりの留学生たちには、そこから見える今治市街の景色を楽しんでいました。ミャンマー人の留学生たちは、そこから見える市街・平野・山々・海・島の多くが今治市と知って驚いていました。
小雨の曇天ということで、逆光もなく、かえって景色がクリアに見えた良さもありました。今治港を見ると、週末のイベントに備えて寄港した3本マストの「帆船みらいへ」の姿もありました。閉館5分前には、「蛍の光」と「今日の日はさようなら」の曲が流れ、館を後にして藤堂高虎像前で記念撮影。時間があれば、内堀に棲息するクロダイなどの魚類観賞に興じても良かったのですが、それは天気のいい日に再チャレンジしたいと思います。そして足早にバスの乗り込むと、「帆船みらいへ」のライトアップが見えたので、寄り道することにしました。
次週の授業では、今治城跡の歴史背景の解説をしながら、その他の今治市内の文化財の魅力や価値について紹介したいと思います。
今治城天守最上階 |